- Obsidianを用いた情報管理と知識創造
- MCPプロトコルのセキュリティ
- ChatGPTとChrome拡張機能cocopyを用いたURL共有
- xAI社のチャットボットGrokのバグと南アフリカの白人虐殺陰謀論
- ChatGPTを用いた業務改善
- xAIのチャットボットGrokのバグと南アフリカの白人虐殺陰謀論
- AIによるソフトウェア開発者への影響とマイクロソフトの人員削減
- コードレビュー自動化ツールの開発とテスト文字列
- SteamにおけるSMSメッセージ漏洩事件
- 日本のサイバーセキュリティ人材育成
- Oracle JDKのライセンスとサポート
- BlueskyとAIエージェントを用いたSNS実験
- Go言語開発者の減少に関する海外記事紹介
- Googleのメールアドレスとドメインを用いた巧妙なフィッシング詐欺
- スライドツールMarpの開発と保守
- 楽天モバイルの四半期黒字達成と宇宙空間からの携帯電話サービス
- コードレビューシステムにおけるDevinからRoo Codeへの移行
- GoogleスプレッドシートにおけるGeminiによる自然言語操作
- Google DeepMindによる進化型AI AlphaEvolveの発表
- APIシナリオテストツールの比較とrunnの採用
- ケルヒャーのドローンを用いた高所清掃システム
- ChatGPTにおける図解の文字化け問題と解決策
- Raycast AI APIを使った拡張機能開発、TypeScript、WebAssemblyなど
- プロンプトエンジニアリングの現状とAIの進化
- AIの進化と知的労働の変化
- WebAssemblyで実装されたJavaVM CheerpJ 4.0のリリース
- イギリス貴族院によるAI訓練データ公開義務付け修正案の可決
- サンコー、MSI、iiyama、ASUSなどの新製品情報
- マネフォにおけるAI活用事例と課題
- さくらクラウドの開発体制とガバメントクラウドへの認定取得
Obsidianを用いた情報管理と知識創造
Obsidianを「データの墓場」ではなく「知識の錬成炉」として捉え直し、情報を知識に変換する手法を紹介する記事です。Obsidianを用いたメモ作成は、事実、抽象化、活用の3要素から構成され、入力された情報を編集・構造化・リンクすることで永続的なメモを作成し、学習効率の向上を図るワークフローを提案しています。
MCPプロトコルのセキュリティ
GMO Flatt Security Blogの記事「MCPにおけるセキュリティ考慮事項と実装における観点(前編)」では、大規模言語モデル(LLM)と外部システムの安全な連携を可能にするModel Context Protocol(MCP)のセキュリティについて解説しています。MCPの基本や潜在的な脅威、MCP Clientの設定ファイルにおける脆弱性とその対策(最小権限の原則、OAuthなど)、複数のMCP Serverへの接続による情報漏洩リスクと人的確認の重要性、悪意のあるMCP Server実行の影響とコンテナ化・Denoを用いた対策法などが詳細に説明されています。
ChatGPTとChrome拡張機能cocopyを用いたURL共有
Chrome拡張機能「cocopy」とChatGPTを組み合わせることで、URLの共有を効率化できる方法が紹介されています。HTML文章を直接ChatGPTに渡すとクレジットを大量消費するため、Readability.js等のライブラリを用いた本文テキスト抽出が理想的ですが、簡易的にはpタグ抽出と空白削除で対応可能です。さらに、APIからのJSON結果をパースし必要な部分だけ抽出する後処理も必要です。ChatGPTへの命令をカスタマイズすることで様々な文章生成が可能になり、GitHubで公開されているスクリプトを使用できますが、OpenAI APIキーの取得と課金が必要となります。
xAI社のチャットボットGrokのバグと南アフリカの白人虐殺陰謀論
xAI社のチャットボット「Grok」が、ユーザーの質問内容に関わらず、南アフリカの「白人虐殺」陰謀論に執拗に言及する不具合が発生しました。法人向けソフトウェアや野球選手の年俸に関する質問にも、この陰謀論に関連した回答が返ってきており、AIの開発における調整の難しさを示す事例となっています。イーロン・マスク氏が過去にこの陰謀論を拡散していたこととも関連性が指摘されており、xAI社は現時点でこの問題についてコメントを出していません。
ChatGPTを用いた業務改善
ChatGPTを用いた業務改善プロジェクトの成功と失敗事例について解説した記事で、採用活動や人材営業での成功事例を基に、早期に効果を実感できるよう業務フローの可視化やボトルネック特定、改善インパクト試算を行う重要性、過度な期待を避けること、生成AIの得意分野(定型作業)と人の役割分担、プロンプト共通化による業務標準化、導入後の組織定着といった成功のためのポイントを詳細に説明しています。
xAIのチャットボットGrokのバグと南アフリカの白人虐殺陰謀論
xAI社のチャットボット「Grok」において、ユーザーの質問内容に関わらず「南アフリカの白人虐殺」について繰り返し発言する不具合が発生しました。複数のユーザーから同様の報告があり、質問内容との関連性は見られませんでした。この問題は、イーロン・マスク氏やドナルド・トランプ氏の主張と関連している可能性が指摘されていますが、xAI社は公式にコメントしていません。現在は修正されているものの、この事例は、AIシステムの微妙な調整が予期せぬ重大な問題を引き起こす可能性を示唆しており、AI開発におけるリスク管理の重要性を改めて浮き彫りにしています。
AIによるソフトウェア開発者への影響とマイクロソフトの人員削減
マイクロソフトが約6000人の人員削減を発表し、その多くはソフトウェアエンジニアです。AIによる自動化が人員削減の大きな要因となっており、AI関連投資拡大とコスト削減の両面から実施されたとされています。削減対象にはプロダクトマネジメント職や技術系プロジェクト管理職なども含まれ、管理職のフラット化も目的の一つとして挙げられていますが、詳細は不明です。
コードレビュー自動化ツールの開発とテスト文字列
2024年までに、Sansanなどを含む企業におけるコードレビューの自動化を目指したプロジェクトが進行中で、Pythonを用いた自動化ツールの開発が中心となっています。このツールは既存システムの効率化を目的とし、特にUnicodeを用いた悪意のあるコード(Trojan Sourceなど)の検出に注力しています。対応予定言語はC、C++、C#、JavaScript、Java、Rust、Go、Pythonなど多岐に渡ります。
SteamにおけるSMSメッセージ漏洩事件
Steamにおいて、8900万件規模のアカウント情報漏洩が発生した可能性が報じられています。攻撃者はTwilioのAPIを悪用し、SMSによる2段階認証を迂回することで不正アクセスを行い、電話番号や当時のワンタイムパスワードを含む個人情報を取得したとされています。Valve社は被害状況の調査と対策を実施しており、ユーザーにはパスワード変更とセキュリティ強化が推奨されています。攻撃手法の詳細についてはセキュリティ企業BleepingComputerが分析結果を発表しています。
日本のサイバーセキュリティ人材育成
政府は、深刻化するサイバー攻撃への対策として、2030年までに情報処理安全確保支援士の資格保有者を現在の2倍となる5万人へ増やす方針を発表しました。これは資格取得費用負担の軽減(実践講習の免除など)や、企業と資格保有者のマッチング促進(名簿作成)などの施策を通して実現を目指します。さらに、企業のサイバー対策強化のため、評価制度導入と補助金支給も予定されており、官民連携による総合的な対策強化が図られます。
Oracle JDKのライセンスとサポート
Oracle JDKのライセンスとサポートについて解説した記事で、Java 8以前はBCL、8u211以降〜16はOTN for Java SE、17以降はNFTC(その後OTNへ移行)とライセンスがバージョンによって変化していること、無償と有償ライセンスの違い、それぞれのライセンスの種類(BCL、NFTC、OTN)、本番環境利用に必要な有償ライセンス(Java SE Universal Subscription)、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)利用時の無償ライセンス提供条件、ライセンスとサポートの違い、開発環境と本番環境の区別、自動アップデートの注意点などを詳細に説明しています。
BlueskyとAIエージェントを用いたSNS実験
すぎゃーんメモの記事では、作者がBluesky上でAIエージェントによるSNSアカウント運用実験を行った過程が報告されています。OpenAI Agents SDKと自作のRust製MCPサーバーを用いて、架空の人物像を設定したAIに投稿や返信をさせ、LLMの限界を克服するために自作サーバーによる処理補完を試みました。実験の結果や今後の課題として、AIの知識量増加と行動の自然さ向上が挙げられています。
Go言語開発者の減少に関する海外記事紹介
海外の記事によると、近年Go言語から離れる開発者が増えているとの報告があり、その理由について解説しています。記事では、Go言語の人気低下に関する現状と、開発者たちがGo言語から離れる理由を複数の要因から分析しています。
Googleのメールアドレスとドメインを用いた巧妙なフィッシング詐欺
近年増加しているフィッシング詐欺において、送信元がGoogleアドレスで送信ドメイン認証を突破する非常に巧妙な新手法が発見されました。これは、召喚状を装ったメールで偽のログインサイトへ誘導し、Google OAuthアプリケーションを悪用することで、受信者のGoogleアカウント情報を窃取することを目的としています。この手法は、従来の手法よりも高度な技術を用いており、注意が必要です。
スライドツールMarpの開発と保守
スライド作成ツール「Marp」の開発者である服部さんが、初代Marpの開発停止に追い込まれた原因であるコードの複雑化を解決するために、モジュール化とTypeScriptの採用によるアーキテクチャ改善を行い、保守性と拡張性を高めて再開発した過程を紹介しています。初代MarpはElectronを用いたデスクトップアプリでしたが、人気急増によるIssue増加でコードが複雑化、保守が困難になったため、二代目MarpではVS Code拡張機能やCLIツールとして提供することで、拡張可能なエコシステムを構築し、開発を継続可能にしました。この経験を通して、服部さんはフロントエンドエンジニアとしてのキャリアを確立しました。
楽天モバイルの四半期黒字達成と宇宙空間からの携帯電話サービス
楽天モバイルが携帯キャリア事業参入後初めて四半期黒字を達成した一方で、AST SpaceMobile社は2026年4月にBlueBird Block 1衛星を用いた宇宙空間からの携帯電話サービス開始に向け、26個の4Gセルを運用開始予定であり、NTTドコモも2026年以降に同社の衛星通信サービスと連携開始予定で、地上からのSMS送受信やIMSI認証にも対応予定です。さらにNTTドコモは、5G網と連携し、2024年には宇宙空間からの通信試験を行う予定で、このサービスは世界各地の僻地などへの携帯電話サービス拡大に繋がる見込みです。
コードレビューシステムにおけるDevinからRoo Codeへの移行
AIエージェント「Devin」を用いたコードレビューにおける精度やコスト、速度の課題を解決するため、「Roo Code」への移行を実施し、Workflowを独立したモードに分割することでオーケストレーションを実現、Devinを上回るレビュー精度と速度、そして改善されたメンテナンス性を達成した事例を紹介しています。具体的には、定量・定性的な成果と、Roo Codeの設計思想について解説しています。今後は各モードのチューニングによるAIレビューシステムの更なる発展を目指します。
GoogleスプレッドシートにおけるGeminiによる自然言語操作
Googleは、AI Geminiを活用し、Googleスプレッドシートを自然言語で操作できる機能を発表しました。これにより、複雑なデータ分析や、ドロップダウン作成、条件付き書式の適用といった操作を、自然言語による指示で実行できるようになります。ただし、現状では一部機能に制限があり、複雑な条件付き書式の設定などは対応していません。Google Workspaceの特定プラン契約者のみ利用可能です。
Google DeepMindによる進化型AI AlphaEvolveの発表
Google DeepMindが、AIが自らアルゴリズムを発見・進化させる新しいシステム「AlphaEvolve」を発表しました。このシステムは、既存のAIモデル、例えばGemini FlashやGemini Proなどの性能向上に活用され、TPUを活用することで計算コストを抑えつつ性能を向上させることが可能です。AlphaEvolveは、Google DeepMindのAI開発を加速させる重要な技術となることが期待されています。
APIシナリオテストツールの比較とrunnの採用
バックエンドエンジニアがAPIシナリオテストツールPostman(Newmanを含む)、Tavern、runnの3ツールを比較検討し、複数API連携テストの効率化を目的として、YAML記述によるGit管理の容易性と充実したデバッグ機能を備えたrunnを採用した経緯と、APIのバグ発見、テスト効率向上に成功した事例を紹介しています。
techblog.technology-doctor.com
ケルヒャーのドローンを用いた高所清掃システム
ケルヒャー社は、NTTとDJIが共同開発した5Gを活用したドローン映像配信システムを用いて、ドローンによる高所清掃を社会実装する計画です。このシステムは、DJI Flipという小型軽量ドローンと5Gネットワークを組み合わせることで、高画質の映像をリアルタイムで配信し、高所にある建物の洗浄作業を効率的に行うことを目指しています。この技術は、高所作業の危険性を軽減し、作業効率を向上させるだけでなく、報道やインフラ点検など、幅広い分野での活用が期待されています。
ChatGPTにおける図解の文字化け問題と解決策
ChatGPTで図解を作成する際に日本語が文字化けする問題とその解決策について解説しています。原因はChatGPTに日本語フォントがインストールされていないためで、Google Fontsから日本語フォントをダウンロードし、ChatGPTにアップロードすることで解決できます。ただし、アップロードしたフォントは新しいチャットごとに再アップロードが必要です。具体的な手順も説明されているため、ChatGPTで図解を作成する際に日本語が文字化けする問題に遭遇したエンジニアにとって役立つ情報です。
Raycast AI APIを使った拡張機能開発、TypeScript、WebAssemblyなど
Raycast AI APIを使った拡張機能開発やts-morphのパフォーマンス改善、webpackからRspackへの移行、GitHub ActionsとDatadogを用いたコード監視、MinecraftとChatGPT連携、Qwikフレームワーク、Vue.jsの型チェック強化、データ基盤技術選定といった実践的な技術記事に加え、ソフトウェア開発の複雑性軽減、AI、GraphQL、Kubernetesといった幅広い技術トピック、そして個人開発における学習方法まで網羅した、SaaS公式MCPサーバー開発を通して得られた知見を共有する記事集です。
プロンプトエンジニアリングの現状とAIの進化
2022年に登場したChatGPTを始めとする大規模言語モデル(LLM)の急速な進化と、Time誌の記事(23年4月時点)を引用した現状分析、多くのAIチャットボットにおけるLLM活用とその技術的進歩と課題、LLMの潜在的リスクや倫理的問題、AI生成コンテンツの著作権、そしてLLMの未来への展望などが解説されています。
AIの進化と知的労働の変化
AIによる単純作業の効率化によって、エンジニアは難しい仕事に取り組む時間が減少し、無限に存在する単純作業に追われる状態になっているという現状が指摘されています。その結果、簡単な作業をこなすことに満足し、複雑な問題解決や高度な思考力を要する「知的労働」に抵抗を感じるようになっている可能性があり、時間管理を工夫して意識的に難しい仕事に取り組む必要性が訴えられています。
WebAssemblyで実装されたJavaVM CheerpJ 4.0のリリース
WebAssemblyでJavaVMを実装したCheerpJ 4.0が正式リリースされ、Java 11に対応しました。既存のJarファイルを再コンパイルせずに、Webブラウザ上でJavaアプリケーションを実行できるようになりました。JavaバイトコードをJavaScriptに変換して実行する仕組みで、IntelliJ IDEAのような大規模なJavaアプリケーションも実行可能です。さらに、Java版マインクラフトをブラウザで実行できる「Browsercraft」も公開されています。
イギリス貴族院によるAI訓練データ公開義務付け修正案の可決
イギリス貴族院が、AI企業による著作権コンテンツの無断使用を認める政府法案に対し、AI企業がトレーニングに使用した著作物の公開を義務付ける修正案を可決しました。政府はAI企業による著作物無断使用を容認する方針でしたが、アーティストやAI企業からの反対を受け、貴族院はAI開発の透明性向上と著作権保護強化を目指し、修正案を通しました。この修正案は今後下院で審議され、成立するかどうかが決まります。
サンコー、MSI、iiyama、ASUSなどの新製品情報
サンコーより、没入できるプライベート空間を構築可能な「コシツブース」に加え、ハンドサイン操作スマート扇風機「むきせん」、推し活モニタースタンド、シリコンチューブLEDライト、LEDライト付きルーペなどが発売されました。一方、MSIからはGeForce RTX 5090搭載ノートPC「Vector 17 HX AI A2XW」、Core Ultra 9搭載ビジネスノートPC「Prestige-16-AI-Evo」、PCケース「MPG VELOX 300R AIRFLOW PZ」が発表されています。さらに、iiyamaの23.8型IPS液晶ディスプレイ「ProLite XUB2492HSU-W6」、ASUSのROGシリーズグラフィックボードとホワイトカラーゲーミングマザーボード、AMDのCPU「EPYC 4005」シリーズに関する情報も公開されています。
マネフォにおけるAI活用事例と課題
マネフォ社員2500人を対象としたAI活用法に関する記事で、ChatGPTなどの大規模言語モデル(LLM)の利用状況と課題、AI生成コンテンツにおける倫理的問題や著作権、正確性の課題、DeNA、IIJ、Sansanといった企業のAI活用事例、AI開発における技術的課題や安全性・信頼性向上への必要性、そしてAI進化に伴う社会への影響と適切なガバナンスの重要性について解説しています。
さくらクラウドの開発体制とガバメントクラウドへの認定取得
さくらインターネットが政府共通クラウドサービス「ガバメントクラウド」認定取得を目指し、開発体制を5チーム体制に変更、認証認可・統制基盤開発にDjangoフレームワークを採用し、約半年で認証認可機能を切り出した事例を紹介。機能単位のチーム分けによる意思決定の迅速化、ドメイン知識の範囲縮小による新規参入容易化、具体的なコーディングガイドライン策定によるコード品質向上と開発スピード向上を実現しました。