- 「リモートデスクトップ」アプリの後継アプリ「Windows App」
- Mac版ChatGPTの新機能:XcodeとVSCodeのコード編集
- 高機能海外メーカーNASの紹介
- AIの知識蒸留技術
- AIコーディングツールDevinを用いたコードレビュー
- 運転手の視線を車体に投影する技術
- Google NotebookLMの使い方とRAG構築
- ObsidianとCursorを用いた知的生産システム
- JavaScriptのブラウザ上での動作解説
- TypeScriptコンパイラのGo言語ネイティブ実装
- TypeScriptコンパイラのGo言語ネイティブ実装プロジェクト
- X(旧Twitter)へのDDoS攻撃
- さくらのクラウドの新機能追加
- Zenn社におけるAIコーディングエージェントDevinの導入とエンジニアの役割
- Ryzen 9 9950X3Dのベンチマーク結果
- 世界初の100%AI生成論文の査読通過
- JSONとYAMLの比較とAPIドキュメント作成への活用
- さくらインターネット江草CIOによる生成AIの活用事例
- VS Code拡張ClineによるDeepSeek R1とV3の無料利用
- Devinによるライブラリバージョンアップのリスク評価
- C言語公式ホームページ開設
- X Bot作成のためのAWS LambdaとX API連携手順
- NTTデータによるVMware代替製品・サービス発表
- デスクトップでのモバイルモニター活用
- 不確実性を抱えた状況でのソフトウェアリリース
- TypeScriptコンパイラのGo言語ネイティブ実装とTypeScript 7への期待
- IIJにおける生成AIの業務活用事例
- OpenAIのAIエージェント構築用ツール
- 検索×生成AI技術DeepRAG
- おやつカンパニーへの不正アクセスと個人情報流出の可能性
「リモートデスクトップ」アプリの後継アプリ「Windows App」
Microsoftは5月27日をもってMicrosoft Storeの「リモートデスクトップ」アプリのサポートを終了し、ダウンロード・インストールできなくなります。「Windows App」への移行が推奨されており、同アプリはクラウドPCなど複数のサービスへのアクセスに対応し、Windows 11 Home/Proで利用可能です。PCへのリモートデスクトップ接続はWindows標準機能を使用します。
Mac版ChatGPTの新機能:XcodeとVSCodeのコード編集
Mac版ChatGPTの新機能として、ローカルマシン上のXcodeやVSCodeで開発中のコードを直接読み込み、ChatGPTと対話形式で編集・修正しながらプログラムを作成できるようになりました。ChatGPTのチャットバーから指示することで、コードの変更点をDiff表示で確認した上で反映できます。これは、AIモデルによる直接的なコーディング支援機能の実装が進むことを示唆しています。
高機能海外メーカーNASの紹介
海外メーカーUGREENのNAS「NASync DXP4800 Plus」が、クラウドファンディングで6億6600万円以上の支援を集めるなど、国内で注目を集めています。本製品は、設定が簡単で月額料金不要、データを一元管理できる点が特徴で、PCやスマホとの相性も良く、アプリで様々な機能が利用できます。初期コストはHDD/SSD購入が必要なため高めですが、長期利用を考えるとコストパフォーマンスが良いと評価されています。
AIの知識蒸留技術
AIの知識蒸留は、巨大で高性能なモデル(教師モデル)の知識を、小型軽量なモデル(生徒モデル)に転移させる技術で、Deepseekでも利用されています。これにより、計算コストを抑えつつ高性能を維持できます。ロジット蒸留、特徴蒸留、アテンション蒸留という3つの手法があり、それぞれ異なる情報を蒸留します。GoogleのBERTやOpenAIのGPTなど、多くの企業がモデルの軽量化にこの技術を活用しており、AIモデルの効率化、コスト削減、環境負荷軽減に貢献する重要な技術です。
AIコーディングツールDevinを用いたコードレビュー
AIコーディングツール「Devin」を導入し、コードレビュープロセスを自動化することで、コード品質向上と開発速度の向上を両立させた事例を紹介しています。DevinをAIレビュアーとして活用し、バグの事前防止や設計パターンの統一化を実現、さらにプロンプトとKnowledgeを使い分けるチューニング方法や、GitHub Actionsを用いた自動レビューの導入方法についても解説しています。
運転手の視線を車体に投影する技術
神戸高等専門学校が、運転手の目の動きを車体にリアルタイムで巨大表示する技術を提案しました。これは、SeamlessというWebサービスで開発された画像データ高速処理技術を応用したもので、shiropen2氏も開発に関わっています。従来の処理速度60.9秒を87.0秒に短縮したこの技術により、運転手の意図を周囲に効果的に伝え、交通安全に貢献できると期待されています。
Google NotebookLMの使い方とRAG構築
GoogleのNotebookLMは、ユーザー自身のデータを用いて動作する生成AIツールで、RAG(Retrieval Augmented Generation)技術により、アップロードした論文、書籍、社内資料などから正確な回答を得たり、要約を作成したりできます。無料版と機能が拡張された有料版NotebookLM Plusがあり、ポッドキャスト生成機能も備えており、音声による内容理解も可能です。
ObsidianとCursorを用いた知的生産システム
ObsidianとCursorを組み合わせた知的生産システム「Obsidian in Cursor」を紹介しており、Zettelkasten方式に基づいたメモの整理、AIによる分析・アウトプット生成、Anki、Slidev、ebook2audiobookなど他ツールとの連携による効率的な知的生産性向上を実現する具体的なフレームワークと実践例が示されています。
JavaScriptのブラウザ上での動作解説
メルカリエンジニアリングによる記事では、フロントエンドパフォーマンス改善調査の一環として、JavaScriptがブラウザでどのように動作するかを解説しています。JavaScriptエンジン、イベントループ、Web APIs、コールバックキューといった主要コンポーネントとそれらの処理フローを詳細に説明し、コールスタック、ヒープ領域、タスクキュー、マイクロタスクキューといった概念についても解説しています。さらに、Nuxt.jsアプリの初期化におけるマイクロタスク処理のボトルネックについても言及しています。
TypeScriptコンパイラのGo言語ネイティブ実装
TypeScriptコンパイラのネイティブ実装による大幅な性能向上を目指すプロジェクトが発表され、エディタ起動時間、ビルド時間、メモリ使用量の劇的な削減(ビルド時間は最大10倍高速化)が期待されています。Go言語で開発され、既存コードと同一ライセンスで公開予定で、2025年中旬にコマンドライン型チェック、年末には機能完全なソリューションが提供される見込みです。AIツール開発など、次世代開発環境の基盤となる技術として注目されています。
TypeScriptコンパイラのGo言語ネイティブ実装プロジェクト
MicrosoftがTypeScriptのGo言語によるネイティブ移植プロジェクトをGitHubで公開しました。現時点では開発中の段階であり、実行可能な成果物は提供されていませんが、Go 1.24以降、Node.js、npm環境があればローカルで実行可能です。TypeScriptのリポジトリをサブモジュールとして利用し、基本的な構文解析や型チェックは動作するものの、JSXサポートや宣言ファイルの出力などは未実装です。将来的にはこのプロジェクトの成果物がTypeScript本体に統合される予定です。
X(旧Twitter)へのDDoS攻撃
X(旧Twitter)で発生したシステム障害について、親パレスチナ系ハッカー集団「ダーク・ストーム」がDDoS攻撃によるサーバーへの過負荷が原因だと犯行声明を出しましたが、証拠は提示されておらず信憑性は不明で、イーロン・マスク氏はウクライナ地域からの攻撃だと主張しています。
さくらのクラウドの新機能追加
さくらインターネットは、IaaSサービス「さくらのクラウド」に13の新機能を追加しました。これらの機能は全てβ版として無料で提供され、イベント通知機能やHSM(秘密鍵管理ハードウェア)などが含まれています。「さくらのクラウド」は政府のセキュリティ基準を満たしており、2025年2月には関連サービス「AppRun」のトライアルも開始予定です。
Zenn社におけるAIコーディングエージェントDevinの導入とエンジニアの役割
Zenn社がAIコーディングエージェント「Devin」を試験導入し、1ヶ月で30個以上のプルリクエストのマージに貢献したと報告しています。Devinは自律的なコード生成能力を持ちますが、効果的な活用にはタスクの明確な分割と詳細な指示が重要であり、複雑なタスクには不向きな面も示唆されています。コスト効率は良いものの、AIによるコード生成が進む未来においても、エンジニアのコード理解力は依然として重要であると結論付けています。
Ryzen 9 9950X3Dのベンチマーク結果
AMD Ryzen 9 9950X3Dのベンチマーク結果を掲載した記事です。CinebenchやBlenderなど複数のアプリケーションを用いて、マルチコア性能とシングルコア性能を評価しており、マルチコア性能ではIntel Core Ultra 9 285Kに僅差で迫り、シングルコア性能では多くのテストで最速を記録するなど、Ryzen 9 9950XやRyzen 7 9800X3Dを大きく上回る性能が確認されています。
世界初の100%AI生成論文の査読通過
Sakana AIが開発したAIモデル「The AI Scientist」のバージョン2が、ICLR 2025で発表され、世界で初めて100%AI生成の論文が査読を通過しました。バージョン2は前バージョンより性能が向上し、大規模言語モデルの研究開発における大きな進歩となる3つの主要な改善が加えられています。Sakana AIはAI技術の開発と提供、そしてAIエンジニアの採用に注力している企業です。
JSONとYAMLの比較とAPIドキュメント作成への活用
この記事は、APIドキュメントのフォーマットとしてJSONとYAMLのどちらを選択すべきか悩んでいる開発者を対象に、両者の比較とYAMLを採用するメリット、YAMLへの変換方法、そしてYAML/JSON両対応のAPI管理ツールApidogの紹介をしています。YAMLの可読性とコメント記述の容易さ、コード量の少なさといった利点を解説しており、APIドキュメント作成においてYAMLが優れている理由と、具体的な変換ツール、そして開発を効率化するツールまで網羅した内容となっています。
さくらインターネット江草CIOによる生成AIの活用事例
さくらインターネット江草CIOによる生成AI活用事例を紹介。GitHub CopilotやDeep researchといったツールを使い分け、開発現場における業務効率化やセキュリティリスク対策、さらには新たなビジネスモデル創出への取り組みについて解説。DeNAやZOZOといった他企業のAI導入事例も合わせて紹介している。
VS Code拡張ClineによるDeepSeek R1とV3の無料利用
VS Code拡張機能「Cline」において、新たに開発されたAIコーディングアシスタント「DeepSeek-R1」と既存の「DeepSeek-V3」が無料で利用可能になりました。DeepSeek-R1はMITの研究者らが開発し、OpenAIのモデルを上回る性能を持つとされています。MicrosoftはDeepSeek-R1をAzure AIやGitHub Copilot+などに統合しており、今後AI技術の発展に大きく貢献すると期待されています。
Devinによるライブラリバージョンアップのリスク評価
tacoms社はAIツールDevinを導入し、ライブラリバージョンアップに伴う機能障害リスクの評価に活用しました。Devinは変更点の確認や破壊的変更の検出において高い精度を示し、人手では見落としがちな点を効率的に検出することで作業効率を向上させました。ただし、Devinの評価は完全ではないため、最終的な確認は人間の担当者によって行う必要があります。
C言語公式ホームページ開設
1972年に誕生したC言語が、初めて公式ホームページを開設しました。シンプルなデザインで、標準規格文書へのリンクや関連コミュニティ、ツールへのリンクなどが掲載されており、公式発表がないまま開設されたため当初は偽物との声もありましたが、ISO/IECからもリンクされていることが確認され、公式であることが裏付けられています。長らく公式ホームページが存在しなかったことに多くの驚きと話題となっており、歴史あるC言語の公式情報へのアクセスが容易になった点が大きな意義です。
X Bot作成のためのAWS LambdaとX API連携手順
3年前に公開されたAWS入門記事「AWSドリル」をアップデートしたもので、最新のAWSサービスとX(旧Twitter)APIを用いてX Botを作成する手順を解説しています。X APIを利用したツイート、AWS Lambda、AWS CloudShellなどのAWSサービスの使い方、Xアカウント作成、APIキー取得、Lambda関数の作成と実行方法、よくあるエラーとその対処法を詳細に説明しています。
NTTデータによるVMware代替製品・サービス発表
NTTデータが7月から、KVMベースの仮想化基盤管理ツール「Prossione Virtualization Manager」を提供開始します。これはVMwareの高騰するコストへの対応策として、VMwareからの移行需要を取り込むことを目的としています。オープンソースであるKVMを採用し、自社開発ツールによる運用管理の容易化を実現。ホストや仮想サーバーの一元管理、ライブマイグレーションなどの機能を備え、将来的には中小企業への展開や、コンテナ・サーバーレス環境への対応も検討されています。
デスクトップでのモバイルモニター活用
モバイルモニターをデスクトップPCのサブモニターとして活用することのメリットを紹介しており、省スペース性、設置・撤去の容易さ、縦横の向き変更の容易さ、高解像度・高性能な製品の増加、タブレットやスマートディスプレイの活用可能性などを解説しています。
不確実性を抱えた状況でのソフトウェアリリース
tebiki Tech Blogの記事「不確実性を抱えた状況でのリリースの難しさ」では、新規動画変換基盤のリリースにおけるQAエンジニアの取り組みが紹介されています。カナリアリリースを複数回試みたものの、想定外の不具合発生により難航した経験から、不具合発生率を現行と同等以下にするという基準を設定し、毎日15企業ずつ段階的にリリース対象を拡大することで、フローを整備し、最終的にリリースに成功した過程が詳細に記述されています。今後のQA活動は、基準整備と開発支援に注力していくとのことです。
TypeScriptコンパイラのGo言語ネイティブ実装とTypeScript 7への期待
MicrosoftがTypeScriptコンパイラをGo言語で書き直すプロジェクト「Corsa」を発表し、ビルド時間が10倍高速化、メモリ使用量も半減しました。Visual Studio Codeの読み込み時間も9.6秒から1.2秒に短縮され、2025年半ばにはプレビュー版、年末には完全版がTypeScript 7としてGitHubでApache-2.0ライセンスのもと公開予定です。
IIJにおける生成AIの業務活用事例
IIJのエンジニアによる生成AI活用事例を紹介し、GitHub Copilot、ChatGPT、Perplexity、Microsoft 365 Copilotといったコーディング支援ツールの機能、特徴、導入事例(ZOZO、Sansanなど)、メリット・デメリット、精度やセキュリティ面での課題、今後の展望を解説しています。
OpenAIのAIエージェント構築用ツール
OpenAIが、AIエージェント開発のための新しいツール群を発表しました。主要な機能は、ウェブ検索、ファイル検索、そしてコンピューター操作(上位プラン限定)を可能にする新しいResponses APIです。これは、従来のChat Completions APIとAssistants APIの後継として推奨されており、より高度なAIエージェント構築を容易にすることを目指しています。さらに、開発を支援するオープンソースの軽量SDK「Agents SDK」も提供されています。
検索×生成AI技術DeepRAG
DeepRAGは、リアルタイム情報を活用した次世代の検索×生成AIモデルで、従来のRetrieval Augmented Generation (RAG)モデルの課題である単回検索や情報信頼性評価の難しさを克服するために、質問を複数のサブクエリに分解しバイナリツリー検索を用いて効率的に情報を取得する仕組みと、検索精度向上のための「校正チェーン」、模倣学習とファインチューニングを組み合わせた手法を採用することで、従来手法と比較して回答精度を平均21.99%向上させ、検索回数を削減することに成功しています。これにより、最新情報に基づいた高精度な回答生成と、事実と異なる回答を生成するリスクの低減に貢献すると期待されています。
おやつカンパニーへの不正アクセスと個人情報流出の可能性
おやつカンパニーへの不正アクセスにより、最大17万人分の個人情報が流出した可能性があります。また、別件として、JVCケンウッドの音楽配信サービス「MAGICAL JUKE BOX」において約2.5万人の会員に対し、不正に4644ポイントが付与された事件が発生しました。Googleとの連携による調査で不正アクセスを特定し、対策が実施されましたが、再発防止策の強化が課題となっています。