- iOS 26新機能とデザイン刷新
- macOS用Linuxコンテナツールcontainer
- PlaywrightとNotionによるNotebookLM自動化
- Claude Code並列処理システム構築
- 和田卓人氏講演会レポート
- AI時代の技術的負債
- iOS 26対応機種発表
- Googleアカウントの電話番号脆弱性
- ChatGPT大規模障害
- n8nとGeminiを使ったリリースノート自動化
- macOS用Linuxコンテナフレームワーク
- ObsidianとCursorによるLLM活用
- 日本語金融LLMベンチマークEDINET-Bench
- MCPとAI時代のウェブ
- 技術書籍読み放題サービス開始
- AIモデルの推論能力に関するAppleの論文
- iPadOS 26新機能:ウィンドウ表示
- iOS 26新機能
- GeminiのScheduled actions機能
- macOS Tahoe 26とIntel Macのサポート終了
- macOS 26 TahoeのContainerization機能
- Oh!PC誌の歴史
- dbtとTROCCOを使ったデータカタログ構築
- サンディア国立研究所におけるSpiNNaker2採用
- macOS 26におけるLinuxコンテナネイティブサポート
- PDFの構造化と文字化け問題
- Serverless BaaS Convexの紹介
- AI時代のエンジニア生存戦略
iOS 26新機能とデザイン刷新
AppleはWWDC25で、iOS 26を含む全OS向けの新しいUI「Liquid Glass」を発表しました。これは、視覚的な改良と操作性の向上を目的とした刷新で、SafariやFaceTimeといった主要アプリにも反映されます。新しいAI「Apple Intelligence」はSiriと統合され、ChatGPTのような大規模言語モデルと連携することで高度な機能を提供します。iOS 26、iPadOS 26、macOS Tahoe 26、watchOS 26、tvOS 26は全てLiquid Glassを採用し、アプリのコントロールやナビゲーションが刷新され、使いやすさが向上しています。開発者向けには新しいAPIも提供されます。iOS 26はApple Developer ProgramとApple Beta Software Programを通して提供されます。
macOS用Linuxコンテナツールcontainer
AppleがSwiftで記述され、Appleシリコン向けに最適化されたLinuxコンテナ実行ツール「container」をオープンソースとして公開しました。軽量仮想マシンを用いてMac上でLinuxコンテナを作成・実行でき、標準コンテナレジストリとの互換性も備えています。macOS Ventura以降で動作し、macOS 15でも動作しますが、macOS 26 Beta 1での動作が推奨されており、より高いパフォーマンスと機能が期待できます。GitHubからソースコードやインストールパッケージを入手可能です。OCI準拠で、開発者はmacOS環境でLinuxコンテナを利用した開発ワークフローを構築できます。
PlaywrightとNotionによるNotebookLM自動化
GoogleのAIノートブック機能NotebookLMはAPIが非公開なため、複数のソースを一括で入力することが困難ですが、本記事ではPlaywright MCPとNotion MCPを連携させることでNotebookLMに自動的にソースコードを入力する方法を紹介しています。NotionからNotebookLMへのコンテンツ転送をPlaywright MCPを用いて実現し、Cursorを用いてMCPを読み込み、NotebookLMへのアクセスとデータ転送の検証も行っています。API公開までの繋ぎとして、他のMCPとの連携による活用方法も示唆しています。
Claude Code並列処理システム構築
Claude(AI)を複数利用し、tmuxを用いて並列処理を行うシステム構築事例を紹介しています。部長と部下がそれぞれClaudeインスタンスをtmuxの複数のpaneに配置し、タスクを分担することで大規模タスクを効率的に処理します。部下はワンライナーで処理結果を報告し、部長は状況把握やトークン管理、エラー発生時の/clear
コマンド実行などを担当、複数Claudeインスタンスの並列処理による効率化を実現しています。
和田卓人氏講演会レポート
Accenture Innovation Hub Tokyoで開催されたQualityConfにおいて、和田卓人氏が「質とスピード」をテーマに講演を行いました。講演では、ソフトウェア開発における「質とスピード」のトレードオフ、特に内部品質(コードの保守性、可読性など)の重要性が解説され、内部品質向上による開発速度向上効果(1ヶ月以内)の実証結果が提示されました。テスト自動化の重要性と、内部品質への投資による現実的なメリットについても言及されています。
AI時代の技術的負債
AIの台頭により、技術的負債の概念が変化しつつあるという記事です。従来の「悪いコード」という理解は誤解であり、技術的負債は「学びと現状の乖離」を表すという新たな視点が提示されています。AIが技術的負債の解消を効率的に行うことで、「返済コスト」という概念も意味を失いつつあり、今後はAIを活用し、より本質的な問題解決に注力すべきだと主張しています。
iOS 26対応機種発表
アップルはWWDC 2025で次期OSであるiOS 26とiPadOS 26を発表し、対応機種としてiPhone 11以降と一部のiPadを発表しました。iPhone X以前、iPad第7世代以前のデバイスは非対応となります。開発者向けベータ版は既に公開されており、一般向けベータ版は7月、正式リリースは今秋を予定しています。
Googleアカウントの電話番号脆弱性
Googleアカウントの電話番号を特定できる脆弱性が発見され、アカウント回復プロセスにおける不備が原因で、スクリプトを用いた総当たり攻撃によって電話番号が特定可能であることが判明しました。この脆弱性はSIMスワップ詐欺などのリスクにつながるものでしたが、既にGoogleによって修正され、セキュリティ研究者には報奨金5000ドルが支払われています。
ChatGPT大規模障害
6月10日、ChatGPTに大規模な障害が発生し、OpenAI公式も障害を認めています。多くのユーザーが応答遅延やエラー発生などの不安定な動作を報告しており、業務への支障を訴える声も多数上がっています。この障害は、生成AIの利用におけるリスクを改めて認識させる出来事となりました。
n8nとGeminiを使ったリリースノート自動化
n8nとGoogle AI Studio(Gemini)を用いて、Google Cloudのリリースノートを自動的に要約し、Gmailで通知するワークフローを構築する方法が解説されています。ローコードプラットフォームであるn8nを活用することで、Google CloudのリリースノートのRSSフィードを取得し、Geminiによる要約・解説、そして毎日指定時刻での自動実行とGmailへの通知を実現しています。具体的な設定方法も記載されており、業務効率化のための自動化事例として非常に参考になります。
macOS用Linuxコンテナフレームワーク
AppleがWWDC25で発表したオープンソースのコンテナ化フレームワークについて解説します。このフレームワークはMac上でLinuxコンテナを実行可能にし、コマンドラインツールcontainer
を用いてコンテナの作成と実行ができます。Dockerと似た操作性ながら、macOS上でLinuxコンテナを厳密にリソース分離できる点が特徴です。Swift製のAPIも提供しており、macOSアプリとの連携が容易です。現在、GitHubからソースコードを入手し、ビルドする必要があります。
ObsidianとCursorによるLLM活用
ObsidianとCursorを組み合わせ、大規模言語モデル(LLM)を推論エンジンとして活用することで、Obsidianに蓄積した独自の情報をLLMに与え、思考の深化や仮説生成を行い、知識創造を非線形に加速させる方法が解説されています。LLMを単なる検索ツールではなく、思考を拡張するエンジンとして捉え、入力内容(コンテキスト)の質を高めることが成果を左右すると説明しています。
日本語金融LLMベンチマークEDINET-Bench
Sakana AIが、日本語金融LLMのベンチマーク「EDINET-Bench」を公開しました。これは、EDINETの有価証券報告書を用いて、会計不正検知、関係者抽出、重要事項抽出の3つのタスクでLLMの性能を評価するものです。実験の結果、会計不正検知タスクにおいては、最先端のLLMでも精度が低いことが示され、LLMの金融分野への適用における課題が浮き彫りになりました。データセットと評価コードはHugging FaceとGitHubで公開されており、誰でも利用可能です。今後は、より現実的な環境での評価や、金融特化型LLMの開発を目指していくとしています。
MCPとAI時代のウェブ
マイクロソフトがWindowsでネイティブサポートを発表したMCP(Meta-Control Protocol)は、AIモデルと外部システムの連携を標準化する技術で、AIが常にトレンドトップというMike Loukides氏の予測を裏付ける存在として注目されています。AI駆動のウェブを促進するMCPは、AI時代のRSS、Web 2.0の再来とも評されていますが、セキュリティ懸念やオープンなウェブの空洞化への懸念も同時に提起されています。
技術書籍読み放題サービス開始
インプレスと丸善CHIホールディングスの合弁会社による技術書籍読み放題サービスが今秋開始予定で、PC・IT系出版社数社の書籍を同時に提供します。 また、マイクロソフトはCopilot for Microsoft 365の無料ガイドブックを配布しており、Python、ChatGPT、コンピュータサイエンス、データ分析関連書籍のセールも開催中です。Streamlitを使ったPythonデータ可視化解説書が人気を集めており、Amazon Kindleでもコンピュータ・IT書籍のセールを実施しています。
AIモデルの推論能力に関するAppleの論文
Appleが公開した論文では、OpenAIの「o3」のような大規模言語モデルを含む様々なAIモデルの推論能力を検証し、ハノイの塔などの複雑な問題において、AIモデルは期待されるほど高い推論能力を示さず、パターン認識に頼っている傾向があることを明らかにしています。複雑な問題への適用では精度の急激な低下が見られ、AIの推論能力向上と知能向上は必ずしもイコールではない可能性が示唆されており、AIの汎用性や信頼性に関する専門家の懸念も紹介されています。
iPadOS 26新機能:ウィンドウ表示
iPadOS 26では、複数のアプリをウィンドウ化して自由に配置できるマルチタスク機能が搭載され、ウィンドウ表示が可能になります。さらに、新しいデザイン「Liquid Glass」の採用によるホーム画面の刷新、Apple Intelligenceによるショートカット機能強化、macOSのFinderに似た機能向上を果たしたファイルアプリ、音声・ビデオ編集機能強化とバックグラウンド処理の可能化など、多くの改善が加えられています。
iOS 26新機能
AppleがiOS 26を発表しました。秋にiPhone 11以降への無料アップデート提供予定で、新しいデザインとApple Intelligence機能を搭載、電話やメッセージアプリの使いやすさが向上し、CarPlay、Apple Music、マップ、ウォレットにも新機能が追加されます。さらに、ゲームを一元管理できる新アプリ「Apple Games」も登場します。
GeminiのScheduled actions機能
GeminiがScheduled actionsという新機能を追加し、毎朝のタスクや情報収集を自動化できるようになりました。この機能により、PCや周辺機器(Core i3搭載コンパクトPC、MSI製PCケース、OLEDディスプレイなど)、ゲーミング機器(ゲーミングタブレット、高性能ゲーミングPCなど)、AI、クラウドセキュリティ、DLPといったビジネス関連製品、業務効率化ツール、Wi-Fi機器、スマートウォッチなど幅広い製品に関するレビュー記事へのアクセスをスケジュール設定できるようになります。
macOS Tahoe 26とIntel Macのサポート終了
AppleはWWDC25でiOS 26とiPadOS 26を発表し、2025年公開予定です。iPadOS 26には新機能が追加されます。Mac ProはApple Siliconチップ搭載へ刷新され、Intelチップからの移行が完了します。Mac miniもM2、M2 Proチップ搭載モデルが登場し、2018年以降のIntel Mac miniは生産終了となります。macOS Tahoe 26はIntel Macをサポートする最後のOSとなります。
macOS 26 TahoeのContainerization機能
macOS Ventura(開発コードネームTahoe)で、Mac上でLinuxコンテナを作成・実行できるオープンソースのContainerizationフレームワークが導入されます。Apple Silicon Macに対応し、SwiftとVirtualizationフレームワークを用いて開発されました。コマンドラインツールで操作可能で、GitHubにてソースコードが公開されています。これにより、開発者はMac上で容易にLinuxコンテナのダウンロード、実行、管理を行うことができ、サーバーサイドアプリケーション開発の効率化が期待できます。
Oh!PC誌の歴史
日本ソフトバンクが1982年から2000年まで発行していたパソコン雑誌『Oh!PC』についての記事です。NECパソコン専門誌としてスタートし、PC-8001など特定機種から始まり、その後対応機種を増やし、ページ数も増加しました。発行頻度も月刊から月2回刊、再び月刊へと変化し、PC-98シリーズ全盛期には大ボリュームの雑誌となりました。付録も5インチFDから3.5インチFD、CD-ROMへと進化を遂げました。しかし、PC-98シリーズの衰退とインターネットの普及により、2000年に休刊となりました。この記事では、その歴史と変遷を詳しく解説しています。
dbtとTROCCOを使ったデータカタログ構築
Nealle Developer's Blogの記事では、データ基盤のメタデータ管理不足を解消するために、dbtを導入し、TROCCOと連携してジョブ実行とワークフロー化を実現した事例を紹介しています。dbtのドキュメント生成機能を用いてデータカタログを作成し、S3とCloudFrontで社内公開することで、データ分析基盤の整備を進めています。今後、AI活用によるデータモデル自動化などを検討していく計画です。
サンディア国立研究所におけるSpiNNaker2採用
ドイツのSpiNNcloud社が開発した脳型AIプロセッサ「SpiNNaker2」が、サンディア国立研究所に導入されました。SpiNNaker2は、多数の低電力Armプロセッサを用いて脳の活動をシミュレートするもので、従来のGPUと比較して18倍高いエネルギー効率を実現しています。1チップに152個のArmコアと専用アクセラレータを搭載し、核抑止やAI研究における省電力化と性能向上に貢献することが期待されています。
macOS 26におけるLinuxコンテナネイティブサポート
AppleがWWDCで発表したmacOS Sonoma(macOS 26)では、Linuxコンテナのネイティブサポートが提供されます。Appleが公開した2つのオープンソースソフトウェアにより、Dockerとほぼ互換性のあるコマンドでLinuxコンテナを利用可能になります。従来の仮想マシン(VM)方式とは異なり、軽量なVMでコンテナを実行することで、メモリ管理も効率化され、コンテナ単位で再起動すれば影響を限定的に抑えることができます。ただし、composeやDev Containersなど、一部機能は未対応ですが、今後のアップデートで対応が期待されます。
PDFの構造化と文字化け問題
PDFからテキストをコピーペーストした際に文字化けが発生する原因として、PDFの構造化の有無が挙げられています。構造化されていないPDFでは、テキストデータがレイアウト情報と混在しているため、コピーペースト時に文字化けやレイアウト崩れが発生する可能性があります。一方、構造化されたPDFでは、テキストデータとレイアウト情報が分離して保存されるため、データの保持や二次利用に優れています。Adobe Acrobatなどのツールを使えば、簡単に構造化されたPDFを作成できます。記事では、PDFの構造化について解説し、構造化されていないPDFの問題点と、構造化されたPDFの利点を説明しています。また、「#PDFあるある」キャンペーンで、PDFに関する体験談を募集していることも紹介しています。
Serverless BaaS Convexの紹介
Next.jsとVercel環境におけるConvex(強力なBaaS)の利用体験を紹介する記事です。Convexはデータベース、ストレージ、リアルタイム通信などを統合したサービスで、TypeScriptを用いた開発が可能になります。型安全な設計により、リアルタイム通信やトランザクション処理が容易になり、バックエンドインフラの管理が不要で自動デプロイにも対応しています。有料プラン(月額$25)ではプレビュー環境や自動バックアップなどの機能も利用できます。
AI時代のエンジニア生存戦略
まつもとゆきひろ氏が、AI時代におけるエンジニアの成功戦略を、特に若手エンジニア向けに解説した記事です。技術力だけでなく、経済的な成功のためのスキルや戦略も重要であると述べ、30年以上のRuby開発経験に基づいた具体的な助言を提供しています。技術的成功と経済的成功は必ずしも一致しないという現実を踏まえ、今後のキャリアを考える上で重要な示唆に富んだ内容となっています。