- 10インチモニター搭載メカニカルキーボード発売
- エンジニアの目標設定と評価
- ソフトウェアエンジニアからAIエンジニアへのスキルチェンジ
- AIコーディングエージェントの現状とエンジニアの仕事の変化
- 韓国におけるGoogleマップの機能制限
- Claude Code Actionを用いたAIエージェント並列開発
- Amazon S3バケットの自動マウント機能
- ThinkPadカスタムキーボード作成
- 深層基盤モデルの数理に関するチュートリアル講演
- 千葉・印西市周辺のデータセンター建設と住民の懸念
- AIエージェント開発イベント
- Microsoftが提唱するOpen Agentic Web
- Amazon RDS Performance Insightsのサポート終了
- Progressive JSON
- Amazon Q CLIを使ったゲーム作成キャンペーン
- Windowsメモ帳のテキストフォーマット機能追加
- 危険なPINコードリスト
- プロンプトに対する画像生成AIの忠実度比較
- AI技術の進展による大量失業の懸念
- 小規模CSIRT向けWindowsイベントログ活用法
- AI開発におけるデータワーカーの労働環境問題
- Amazon Neptuneを用いたメソッド依存関係の可視化
- TypeScriptによるエフェクトシステムの実現
- Ubuntu、RHEL、FedoraにおけるLinux脆弱性
- Streaming UIのプラクティス
- Microsoft Copilot無料版の活用術
- 監視改善の進め方
- Perplexity社のAIエージェントLabs
- Generative Engine Optimization (GEO)
- .d.tsファイルの正しい使い方
10インチモニター搭載メカニカルキーボード発売
サンコーから、10インチモニターを搭載したメカニカルキーボードが発売されました。キーボードとモニターが一体型で省スペースを実現しており、USB接続で簡単に使用できます。折りたたみも可能なため持ち運びにも便利で、1920×720の高解像度液晶は10点マルチタッチに対応しています。さらにバックライト付きで、価格は69,800円(税込)です。
エンジニアの目標設定と評価
SmartHRのエンジニアVPが、エンジニアの目標設定と評価について、自身の考えを述べています。目標は「たどり着きたい状態」であり、短期的な目標は「予定」になりがちという指摘や、評価は結果に向き合うために必要だが、目標達成度だけで評価すべきではないという主張、アウトプットだけでなくアウトカムも考慮した評価指標が必要という提案などが含まれています。目標設定と評価の最適な方法を模索中で、組織全体でのレベルアップを目指しているとのことです。
ソフトウェアエンジニアからAIエンジニアへのスキルチェンジ
15年のソフトウェアエンジニア経験を持つ著者が、大規模言語モデル(LLM)とエージェント技術の進化に着目し、AIエンジニアへの転身に至った経緯と、自律的なエージェントによるタスク自動化の可能性、そして今後のAI/LLMエンジニアに必要なスキルについて解説しています。従来のAIとは異なる、LLMとツールを連携させた自律的なエージェント技術が、人間の作業効率を劇的に向上させ、ソフトウェア開発に革命を起こす可能性を秘めていると述べています。
AIコーディングエージェントの現状とエンジニアの仕事の変化
AIコーディング支援ツールの進化に伴うエンジニアの仕事の変容について解説しており、コード補完型から対話型、自律型へと進化するコーディングエージェントの現状と、自律型がコード生成からテストまで自動化することで生産性向上に繋がる可能性、一方でタスクの規模や特性に応じて適切なエージェントを選択する必要性、エンジニアの役割がタスク分割・指示、コードレビューへとシフトすること、AI活用による生産性向上と「AI疲れ」への対策が課題として挙げられています。
韓国におけるGoogleマップの機能制限
韓国では、Googleマップの徒歩ルート案内など一部の機能が利用できない問題が長年続いています。これは、国家安全保障上の理由とされてきましたが、近年では公共データの商業利用の是非が議論の中心となっています。Googleは高精度地図データの利用を希望していますが、韓国政府はデータ主権や国内企業への影響を懸念し、許可を渋っています。Google側の意図としては、コスト削減のため公共データを利用したいという見方もある一方、国内企業との不公平な競争やGoogleへの過度な依存への懸念も政府の判断を複雑にしています。
Claude Code Actionを用いたAIエージェント並列開発
Anthropic社のClaude CodeとClaude Code Actionを用いたAIエージェント並列開発の体験談です。ローカル実行可能なClaude Codeは高精度なコード生成が可能なAIアシスタントとして機能し、一方、クラウド実行型のClaude Code ActionはGitHub Actionsとの連携により並列開発やチーム開発に有効です。5000円の費用でテスト駆動開発(TDD)学習サイト作成に挑戦し、並列デザイン案作成においてその有用性を確認しました。この体験から、Claude Code Actionによる並列開発は今後のAI駆動開発において重要な役割を果たす可能性が示唆されています。
Amazon S3バケットの自動マウント機能
Amazon S3のバケットをEC2インスタンスに自動マウントできる新機能がAWSからリリースされました。これにより、インスタンス起動時や再起動時にS3バケットを手動でマウントする必要がなくなり、fstabファイルへの設定で自動的にマウントされるようになります。この機能は、インスタンスの起動プロセスを簡素化し、管理の手間を削減します。AWS BusinessおよびEnterpriseサポートプラン契約者は、この機能に関する24時間体制のサポートを受けられます。詳細はGitHubと製品概要ページで確認できます。
ThinkPadカスタムキーボード作成
ThinkPad X13 Gen2をベースに、Kailh PG1316S/MキースイッチとATmega32U4マイコンを用いたカスタムキーボードへの改造手順が解説されています。T470sやT440など、キーボードモジュールが簡単に取り外せ、トラックポイントスイッチが本体側にある機種にも応用可能です。KiCADによるPCB設計、QMKファームウェアを用いており、材料費は約36,000円(FPC、キースイッチ、PCB、その他部品代含む)と見積もられています。
深層基盤モデルの数理に関するチュートリアル講演
2025年度人工知能学会全国大会にて、東京大学教授の鈴木大慈氏が深層基盤モデルの数理に関するチュートリアル講演を行いました。講演では、深層学習の理論、特に汎化能力や最適化理論、高次元データへの対処法が解説され、非等方的Besov空間を用いた理論に基づき、深層学習が浅層学習を凌駕する理由が説明されました。さらに、巨大言語モデルのスケーリング則、テスト時スケーリング、文脈内学習といった課題と理論的解明、思考連鎖や拡散モデルといった最新手法の数学的基礎、そして今後の展望にも言及されました。
千葉・印西市周辺のデータセンター建設と住民の懸念
千葉県印西市周辺は多くのデータセンターが集中し、「データセンター銀座」と呼ばれていますが、生成AIの普及による建設ラッシュで、高層化による近隣住民の生活環境悪化への懸念や建設反対運動が起きており、固定資産税収入増加による市民サービス向上と負の側面が同時に存在する現状が示されています。今後、地域住民との共存を重視した建設が求められています。
AIエージェント開発イベント
2025年6月24日19時より、AIエージェント開発の最新技術と事例を紹介するイベント「AIエージェント開発 Night」が開催されます。Algomatic、LayerX、GMO Flatt Securityの3社が登壇し、各社のAIエージェント開発における課題と解決策、最新技術トレンド、今後の展望について議論します。AIエージェント開発、LLMに関心のあるエンジニアや開発者におすすめです。
Microsoftが提唱するOpen Agentic Web
マイクロソフトがBuild 2025で発表した「Open Agentic Web」は、AIを活用した新しいウェブ体験を提案する未来のウェブの姿です。AIによる高度なアシスタント機能やパーソナライズされた体験を提供し、従来のウェブを「司書のいない図書館」と表現するほど、大幅な進化が期待されます。これは、Windows OS以来の大きな変革であり、ユーザーがより主体的にウェブを利用できるWeb 4.0への進化と位置付けられています。
Amazon RDS Performance Insightsのサポート終了
Amazon RDS/AuroraのPerformance Insightsが2025年11月30日にサポート終了となり、代替機能としてCloudWatch Database Insightsが提供されます。CloudWatch Database Insightsのアドバンスドモードは有料で、Performance Insightsの機能の一部は移行が必要となるため、2025年11月30日までにCloudWatch Database Insightsへの移行準備を行う必要があります。
Progressive JSON
従来のJSON送信では、全てのデータ受信完了後に処理が開始されるため非効率でしたが、Progressive JSONはJPEGの段階的な読み込みのように、JSONデータを部分的に送信・処理することでこの問題を解決します。データは幅優先で送信され、未受信部分はPromiseで表現されるため、クライアントは部分的なデータでも処理できます。React Server Components (RSC)はこのProgressive JSONを採用し、UIの段階的な表示を実現しており、データのストリーミングとUIの表示タイミングは独立しているため、開発者は表示を自由に制御できます。
Amazon Q CLIを使ったゲーム作成キャンペーン
5月20日から6月20日まで、AWSがAmazon Q CLIを使ったゲーム作成キャンペーンを開催します。アジア太平洋地域(日本、中国を含む)在住者は、AIコーディングアシスタントであるAmazon Q CLIを使ってゲーム開発を行い、作品を応募することで、Tシャツをもらえます。応募にはAWS Builder IDの登録、Amazon Q CLIのインストール、作品投稿に加え、作成したゲームに関するブログや動画をSNSに投稿し、応募フォームへの記入が必要となります。キャンペーンの詳細はAWSの公式ウェブサイトでご確認ください。
Windowsメモ帳のテキストフォーマット機能追加
Windows 11のメモ帳アプリ(Canary/Devチャネル)がバージョン11.2504.50.0にアップデートされ、軽量フォーマット機能が追加されました。Markdown形式に対応し、太字、斜体、リンク、リスト、見出しといった書式設定が可能になり、ツールバーや編集メニューから書式の設定・クリア・無効化もできます。フィードバックはフィードバックハブ(WIN + F)から送信できます。
危険なPINコードリスト
2900万件以上のPINコードを分析した結果、すぐに変更すべき危険なPINコード上位50個が特定されました。4桁のPINコードは組み合わせが少なく、総当たり攻撃を受けやすいことから、誕生日や記念日など推測しやすいPINコードの使用は避け、リストに掲載されているPINコードを使用している場合は、速やかに変更する必要があります。
プロンプトに対する画像生成AIの忠実度比較
「GenAI Image Showdown」は、OpenAIの「DALL-E 2」、GoogleのImagen、Black Forest LabsのFLUX.1など、複数の画像生成AIを用いて、同じプロンプトで画像生成を行い、その忠実度を比較評価するウェブサイトです。実験の結果、OpenAIの「DALL-E 2」が最も高い正解率を達成し、GoogleのImagenやBlack Forest LabsのFLUX.1なども高い精度を示しましたが、プロンプトによっては全てのAIが生成に失敗することも判明しました。
AI技術の進展による大量失業の懸念
米国のAI企業トップが、AIの急速な進化による大量失業の可能性について警鐘を鳴らしています。今後1~5年で、エントリーレベルのホワイトカラー職の半数が失われ、失業率が最大20%に達する可能性があると予測しており、文書作成、データ分析、プログラミングなど多くのホワイトカラー業務をAIが代替できるようになっている点を指摘しています。AI企業は巨額の利益を得ている一方で、失業問題への対策としてAIへの課税も検討すべきだと主張し、政治家や企業はAIによる雇用への影響を過小評価していると批判しています。AIの限界を理解し、批判的に活用することで変化に適応していく必要性を訴えています。
小規模CSIRT向けWindowsイベントログ活用法
GMOサイバーセキュリティ byイエラエのセキュリティブログ記事では、小規模CSIRTにおけるWindowsイベントログの有効活用方法について解説しています。イベントログの取得方法、管理目的、保存場所、設定方法、そして具体的な調査方法について詳しく説明しており、調査事例や関連情報、さらには学習方法まで網羅しています。マルウェア分析やフォレンジックに関する記事へのリンクも掲載され、CSIRT支援サービスについても紹介されています。小規模CSIRTの運営に携わるエンジニアにとって、非常に役立つ情報が満載です。
AI開発におけるデータワーカーの労働環境問題
近年、AIの進化が目覚ましいですが、その裏側ではAIアノテーターと呼ばれる人々が、低賃金で過酷な労働環境の中でAIの学習データを作成・検証する作業に従事していることがドキュメンタリー「AIの不都合な真実」や過去の報道(例:2019年の「ゴーストワーク」)で明らかになっています。彼らはAIが学習するための基準を設定する重要な役割を担っていますが、1タスク0.8ドル程度の低賃金で、日給10ドル程度しか稼げないケースもあり、特にグローバルサウス諸国では暴力的なコンテンツの扱いなど、精神的な負担も非常に大きくなっています。
Amazon Neptuneを用いたメソッド依存関係の可視化
Java開発エンジニアがAmazon Neptuneを用いて、メソッド間の依存関係を可視化し、API削除時の影響調査を効率化しました。Neptune Bulk Loaderでメソッド依存関係データを登録、Graph Explorerで可視化することで、削除可能なメソッドと削除できないメソッドを明確に区別することに成功しました。今後はインタラクティブな可視化や他の可視化ツールの検討を進める予定です。
TypeScriptによるエフェクトシステムの実現
TypeScriptで副作用のある関数の型宣言の難しさを問題提起し、Async Generatorを用いたアプローチを試みたものの限界に達したため、Haskellのエフェクトシステムに着想を得て改良したエフェクトシステムの実装方法を紹介しています。代数的データ型を用いて実装と副作用を分離することで、エフェクトハンドラを共通化し、コードを簡潔に記述できるようになり、生成されたジェネレータをyield
でつなぎ合わせることでエフェクトのトレースを可能にし、デバッグを容易にしています。TypeScriptの型システムの限界を感じながらも、JavaScriptの標準的な表現を用いた実装例を示し、将来的な実用化の可能性を探っています。
Ubuntu、RHEL、FedoraにおけるLinux脆弱性
LinuxディストリビューションであるUbuntu、RHEL、Fedoraにおいて、apportとSystemd-coredumpに深刻な脆弱性(CVE-2025-5054、CVE-2025-4598)が発見され、ローカル攻撃者がレースコンディションを悪用することでパスワードハッシュなどの機密データへのアクセスが可能となることが報告されています。Qualys社は詳細と概念実証コードを公開しており、各ディストリビューションベンダーは既にパッチを提供していますので、迅速なアップデートが推奨されます。影響を受ける範囲はディストリビューションによって異なり、それぞれ異なる脆弱性に影響を受けるため注意が必要です。
Streaming UIのプラクティス
Streaming UIプラクティスについて解説します。アプリのパフォーマンスは、数値(例:Core Web Vitals)だけでなくユーザー体験も重要であり、本稿ではページ読み込みを「速く」感じるためのStreaming UIのプラクティスを紹介します。早期にレイアウトを表示し、動的要素は並列に読み込むことでスムーズな表示を実現し、ローダーやスケルトンUIは読み込みが遅い場合のみ表示、Fade-inアニメーションで要素の表示を自然に見せます。
Microsoft Copilot無料版の活用術
マイクロソフト開発者が、Microsoftアカウントで利用可能なCopilot無料版の多様な活用法を紹介しています。PDF要約、英語学習(TOEIC対策を含む)、画像に関する相談、キャリア相談といった幅広い用途に加え、子供への質問への回答やオリジナルストーリー作成にも対応し、パーソナライズ機能によるユーザー嗜好に合わせた回答を得られる点が解説されています。
監視改善の進め方
CARTA HOLDINGSのfluct開発本部部長が、アラート対応の改善について講演した内容を紹介する記事です。多数のアラート発生という課題に対し、無視や対応不能、閾値の不明瞭といった問題点を分析し、Github Issueの活用、アラート定義の見直し、ビジネス指標との連携といった改善策を実行しました。その結果、アラート数が激減し、チームの対応能力とビジネスへの貢献度が向上したと報告されています。
Perplexity社のAIエージェントLabs
Perplexity社が、AIによるプロジェクト支援機能「Perplexity Labs」を有料Proプラン加入者向けにWeb、iOS、Androidで提供開始しました。これは、情報検索や分析だけでなく、レポート作成やアプリ開発まで支援する機能で、NBAプレーオフ予測モデル構築など、複雑なタスクをわずか10分で完了できると発表されています。ChatGPTよりも高度な分析と視覚化された結果を提供し、例えばコメ需給予測モデルの構築も10分で行うことが可能です。
Generative Engine Optimization (GEO)
アンドリーセン・ホロウィッツの記事では、検索エンジン最適化(SEO)から、大規模言語モデル(LLM)を用いた生成エンジン最適化(GEO)へのパラダイムシフトが解説されています。GEOは、検索結果のランキングではなく、LLMが回答でブランドやコンテンツを引用する頻度を重視する新たな最適化手法です。そのため、従来のSEOツールに加え、LLMにおけるブランド言及状況を分析する新たなプラットフォームが登場しており、GEOはブランドのLLM内での認知度向上のための新しいブランド戦略として注目されています。さらに、GEOツールは、単なる測定ツールにとどまらず、LLMの挙動を形成するプラットフォームへと進化することが期待されています。
.d.tsファイルの正しい使い方
TypeScriptの型定義ファイル.d.ts
の使い方について解説します。.d.tsファイルは基本的に既存のJavaScriptファイル(.js)に対する型定義であり、TypeScriptプロジェクトでは型定義は.tsファイルに直接記述するのが推奨ですが、Node.jsのESM環境など、特定の状況やグローバル型定義、アンビエントモジュール宣言には.d.tsが必要となるケースがあります。本記事では、.d.tsファイルの正しい使い方とよくある誤解について詳しく説明します。