- CursorとGitHubを使った効率的なPRレビュー
- NotebookLMアプリの使い方と活用術
- 日本のフィッシング詐欺増加とAIの関与
- AIdeaLabのAIモデル「AI Picasso」発表と今後の展望
- Pocketデータの移行:はてなブックマークへの移行ツール
- HDDの書き込み技術革新:SeagateのHAMR技術
- ドワンゴのAWSセキュリティ改革
- 子どもがiPhoneを欲しがる理由
- PostgreSQLデータベース設計ガイドライン
- Rustプログラミング言語の10周年
- コードの複雑さ可視化と可読性向上
- 中国DeepSeek社のAIモデル「R1」の改良
- ラズパイとADS-B受信機を使ったミニ飛行機レーダー
- Googleスライドの高解像度設定
- 脱VPNとSASE導入におけるセキュリティ対策
- OperaのAIエージェントブラウザ「Opera Neon」
- C# 10の単一ファイル実行機能
- HTMLとCSSのみで作成されたMinecraft風サイト
- さくらインターネットのMySQL専門家田中翼さんの仕事観
- AnthropicのAIモデル思考過程可視化ツール「circuit-tracer」
- Windows 11 22H2/23H2のセキュリティパッチ適用問題
- イベント駆動設計における非同期処理
- BOOX Tab XCタブレットレビュー
- AIによるポケモン対戦実況システム
- AI時代におけるプログラミングスキル
- YouTubeコメントからのユーザー情報予測ツール
- 一休.comの多言語対応とChatGPT活用
- Perplexity Labsによる高度なタスク自動化
- AIを活用した経理領域の効率化と課題
- LLMの日本知識評価実験
CursorとGitHubを使った効率的なPRレビュー
iOSエンジニアがAIエディタ「Cursor」とGitHub連携によるプルリクエスト(PR)レビューの効率化手法を紹介しています。レビュー用ディレクトリとGitHub拡張機能、Cursorルールを設定し、Cursorに指示を与えてPRの概要を把握、疑問点を質問しながらレビューを進めます。AIの回答を参考に自身で最終判断を行うことで、レビュー時間の短縮と効率的なレビューを実現する具体的な方法が解説されています。
NotebookLMアプリの使い方と活用術
PC向けアプリだったNotebookLMがスマホアプリ化し、通勤中などのスキマ時間を活用した資料確認や音声学習が可能になりました。ブラウザ情報やYouTube動画を取り込める他、英語ポッドキャスト再生中に質問できる機能や、音声要約によるポッドキャスト作成、オフライン再生にも対応しています。これにより、学習効率や情報収集の利便性が大幅に向上すると期待されます。
日本のフィッシング詐欺増加とAIの関与
2024年末より日本へのメール攻撃が急増し、2025年2月には全世界の攻撃の80%以上が日本をターゲットにする事態となっています。その多くは、生成AIを用いた自然な日本語のフィッシング詐欺メールであり、高度なツール「CoGUIフィッシングキット」を使用することで検知を回避しています。日本人の個人情報や企業情報が高値で取引されていることが攻撃増加の一因であり、主要なブランドや金融機関を装って個人情報を盗む攻撃が多数発生しています。
AIdeaLabのAIモデル「AI Picasso」発表と今後の展望
AI開発企業AIdeaLabが、24時間365日稼働可能なAIモデル「AI Picasso」を発表し、その応用例としてAIによる大量架電システム「AIテレアポくん」を開発したことを発表会で明らかにしました。高性能なAIモデルは画像生成など高度なタスクにも対応し、同社は2025年までのAI開発ロードマップも公開しています。発表会では、AI関連企業の動向や技術開発の現状についても触れられています。
Pocketデータの移行:はてなブックマークへの移行ツール
はてな社が、Pocketサービス終了を受け、Pocketのデータをはてなブックマークに移行するためのツールを開発し、はてラボで提供開始しました。このツールは、PocketのCSVデータをアップロードすることで、記事をはてなブックマークへ移行できます。はてなアカウント認証が必要で、移行された記事には「Pocket」タグが付与され、専用のURLから確認が可能です。ただし、完全な代替ではないものの、Pocketユーザーのデータ移行を支援するツールとして有用です。
HDDの書き込み技術革新:SeagateのHAMR技術
シーゲイトが開発したHAMR技術「Mozaic 3+」を搭載したHDDが2025年に登場します。これは、20年前の垂直磁気記録方式以来の大革新となる技術で、レーザー加熱により高密度記録を実現し、データ化けリスクを軽減します。既に30TB~36TBモデルの販売も開始されており、個人向けにはCMR方式を採用することで、大容量化による省電力化やデータ管理の容易さ、耐久性向上などのメリットがあります。シーゲイトは用途別にBarraCuda、IronWolf、SkyHawk、Exosの4ブランドを展開し、高信頼性とデータ復旧サービスを提供することで、大容量HDDの普及を促進しています。
ドワンゴのAWSセキュリティ改革
株式会社ドワンゴが、ニコニコ動画のオンプレミス環境からAWSへの全面移行を進める中で、2024年6月に発生したサイバー攻撃をAWS環境への侵入を防ぐ形で乗り越え、その経験を踏まえAWS Control TowerとAWS Organizationsを活用した大規模なセキュリティ改革に着手した様子を詳細に解説しています。攻撃以前からセキュリティガイドライン策定やAWS Security Hub、GuardDutyなどの予防・検知対策を実施しており、攻撃発生後は、AWS Security Hub、GuardDuty、CloudTrailなどを活用したセキュリティプラットフォームを構築、さらに外部セキュリティ事業者との連携強化やAWS Security Incident Response導入によってインシデント対応体制を強化したと報告しています。
子どもがiPhoneを欲しがる理由
この記事では、子どもがiPhoneを欲しがる理由として、AirDropなどのiPhone独自の機能、Androidとのデータ共有の困難さ、日本の高いiOSシェア、そしてそのシェアがアプリ開発に与える影響といった4つの点を当事者の言葉に基づいて解説しています。 具体的には、iPhoneユーザーは独自の機能を利用できる一方、Androidユーザーとのデータ共有が難しいという点、日本の携帯電話市場におけるiOSの高いシェア、そしてそのシェアがアプリ開発者にとってiOSとAndroid両対応の必要性を生むという点などが挙げられています。
PostgreSQLデータベース設計ガイドライン
フューチャー社が公開したPostgreSQLデータベース設計ガイドラインは、論理設計、マスタ/トラン/ワークテーブル設計、スナップショット/導出属性、業務日付といった設計要素に加え、排他制御、マルチテナント、キャッシュ戦略、AWS Aurora環境への対応など、PostgreSQLを用いたデータベース設計における幅広いトピックを網羅しています。データベースのバージョン管理、サイジング、スケーリング戦略についても記述されており、今後のPostgreSQLやクラウドサービスの動向に合わせて更新予定とのことです。
Rustプログラミング言語の10周年
Rustプログラミング言語が10周年を迎えました。開発のきっかけはGraydon Hoare氏によるエレベーターの故障で、メモリエラーを防ぎ、安全で高速なプログラミングを目指して開発されました。Mozillaの支援を受け、2015年にバージョン1.0がリリースされ、安全性と並行処理に優れた設計から多くの開発者に利用されるようになり、現在ではシステムプログラミング分野で広く使われています。
コードの複雑さ可視化と可読性向上
コードの複雑さを可視化し、可読性を向上させる方法について解説しています。人間の短期記憶の限界から、コードの要素は7つ以内にすることが理想とされ、サイクロマティック複雑度や変数の数といった指標を用いて複雑さを測定します。コードの分割には「凝集」と「カプセル化」の原則を適用し、特に複雑なコードにはフラクタルアーキテクチャを用いて、各要素を7つ以下に保つ手法が紹介されています。
中国DeepSeek社のAIモデル「R1」の改良
中国のAI開発企業DeepSeekが、論理的思考に優れたAIモデル「R1」を改良し、米国OpenAIやGoogleの技術に性能が近づいたと発表しました。改良により、R1は複雑な問題を順序立てて解く能力が向上し、長時間の問題解決が可能になり、応答精度も向上しています。この進展は生成AI業界に大きなインパクトを与える可能性があります。
ラズパイとADS-B受信機を使ったミニ飛行機レーダー
Raspberry PiとADS-B受信機を用いて、航空機のリアルタイム位置情報を取得・表示するミニ飛行機レーダーの製作方法を紹介する記事です。Pythonを用いたADS-B信号の処理、簡易レーダー表示の作成、Flightradar24へのデータ提供による有料プランの無料利用方法、HyperPixel 2.1 Roundを使った小型レーダー表示装置の製作方法などが解説されており、初心者でもAIを活用して比較的簡単に作成できる点が特徴です。
Googleスライドの高解像度設定
Googleスライドのデフォルトの解像度(960x540px)は低いため、PDF出力やSpeaker Deckへのアップロード時に画質が低下する可能性があります。しかし、ページ設定で解像度を1920x1080pxなどに変更することで、高画質を維持し、画像や文字の鮮明さを向上させ、見やすさを改善できます。Speaker Deckへのアップロード時に解像度不足の警告が表示される場合もあるので、資料作成者やデザイナーはGoogleスライドの解像度設定に注意する必要があります。
脱VPNとSASE導入におけるセキュリティ対策
企業におけるセキュリティ対策の強化が求められる中、VPNのみへの依存から脱却し、ゼロトラストネットワークアクセス(ZTNA)やセキュアアクセスサービスエッジ(SASE)への移行が注目されています。本記事では、SASE導入を検討する前に考慮すべき対策、具体的にはセキュリティ意識の変革(不可視化とシンプル化)について解説しており、SASEを実現する製品例としてHPE Aruba Networking SSEも紹介しています。従来のVPNでは不十分になりつつある現状と、SASEがVPNと様々なセキュリティ機能を統合した次世代ソリューションである点を踏まえ、より安全なネットワーク環境構築のための重要なポイントが示されています。
OperaのAIエージェントブラウザ「Opera Neon」
Opera Software社が、AIを活用した革新的なWebブラウザ「Opera Neon」を発表しました。AIによる機能強化で、より効率的なブラウジング体験を実現しており、Walmartとの協業によりAI機能の開発が進められています。GoogleやAmazonなどもAI搭載ブラウザや関連技術の開発を進めている中で、Operaは既にAI機能搭載ブラウザ「Opera GX」も展開しており、Opera Neonは同社のAI技術を更に進化させた製品と言えます。現在、ウェイティングリストが公開されています。
C# 10の単一ファイル実行機能
MicrosoftがC# 10で、プロジェクトファイル不要で単一C#ファイルを実行できる新機能をテスト中であることを発表しました。これは、.NET 10 Preview 4とC# Dev Kit拡張機能を用いることで、単一ファイル(ファイルベースアプリ)をスクリプトのように実行可能にするもので、shebang行もサポートしているためWindowsとLinuxの両方で動作します。プロトタイプ作成から本格的な開発への移行も容易になるため、開発効率の向上が期待されます。
HTMLとCSSのみで作成されたMinecraft風サイト
HTMLとCSSのみを用いて、Minecraft風のサイトが作成されました。JavaScriptは一切使用しておらず、高性能なブラウザ(Chromium 105以上推奨)での閲覧が推奨されています。動作にはリソースを多く消費するため、他のタブやプログラムを閉じるとパフォーマンスが向上します。GitHub、CodePen、benjaminaster.comで公開されています。
さくらインターネットのMySQL専門家田中翼さんの仕事観
さくらインターネットのMySQL専門家である田中翼さんが、転職の経緯や、同社での仕事への想いを語った記事です。コミュニティ活動がきっかけでさくらインターネットと繋がり、ガバメントクラウド構築の難しさに魅力を感じて入社。社内情報を検索し、顧客の困り事を解決することに喜びを感じていると述べており、チームワークを重視し、お互いを助け合いながら専門性を活かして働くことを理想としています。オープンソースコミュニティへの貢献にも意欲的で、さくらインターネットにおけるMySQLの活用拡大を目指しています。
AnthropicのAIモデル思考過程可視化ツール「circuit-tracer」
AI企業Anthropicが、大規模言語モデルなどのAIの思考過程を可視化するオープンソースツール「circuit-tracer」を公開しました。このツールは、AIの推論過程をグラフ(アトリビューショングラフ)で表現することで、AIがどのように結論を導き出したのかを分析可能にします。「幻覚」と呼ばれるAIの誤動作メカニズムの解明にも役立つと期待されており、GitHubで公開されているため、誰でも利用、改良できます。AIの内部構造の理解促進と安全なAI開発を目指した取り組みです。
Windows 11 22H2/23H2のセキュリティパッチ適用問題
Windows 11 バージョン22H2と23H2において、2025年5月配信のセキュリティ更新プログラム(KB5058405)のインストールに失敗する問題が発生しており、デバイスの修復が必要とのエラーが表示されるケースが報告されています。特にAzureやCitrix等の仮想環境で問題が発生しているとの報告が多く、エラーメッセージには「ACPI.sys」ファイル関連のものが多く含まれています。Microsoftは現在問題を調査中であり、一般ユーザーへの影響は少ないと見込まれています。
イベント駆動設計における非同期処理
お届けシステムにおける非同期処理の導入事例を紹介しています。システム間の連携と同期処理の最小化を目的とし、Firestore、Eventarc、Cloud Runを用いたイベント駆動型アーキテクチャを採用することで、領域間をまたぐ処理や迅速なレスポンスが必要な処理を非同期化しています。同期処理から非同期処理への移行は3段階に分け、段階的に本番環境へ導入されました。Eventarcによる非同期メッセージングがシステムの信頼性向上に大きく貢献した点が示されています。
BOOX Tab XCタブレットレビュー
13型カラーE Inkを搭載したAndroidタブレット「BOOX Tab XC」のレビュー記事です。価格は13万8000円と高価ですが、A4サイズを原寸表示できる大画面で、電子書籍閲覧、ノート作成、PC利用など幅広い用途に対応します。13インチiPad Airとの比較も行われており、カラーE Inkは「Kaleido 3」を採用し鮮やかですが、iPadには及ばない点が指摘されています。フロントライトを搭載し、スタイラスペンも同梱されていますが、スワイプ操作は難しいとされています。アプリの設定は個別に必要で、写真表示は苦手ですが、ドキュメント閲覧には最適です。購入を検討する際には、価格と機能を比較検討する必要があると結論づけています。
AIによるポケモン対戦実況システム
はてなCTOのmotemen氏が、AI(ずんだもん)によるポケモン対戦実況システム「AI Streamer」を開発しました。OBS StudioとAIを活用し、ポケモン対戦動画をリアルタイムで分析、テキスト生成(OpenAI)と音声合成(VOICEVOX)を用いて実況を行います。これは、ポケモン対戦の録画・分析、配信によるモチベーション維持を目的としており、Model Context Protocol(MCP)を用いたライブコーディングにも対応しています。
AI時代におけるプログラミングスキル
AI時代において、Webプログラマーに求められるスキルは、高速なコーディング能力よりも、開発タスクの整理力と効率的なコードレビュー能力が重要になっているという主張がなされています。 これは、AIによるコード生成技術の発達により、コーディング速度よりも、プロジェクト全体を管理し、質の高いコードを迅速にレビューする能力が重視されるようになったためです。具体的には、ガードレール整備による無駄なレビューの削減、ソフトウェア工学の知識、プロジェクトマネジメント能力、そしてプログラミング言語の深い理解とコンピューターサイエンスの知識が求められています。
YouTubeコメントからのユーザー情報予測ツール
YouTubeのコメントからユーザーの言語、居住地、政治信条を分析するツールが、Mistral社のAIモデルを用いて開発されました。このツールは数秒でユーザーのプロフィールを作成でき、月額約20ドルで14億人のユーザーデータにアクセス可能と謳っており、開発者は警察利用を想定していると主張していますが、誰でも簡単に利用可能です。そのため、YouTubeのプライバシーポリシー違反の可能性や、YouTubeの対応への疑問が指摘されています。
一休.comの多言語対応とChatGPT活用
一休.comがウェブサイトを8言語対応にする際、約10億文字の日本語データを80億文字に翻訳するために、ChatGPTなどの自動翻訳サービスを活用しました。人手翻訳が非現実的な規模だったため、複数のサービスを比較検討した結果、ChatGPTが最も高い翻訳精度を示したとしています。さらに、翻訳精度向上のため、独自翻訳辞書の作成やプロンプトエンジニアリングを実施し、大量翻訳における誤翻訳対策として、頻度ペナルティ設定や再翻訳処理などの工夫も行っています。
Perplexity Labsによる高度なタスク自動化
AI検索エンジンPerplexityが、プロンプトを入力するだけでレポートやスプレッドシート、アプリなどの作成を自動化する新機能「Perplexity Labs」を発表しました。これは有料プランPerplexity Proユーザー向けに提供され、ウェブ、iOS、Androidで利用可能です。Mac/Windows版も近日対応予定とのことです。複雑なタスクを簡素化し、生産性向上に貢献する画期的な機能と言えるでしょう。
AIを活用した経理領域の効率化と課題
LayerX社の根本潤氏が、AIを活用した請求書処理サービス「バクラク請求書受取」の開発について発表し、AIによる仕訳自動化で経理業務の効率化とミス防止を実現した事例を紹介しています。AIの精度だけでなく、AIが誤った際の修正のしやすさ(UX)も重要と強調しており、AIの学習によるルール自動化で経理業務の属人化からの脱却を目指しているとのことです。今後の課題として、AIの学習データ拡充とユーザー体験向上を挙げられています。
LLMの日本知識評価実験
様々なオープンソース大規模言語モデル(LLM)を用いて、山口県に関する質問を行い、LLMの日本に関する知識を評価した実験結果が報告されています。その結果、日本語表現力の高さではGemma3が優れている一方、正確な日本知識を必要とする場面ではLLM-jp-3が推奨されると結論付けられています。Gemma3は表現豊かですが「まじ卍」といった表現を使う傾向があるのに対し、Qwen3は日本固有の知識に弱いという結果も出ています。ABEJA Qwen-2.5は表現力があり、LLM-jp-3は非常に高い日本知識と正確な情報提供能力を示しました。Sarashina 2.2は高い日本語知識を持つものの、英語を混在させる傾向が見られました。