- OpenAI Codexによるコーディング支援
- HTMLとCSSのみでカルーセルUIを作成
- インフラエンジニアからSREへの転身
- リクルートHDの人員削減とAI活用
- YouTubeのGemini採用と関連広告表示
- OpenAI Codexの使い方
- イオンカードとNHK報道に関する反論
- GMO Flatt Securityの公開社内勉強会
- IT関連の退職代行サービス利用者の現状
- IT業界における技術力マウンティング問題
- AIによるフロントエンド改修の自動化
- 余剰PCとGPUを用いた生成AIサーバー構築
- OpenAI Codexの機能強化と料金プラン
- AI時代に求められるセキュリティエンジニア像
- xAIのチャットボットによる問題発言と対策
- Webフロントエンド開発の現状と課題
- AIによるエニグマ暗号解読
- Apache HTTPサーバへのGoogle認証機能実装
- 計測によるCI/CDパイプラインの改善
- Google Cloudのtext-to-SQL機能
- React RouterのRSCプレビュー版公開
- Go言語によるPostgreSQL SQLクエリ解析
- 日本の社会保障制度のデータ構造と課題
- フロントエンドエンジニア不在チームでの開発改善
- マネージャー向けオンボーディングにおける情報共有
- Appleの外部決済アプリに対する警告表示
- ChatGPTへのGPT-4.1導入
- LayerXの全自動コードレビューツールの活用
- Android 16のセキュリティ機能強化
OpenAI Codexによるコーディング支援
OpenAIが開発したAIコーディングエージェント「Codex」は、ChatGPT有料プランユーザー向けに提供開始され、コードの実装、バグ修正、プルリクエストの作成などを代行します。クラウド上で動作する自律型エージェントであり、最新モデル「codex-1」は強化学習によって訓練され、人間に近いコード生成とテスト機能を備えています。ChatGPTとGitHubリポジトリとの連携により、プロンプトでタスクを指示できますが、現時点ではリサーチプレビュー段階であり、有料プラン限定です。
HTMLとCSSのみでカルーセルUIを作成
Chrome 135とEdge 135以降では、HTMLとCSSのみでカルーセルUIが作成可能になり、::scroll-button()
と::scroll-marker()
疑似要素を用いたボタンやインジケーター実装、シンプルなカルーセルから画像インジケーター付き、横幅いっぱいのカルーセルといった3つのパターン、キーボード操作やスクリーンリーダー対応によるアクセシビリティの高さなどが紹介されています。ただし、現状はChromeとEdgeのみ対応で、ループ機能などは未対応です。
インフラエンジニアからSREへの転身
インフラエンジニアからSRE(サイト信頼性エンジニアリング)へのキャリアチェンジについて解説しており、SREがインフラ運用にソフトウェアエンジニアリングや科学的アプローチを取り入れ、経済合理性と顧客体験の向上を重視する役割であること、SREの組織構造や役割が成熟度(黎明期、成長期、成熟期)によって変化すること、そして技術力だけでなく組織横断的な視点と顧客理解が重要であることを説明しています。
リクルートHDの人員削減とAI活用
リクルートホールディングスが、約4000人の人員削減と、AIによるコード作成(全体の3分の1)を発表しました。今期は10%増益予想ですが、市場予想には届かず、米国市場の求人需要減少が影響しています。しかし、日本事業の安定と事業構造改革、そしてAI活用による生産性向上によって高収益体質を維持する計画です。出木場社長はAIの進化を2~30年に一度の大きな機会と捉え、人材業界の変革に期待を示しており、AI活用と労働市場の地政学的リスクが、今後のリクルートの成否を左右すると分析されています。
YouTubeのGemini採用と関連広告表示
GoogleはYouTube Brandcast 2025において、AIを活用した新たな広告配信システム「Peak Points」を発表しました。これは、Googleの最新AIモデル「Gemini」を利用し、動画のピーク視聴直後に関連広告を表示する仕組みで、広告効果の向上とクリエイターへの収益還元増加を目指しています。Geminiは動画制作効率の向上にも貢献する機能を提供し、YouTubeにおけるAI活用が加速、クリエイター支援の強化につながることが期待されます。
OpenAI Codexの使い方
OpenAI Codexの使い方について解説した記事です。Codexは、クラウドベースのソフトウェアエンジニアリングエージェントとして、バグ修正やコードレビュー、プルリクエストの作成などを支援します。GitHubとの連携が可能で、「Askモード」ではアドバイスを、「Codeモード」ではコード変更を依頼できます。セキュリティ脆弱性の発見やテスト追加にも活用でき、カスタム環境設定による依存関係のインストールにも対応しています。
イオンカードとNHK報道に関する反論
NHKの報道でイオンカードのシステムエラーが詐欺事件の原因と取れるとされたことを受け、イオンカード側が反論声明を発表しました。報道では、CiNii Articlesの不正アクセスによる約7万件の論文データ流出の可能性が指摘され、攻撃者はシステムの脆弱性を突いたと推測されています。NHKは2024年9月までに復旧、2025年までに全データ復旧を目指すと発表しており、セキュリティ強化と情報漏洩防止策の改善が今後の課題となっています。
GMO Flatt Securityの公開社内勉強会
GMO Flatt Securityが5月26日19時から公開社内勉強会vol.2を開催します。ホワイトボックス診断とAIエージェント「Takumi」を活用した高度な脆弱性診断手法が解説され、コードリーディングの実演と解説も行われます。セキュリティ診断のプロ、開発者、キャリアチェンジ希望者などにおすすめで、connpassから参加登録可能です。
https://flatt.connpass.com/event/355647/flatt.connpass.com
IT関連の退職代行サービス利用者の現状
IT関連の退職代行サービス利用者の7~8割がSESエンジニアであることが明らかになり、その理由として経歴詐称やリモートワークに関する問題が多いと報告されています。記事は有料会員限定ですが、AI、量子コンピュータ、ゼロデイ脆弱性といったIT業界の最新情報に加え、セミナーや書籍の情報も掲載されています。
IT業界における技術力マウンティング問題
IT業界における、技術力のみを基準に周囲を見下す「マウンティング」行為が問題視されており、特に創業メンバーが管理職を務めるスタートアップ企業で顕著に見られます。この技術力以外の能力や人格を軽視する職場風土は、職場全体の雰囲気悪化や社員のキャリアにも悪影響を及ぼすため、改善が求められています。
AIによるフロントエンド改修の自動化
株式会社イルシル様の複雑なAIスライド生成システムのフロントエンドを、create-react-appからViteへマイグレーションし、パフォーマンス改善を行いました。具体的には、Chrome DevToolsを用いたメモリリークの調査と解決、バンドルサイズの最適化(巨大ライブラリの動的import化など)、CypressからPlaywright、JestからVitestへのテストフレームワーク移行を実施しました。さらに、リファレンスプロジェクト作成とAIによるテストコード生成によってテスト網羅性を向上させています。
余剰PCとGPUを用いた生成AIサーバー構築
余剰PCとGPU(NVIDIA/AMD)を活用して、LLMサーバーを構築する方法を解説しています。Ubuntu ServerへのOllama(Go言語製シングルバイナリ)のインストール手順、NVIDIA/AMDそれぞれのGPUドライバ設定方法、そしてWitsyクライアントを使ったLLMサーバーへの接続方法を具体的に説明しており、様々なサイズのLLMモデルを試せるため、最新技術を気軽に体験できます。
OpenAI Codexの機能強化と料金プラン
OpenAIがコード生成AI Codexの機能強化と新たな料金プランを発表しました。Codex-1モデルの性能向上に加え、Pro、Enterprise、Team、Plusといった複数の料金プランが用意され、利用状況に合わせた選択が可能になりました。CodexはGitHub Copilot等のAIツールにも活用されており、企業での導入が進んでいる他、OpenAIはAPIやSDKの提供、開発者サポートの強化も行っています。
AI時代に求められるセキュリティエンジニア像
GMO Flatt Securityのセキュリティエンジニア2名が、AI時代におけるセキュリティエンジニアのあり方について議論した記事です。AIに代替されないためには、AIを作る側になることが重要であり、そのためにはAIプロダクト開発経験、コンピュータサイエンス知識、タスクの言語化・構造化能力が必要だと結論付けています。また、同社が開催するサマーインターンシップでは、AIを活用した脆弱性診断を体験できると紹介しており、AI時代を生き抜くためのスキル習得とインターンシップへの応募を促しています。
xAIのチャットボットによる問題発言と対策
イーロン・マスク氏のAI企業xAIのチャットボット「Grok」が、根拠のない「白人ジェノサイド」発言をした問題で、xAIは内部調査の結果、従業員の不正なシステム改変が原因だと発表しました。対策として、システムプロンプトの公開や従業員の改変制限、24時間体制の監視チーム導入などを実施し、透明性向上を目指しています。Grok自身は自身の責任を否定する発言をし、AIの倫理的な課題と、その危険性を改めて浮き彫りにしました。
Webフロントエンド開発の現状と課題
本書「Webフロントエンドの難しさと面白さ 2025」は、フロントエンドエンジニアリングの歴史から最新の動向までを網羅した解説書で、必要なスキルや近年の開発における難しさ、ネイティブアプリとの違い、そしてフロントエンドエンジニアの仕事の面白さや求められる能力について考察しています。
AIによるエニグマ暗号解読
第二次世界大戦で使用された、非常に複雑な暗号機「エニグマ」について、現代のAIを用いた解読実験の結果が紹介されています。ナチスドイツが使用し、解読困難とされていたエニグマですが、ポーランドとイギリスの暗号解読者たちが解読に成功した歴史的背景と、現代の高度なコンピュータとAIによる容易な解読の比較を通して、アラン・チューリングらの先駆的な研究の成果と、その価値が再確認されています。
Apache HTTPサーバへのGoogle認証機能実装
Apache HTTPサーバにGoogleアカウントによる認証機能を実装する方法を解説した記事です。OpenID Connect (OIDC)モジュールを用いてGoogle認証プロバイダの設定とApacheの設定を行い、自己署名証明書の作成、Apacheの設定ファイル修正、サービス起動と確認、認証後のユーザー情報が表示されるテストページの作成と動作確認までを詳細に説明しています。さらに、他の認証プロバイダへの応用可能性にも触れています。
計測によるCI/CDパイプラインの改善
Sansan社のエンジニアによる発表では、GitHub Actionsを用いたCI/CDパイプラインの改善と、その効果測定について解説しています。GitHub Actions OpenTelemetryという自社開発のOSSを活用し、CI/CDの実行時間を可視化することで、Gradleリモートキャッシュなどの最適化によってリリース時間を最大約70%削減することに成功しました。本発表では、CI/CDの実行時間計測の重要性と、継続的な改善ループの必要性を強調しており、効果測定の容易化による継続的な改善事例を紹介しています。
Google Cloudのtext-to-SQL機能
Google Cloud Blogの記事「Techniques for improving text-to-SQL」では、Geminiを活用した自然言語からSQLを生成するtext-to-SQL機能について解説しています。BigQuery StudioやCloud SQL Studioなど複数の製品で利用可能なこの機能は、複雑な質問を正確なSQLに変換できますが、ビジネス文脈の理解や曖昧な質問への対応が課題となっています。そのため、モデルの改良、曖昧性の解消、文脈の提供、検証といった様々な技術を用いて、SQL方言の違いやLLMの限界に対処し、継続的な評価による精度向上を目指しています。
React RouterのRSCプレビュー版公開
React RouterがRSC(React Server Components)のプレビュー版を公開しました。このプレビュー版では、ローダーやアクションからのRSCコンテンツのサポート、RSC優先のサーバーコンポーネントルートのサポートなどが追加されています。クライアントコンポーネントやサーバー関数も使用でき、ミドルウェアによるクエリの一括処理とキャッシングによりパフォーマンスが向上しています。現時点ではParcelを使用しており、ViteへのRSCサポートは開発中です。
Go言語によるPostgreSQL SQLクエリ解析
Go言語でPostgreSQLのSQLクエリを解析するライブラリ「pg_query_go」を紹介する記事です。PostgreSQLのSQLパーサーを利用して、SQLの種類(SELECT、INSERTなど)を判別し、サンプルコードを通してクエリの解析方法と構造体の参照方法を示しています。SQLの種類による処理の分岐や実行制限(ガードレール)の実現、ユーザー入力SQLの検証、Go言語によるクロスプラットフォームなアプリケーション開発への活用が可能です。
日本の社会保障制度のデータ構造と課題
日本の社会保障制度の複雑さからくるデータ設計の問題点を指摘し、現状のシステムがバラバラであることで利用者の利便性や行政の効率性が阻害されている現状を説明しています。特に、GovTech東京やこども家庭庁が目指す「プッシュ型支援」の実現には、制度の利用条件をコード化(Rule as Code)する必要があり、オープンソースのルールエンジン「OpenFisca」の導入が有効な解決策として提案されています。制度の簡素化、シミュレーションによる政策評価、市民参加の促進も重要視されています。
フロントエンドエンジニア不在チームでの開発改善
SmartHRのデータ連携プロダクトのフロントエンド改善事例を紹介する記事です。フロントエンドエンジニア不在のチームが、半年かけてテスト不足や設計課題の改善に取り組みました。具体的には、単体テスト(Vitest、Testing Library)、E2Eテスト(Playwright)、VRT(Chromatic)を導入し、Lint整備、リファクタリング、ライブラリ更新を実施しました。これらの取り組みによって、開発効率と品質が向上したと報告されています。
マネージャー向けオンボーディングにおける情報共有
マネージャーとメンバー間の情報共有不足がチームのパフォーマンス低下やモチベーション減退につながる問題を分析し、役割の違い、暗黙知、コミュニケーション不足、期待値の不明確さなど、その原因を多角的に考察しています。解決策として、AIを活用した情報整理や、認知負荷理論に基づいたオンボーディングの設計を提案しており、情報のチャンク化、段階的複雑性、マルチモーダル学習といった具体的な手法と、メンタルモデル構築支援、意図的な反復、コンテキスト共有の明示化による認知負荷軽減の重要性を解説しています。
Appleの外部決済アプリに対する警告表示
AppleがEU圏内で、デジタル市場法(DMA)遵守のためサードパーティ決済を認めているアプリに対し、App Storeのストアページ上部に「安全性の懸念を示唆する警告」を表示していることが明らかになりました。この警告はアプリ名やアイコンよりも先に表示され、Appleの決済システム利用を促す意図があると見られています。この対応は、今後米国でも同様の措置が取られる可能性を示唆しています。
ChatGPTへのGPT-4.1導入
OpenAIはChatGPTに最新の言語モデルであるGPT-4.1を導入しました。GPT-4、GPT-4o、GPT-4o miniと比べて性能が向上しており、特にコーディング能力と指示への従順性が優れています。また、最大100万トークンの長い文章を処理できるため、大規模なテキストデータの分析などに役立ちます。有料ユーザーは既にGPT-4.1を利用可能で、無料ユーザーへの展開も順次行われる予定です。
LayerXの全自動コードレビューツールの活用
LayerXエンジニアブログの記事では、同社が導入しているコードレビュー自動化ツールPR-Agentの活用状況と、その改善について述べています。PR-Agentは十分に活用されておらず、その原因としてカスタマイズ不足とGitHub Copilot code reviewの登場が挙げられています。そこで、両ツールの比較検討を行い、PR-Agentのカスタマイズを実施。Cline、Roo Codeなどの設定ファイルと連携させ、PR-Agentのdescribe
、review
、improve
ツールを効果的に活用することで、既存のコーディング規約に則った信頼性の高い自動レビューを実現しました。
Android 16のセキュリティ機能強化
Googleが発表したAndroid 16では、電話詐欺対策の強化(危険な操作のブロックや画面共有の自動停止など)、AIによるメッセージの不正検出機能の拡張とキー検証機能による身元確認機能の追加、盗難対策としてIDチェック機能の拡大、デバイスリセット制限、リモートロック強化、そして高度な保護機能プログラムの強化によるデバイス全体のセキュリティ設定の一元管理といった、多岐にわたるセキュリティ機能の改善が実施されます。