Engineer's Digest - 忙しいエンジニアのための技術情報ダイジェスト

忙しいエンジニアのための技術情報ダイジェスト。前日の話題をサクッと把握!

2025/05/14 #189 - 今日の技術情報ダイジェスト

GoogleのAIサービスNotebookLMに関する解説記事

Googleが提供する無料AIツール「NotebookLM」は、最大50万語・200MBまでのGoogleドキュメント、スライド、PDF、テキスト、URL、音声ファイルなどの様々な形式のドキュメントをアップロードし、チャット形式で質問することで、ドキュメント内から情報を抽出できるツールです。回答はソースに基づき、根拠となる部分を提示し、外部情報は使用しません。有料版の「NotebookLM Plus」では、より高度な機能が利用可能です。

www.businessinsider.jp

大規模言語モデル(LLM)フレームワークのセキュリティリスクに関する記事

大規模言語モデル(LLM)フレームワークLangChain、LlamaIndexなどを用いた開発におけるセキュリティリスクと脆弱性(CVE)について解説しており、SSRF、Path Traversal、SQL Injectionといった具体的な脆弱性とその対策、さらにLLMフレームワークの利用・開発時の教訓と具体的な対策がまとめられています。GMO Flatt SecurityのLLMアプリケーション診断サービスとAIエージェント「Takumi」についても紹介されています。

blog.flatt.tech

LANケーブル規格対応表示変更に関するニュース記事

エレコムがLANケーブルの規格対応表示を変更し、規格を満たさなくても「準拠」と表示できるようになるというニュースです。2024年までにALAN社のギガビットLANポートを増設する計画に伴い、CAT6Aケーブルを使用予定ですが、既存機器との互換性確保、新たな配線計画、電源供給やUSBポートの設置、安全規格(PSE)認証取得、既存機器との接続テスト、新規機器の選定といった課題が浮上しています。特に、既存機器との互換性確保が重要なポイントとなるでしょう。

www.itmedia.co.jp

AI開発ツールClineのデータ取り扱いに関する記事

サーバーワークスエンジニアブログの記事では、コード記述支援ツールClineの利用規約改定に伴う、ユーザーデータの取り扱いに関する懸念が報告されています。改定された規約では、ユーザーが入力・出力したコンテンツへのCline社の広範な権利取得が懸念され、ソースコードなどの開発情報が意図せず収集・利用される可能性が指摘されています。さらに、Cline社が提供するAPIプロバイダーやTelemetry機能を通じたデータ収集リスクも存在するため、サーバーワークス社では現状Clineの積極的な利用を見送っているとのことです。

blog.serverworks.co.jp

大規模言語モデル(LLM)のハンズオンガイド

大規模言語モデル(LLM)のハンズオンガイドで、Jupyter Notebookやクラウド環境での実践的な学習が可能です。Transformerの仕組みや、要約、検索、分類といった技術を図解で解説し、豊富なコード例とライブラリ活用法も紹介しています。LLMを直感的に学びたい方におすすめです。

www.oreilly.co.jp

HTMLとJavaScriptフレームワークに関する記事

HTMLは高速で信頼性が高く、シンプルで理解しやすい技術であり、現代の複雑なJavaScriptフレームワークに頼らずとも十分な機能を持つため、HTMLだけで開発を進めるべきという主張の記事です。長年の歴史を持ち、誰でも知っている基本的な技術であるHTMLは、最新のJavaScriptフレームワークが提供する機能を複雑にしているだけであり、AIによるコード生成においても重要性を失わないと説明しています。

justfuckingusehtml.com

ソフトウェアの全面書き換えに関する記事

古いシステムの全面書き換えは成功するとは限らないものの、Firefox、Windows、macOS、はてなブログなどは全面書き換えによって成功し、古いシステムの限界克服や新技術への対応を実現した事例として挙げられています。一方、グリコやNHKなどの失敗例も紹介され、近年はマイクロサービス化など部分的な刷新が主流になりつつあることも解説されています。

nowokay.hatenablog.com

Googleアプリのロゴデザイン変更に関するニュース記事

Googleは、約10年ぶりにGoogleアプリのロゴデザインを変更しました。この変更は、AI時代の到来を反映している可能性があり、4月に延期されたAndroidシステム更新や、Gemini AI搭載の新システム開発、そしてGoogle I/O 2025でのAndroid、Chrome等の新情報発表予定と関連していると考えられます。さらに、Googleは今後2年間のシステム更新計画を発表する予定であり、iOSやPixelの一部端末ではApp Store経由でのアップデートができないという現状も踏まえて、今後の動向に注目が集まっています。

www.itmedia.co.jp

LLMをCPUとGPUで効率的に処理する手法に関する記事

Redditで提案された、VRAM容量が不足する状況下でも大規模言語モデル(LLM)を高速に実行するための手法が紹介されています。この手法は、LLMの処理をCPUとGPUで分担することで、GPUのVRAM不足を解消し、処理速度を向上させることを目指します。具体的には、LLMの主要な処理であるトランスフォーマーにおいて、GPUでマルチヘッドアテンションを処理し、フィードフォワードネットワーク(FFN)をCPUで処理することで、CPUとGPUそれぞれの得意分野を生かします。KoboldCPPやllama.cppを用いた検証では、一部のLLMで処理速度の向上が確認されており、その効果はCPUの性能に依存することが示されています。

nowokay.hatenablog.com

パトレイバーのような搭乗型ロボットに関する記事

SusHi Tech Tokyo 2025で、COCOONがMOVeLOTと連携し、空間歪み補正技術Diver-Xを用いた人が乗って動かせる「パトレイバー」のような体験を提供する展示を行いました。5~8メートル、10メートルの複数サイズの空間をDiver-Xで最適化し、没入感のある体験を実現しています。約5メートルと2~3メートルの2種類の空間でデモを行い、IP保護などセキュリティにも配慮したシステム構築を目指しているとのことです。

www.itmedia.co.jp

ヤマト運輸のシステム障害に関するニュース記事

5月12日、ある企業のTwitterアカウントが不正アクセスを受け、約40件のツイートが不正投稿されました。不正投稿には企業の公式LINEアカウントへの誘導が含まれており、犯人の特定はされていませんが、LINEアカウントへの誘導が目的と見られています。13日18時30分現在、被害状況の報告と対応が継続中で、ヤマト運輸の基幹システム移管の影響で発生した障害も24時間経過しても復旧していないと報じられています。

www.itmedia.co.jp

巨大テック企業の将来に関する分析記事

メタ(Facebook)とグーグルに対する反トラスト訴訟を背景に、Facebookの友達追加や投稿数の減少、Google検索利用者の減少、そしてiPhoneの将来的な不要化の可能性が示唆されています。これらの巨大テック企業の主力製品が衰退しつつある原因は、AIや新しいSNSアプリなどの台頭による競争激化であり、巨額な企業価値を誇る企業であっても、技術革新の波には抗えないことを示しています。

www.cnn.co.jp

東方Project新作「錦上京」のAI使用に関するニュース記事

Steam向けゲーム「Fossilized Wonders」は、20年越しの構想を実現するプロジェクトで、AIによる画像生成技術を活用して開発効率化を図り、複数のAI技術やCygamesのAI技術も用いる予定です。SteamとDLsiteでのリリースを予定しており、東方Project新作「錦上京」も生成AIを使用していることから、AI活用がゲーム開発において注目を集めています。

www.itmedia.co.jp

日本の平年気温データを用いたGIS分析に関する記事

日本の平年気温データを用いて、年間を通して平均気温20℃の場所を特定する「日本全国適温マップ」を作成した事例が紹介されています。国土数値情報ダウンロードサイトから取得した3次メッシュデータを、PythonとGeoPandasを用いて分析し、月ごとの平均気温20℃に近い地点を地図上に表示することで、12ヶ月を通して北海道から沖縄まで様々な地域で平均気温20℃の場所が存在することを明らかにしています。今後は衛星データも活用し、より詳細な分析を進める予定とのことです。

note.com

OSSソフトウェアの開発元による譲渡撤回要求に関する記事

7年前にCloud Native Computing Foundation(CNCF)へ譲渡されオープンソース化されたメッセージングミドルウェア「NATS」について、開発元のSynadia社がCNCFへのプロジェクトの撤退と非オープンソース化、さらにドメイン名とGitHubリポジトリの管理権譲渡を要求する事態が発生しました。Synadia社の目的はNATSのビジネス面での有効性向上でしたが、CNCFはこれを拒否。最終的にSynadia社は要求を撤回し、NATSプロジェクトはCNCFのもとで継続されることになりました。この騒動は、OSSプロジェクトのガバナンスや企業によるOSS活用における課題を浮き彫りにしました

www.publickey1.jp

AIによる全自動メディア運営サービスに関する記事

WordPressベースのメディア運営サービス「AI Media ZERO」がリリースされ、AIによる記事作成から公開、更新までを自動化する全自動メディア運営が可能になりました。SEO最適化された記事の自動生成、ノーコード編集、自動更新、画像挿入、OGP自動生成といった機能を搭載し、広告費削減、SEO効果向上、コンテンツ資産化によるコスト削減を実現します。将来的にはTikTokやInstagramリールへの自動配信にも対応予定とのことです。

prtimes.jp

USB充電器を用いたジュースジャッキング攻撃に関する記事

スマートフォンOSの脆弱性に関する複数の報告を受け、AppleとGoogleはiOS/iPadOSとAndroidのセキュリティアップデートを実施しました。これらの脆弱性は、USB接続による攻撃(ジュースジャッキング)や悪意のあるWebサイト、IoTデバイス、SMS経由の攻撃など、多様な経路からの攻撃を可能にしていました。 特に、特定のUSBアクセサリや悪意のあるWebサイトからの攻撃には注意が必要です。OSアップデートによる対策が強く推奨されます。

www.itmedia.co.jp

ヤマト運輸のサービス不具合に関するニュース記事

ヤマト運輸の基幹システム移管に伴い、11月4日、再配達依頼などのサービスが利用できない不具合が発生しました。ユーザーからの報告はヤマト運輸のLINE公式アカウントで受け付けていましたが、システムの制約により10件以上の報告は困難だったようです。具体的には、ユーザーがWebサービスで複数件のツイート投稿を行い、LINE公式アカウントを通じてその状況を報告しましたが、10件を超える報告は受け付けられなかったとのことです。

www.itmedia.co.jp

Slackの全世界的な障害に関するニュース記事

5月13日午前7時半頃、Slackで世界規模の障害が発生し、クライアントの起動不能やメッセージの送受信不可など、多くのユーザーが影響を受けました。原因はバックエンドデータベースのルーティング問題とされており、運営チームは20分以内の復旧を目指して問題解決に取り組んでいます。現在、障害の全容調査中です。

forest.watch.impress.co.jp

ネット証券における不正取引の急拡大に関するニュース記事

4月、複数のネット証券で1481億円分の株式が不正に売買されるという大規模な事件が発生しました。複数の金融機関が被害に遭い、合計6380件の不正アクセスと3505件の不正送金が確認され、損害額は不正アクセス関連で約1612万円、不正送金関連で約1437万円にのぼります。犯行グループは5つの主要金融機関を標的に、10以上のアクセス経路を使用したと推測されており、SBI証券も被害を受けた金融機関の一つです。現在、警察が捜査中です。

www.itmedia.co.jp

AppleによるiOS 18.5とiPadOS 18.5のリリースに関するニュース記事

AppleがiOS 18.5とiPadOS 18.5をリリースし、iPhone 13を含む対応機種で衛星通信機能が利用可能になりました。au、docomo、楽天モバイル、SoftBankの各キャリアに対応しており、プライド月間の壁紙追加、機能強化、不具合修正に加え、33件のセキュリティ脆弱性の修正が含まれています。そのため、早期アップデートが推奨されています。

forest.watch.impress.co.jp

国土交通省による道路データプラットフォームの一般公開に関するニュース記事

国土交通省が道路データプラットフォームを一般公開し、国道の交通量データAPIも公開しました。これは、日本のスタートアップ企業が開発したAIを活用した道路状況把握システム「JARTIC」によるもので、2600台の車両からリアルタイムで取得した道路の混雑状況などのデータをAPIを通じて提供し、渋滞予測などへの活用を可能にしています。ETC2.0データとの連携により、20km先までの渋滞予測精度向上にも貢献しており、Webアプリケーションとモバイルアプリも提供されています。

www.itmedia.co.jp

Web API設計ガイドラインに関する記事

フューチャー社が公開したWeb API設計ガイドラインは、大規模システムだけでなく、Webシステム特有の設計指針を網羅しており、HTTPメソッドやステータスコードの使い方といった具体的な例を多数掲載しています。技術的負債の再生産防止も目的の一つとしており、社内フィードバックに基づいて継続的に改訂される予定です。

future-architect.github.io

AIの幻覚現象に関する記事

最新のチャットボットAIにおける「幻覚」(事実と異なる情報生成)が深刻化しており、OpenAIやVectara社の調査では、旧モデルと比較して幻覚率が2~4倍に増加していることが報告されています。増加の原因として、最新モデルが原文に忠実であるべき指示にも関わらず、関連情報を過剰に追加する傾向があることが挙げられています。一方で、一般的な知識に基づく「良性の幻覚」も多く存在することも明らかになっています。Vectara社は、AI生成テキストの幻覚を検出し、修正案を提供するツールを開発しており、この問題への対策が進められています。

www.techno-edge.net

LLMの外部通信・連携におけるセキュリティ観点に関する記事

大規模言語モデル(LLM)は単体では機能が限定的ですが、外部システムと連携することで真価を発揮します。しかし、外部通信に伴うセキュリティリスク(SSRF攻撃や機密情報漏洩など)は深刻な問題です。記事では、LLMアプリが抱える「知識」「実行」「能力」の3つの壁と、それらを克服するための外部連携におけるセキュリティ対策について解説しています。最小権限の原則、認証情報の分離、コンテキストウィンドウの分離といった具体的な対策に加え、GMO Flatt Securityによる脆弱性診断サービスやAIエージェント「Takumi」の紹介も行われています。

blog.flatt.tech

Amazonの商品ページにサクラチェッカーとKeepaを一括導入できる拡張機能に関する記事

Amazonの商品ページで、レビューの信憑性をチェックする「サクラチェッカー」と価格推移を表示する「Keepa」の情報を同時に表示するChrome拡張機能「Amazon No Fake」が公開されました。この拡張機能を使うことで、サクラレビューを避け、より賢くAmazonで買い物をすることができます。サクラチェッカーのスコアが商品ページに直接表示されるため、レビューの信頼性を簡単に確認でき、Keepaによる価格推移グラフも同時に確認可能です。まだユーザー数は少ないものの、Amazonをよく利用するユーザーにとって便利なツールとなるでしょう。

internet.watch.impress.co.jp

千葉工業大学におけるAI大学講師の試験導入に関するニュース記事

千葉工業大学は、ChatGPTを活用した日本初のAI大学講師を試験導入し、学生の学習プロセスを個別最適化することで学習効果や批判的思考力の向上を定量的に検証する取り組みを始めました。Verifiable Credential(VC)を用いて学習記録を安全に管理する仕組みも導入されており、将来的には全国の大学への展開を目指しています。

www.watch.impress.co.jp

カカクコムにおけるDifyエンタープライズ版の導入と活用に関する記事

カカクコムが、エンジニア不足やPoC後の開発遅延、運用負荷軽減のため、Difyエンタープライズ版を全社導入し、マルチワークスペース、SSO、Kubernetesデプロイ、Admin APIなどの企業向け機能を活用してGoogle Cloud上に独自のワークスペース設計と運用体制を構築した事例を紹介しています。全社導入後の高い利用率と多様な活用事例、および課題と改善についても触れられています。

tech-blog.tabelog.com

セメダインDのはがせるタイプの誕生に関するニュース記事

1938年設立のZ社が5月12日、はがせるタイプの新しい接着剤「セメダインD」を発表しました。これは従来品「セメダインC」から87年ぶりとなる新製品で、IoT技術を活用した開発経緯が紹介されています。記事では、開発に100名以上のチームが参加し、既存システムとの連携を容易にすることを目指した新技術と、その技術による省力化への貢献、そしてZ社が開催予定の2回の展示会についても触れられています。

www.itmedia.co.jp

Amazon Bedrock Knowledge Basesのカスタムデータソースと直接取り込みAPIに関する記事

AWS Bedrock Knowledge Basesがカスタムデータソースと直接取り込みAPIに対応し、S3など限定的なデータソースから、API経由で任意の外部データソースからの直接ドキュメント取り込みが可能になったことを解説した記事です。これにより、データソースとナレッジベースの同期処理が不要になり、リアルタイム情報更新が可能になります。AWSマネジメントコンソールとAPI(boto3使用例あり)によるドキュメント投入方法、ドキュメント容量制限(50MBなど)、サポートされないファイル形式に関する制限事項も紹介されています。

acro-engineer.hatenablog.com