Engineer's Digest - 忙しいエンジニアのための技術情報ダイジェスト

忙しいエンジニアのための技術情報ダイジェスト。前日の話題をサクッと把握!

2025/05/12 #187 - 今日の技術情報ダイジェスト

Obsidianプラグイン活用術~日常記録からブログ執筆まで~

Markdown対応テキストエディタObsidianとその活用法を紹介する記事で、日誌、コード、AIプロンプト管理、ブログ下書きなどへの利用方法と、Thino(日誌用)、Dataview(データ表示用)、Tag Wrangler(タグ管理用)といった便利なプラグインを解説しています。コードスニペット管理やブログ執筆を支援するプラグインも多数紹介しており、Obsidianの拡張性の高さを示しつつ、プラグインの開発状況に注意が必要である点も指摘しています。

necco.inc

Go言語テスト入門

Go言語のテストに関する入門記事のリメイク版で、Go1.15以降の機能やアップデートを反映し、テストの実行、失敗レポート、スキップ、並列実行、前処理・後処理、カバレッジ取得といった基本的な手法から、環境変数設定、テスト対象の絞り込み、キャッシュ削除、一時ディレクトリ作成、テストコード雛形作成といった実践的なテクニックまでを網羅的に解説しています。さらに、構造体、マップ、スライスの比較、APIサーバアクセス、ハンドラテスト、データ競合検知、モック、コンテナ、ゴルーチンリーク検出といった高度なテスト手法に加え、ヘルパー関数、ブラックボックステスト、単体/インテグレーションテストの切り替えについても丁寧に説明しています。Go言語でのテスト開発に携わるエンジニアにとって、非常に有用な情報が満載の記事です。

future-architect.github.io

Docker MCP Toolkit入門

Docker Desktopの新機能であるDocker MCP Toolkitを使えば、Clineクライアントを通じてファイル操作、Webアクセス、ブラウザ操作など109種類以上のMCPサーバーを簡単に利用できます。Docker Desktopさえインストールされていれば追加インストールは不要で、Toolkitのインストールとサーバーの有効化、Clineの設定だけで利用開始できます。

qiita.com

AIコーディングツールCursor入門

VSCodeユーザー向けに、AIコーディングツールCursorの使い方を解説した記事です。CursorはVSCodeと使い勝手が似ており、学習コストが低い点が特徴です。月額20ドルで利用でき、AI利用料込み、ChatGPT/Claude等のAPI連携も可能です。具体的な事例として、AIに指示を与え、ブラウザゲームを生成・実行する手順が紹介されている他、部分修正やドキュメント読み込みといった高度な機能についても解説しています。

qiita.com

戸籍システムのITエンジニア視点からの考察

この記事では、日本の戸籍システムの課題をITエンジニアの視点から解説し、データベースの正規化という観点から現状のシステムにおける不備(住所更新の遅延や血縁関係の正確性の低さなど)を指摘しています。 具体的には、マイナンバーを主キーとしたシステム改善案や、戸籍廃止論についても言及しており、それぞれの賛否両論を提示しています。

anond.hatelabo.jp

LLMを活用したコード生成エージェントRepilot

RepilotというLLMを用いたコード生成エージェントのファーストリードコードが公開され、そのコードには044、74$PEFなどのコード、様々な関数名や変数名、Anthropic APIの使用、特定の開発ツールのインストール方法に関する記述などが含まれています。複数の言語やライブラリを使用しており、コード生成とAPI連携に関する内容です。このコードはVSCode拡張機能で、ぽちぽち選択するだけでOSSを読めるように設計されています。

speakerdeck.com

LLM活用のためのMarkdownデータ一元管理

LLMを活用するために、はてなブログ、Zenn、Notion、Twitterなどの様々なソースからデータをMarkdown形式に変換し、GitHubを用いて一元管理する方法が紹介されています。GitHubではコンテンツごとにリポジトリを分割し、git submoduleで管理することで効率的な運用を実現します。スライドや音声データ、Obsidianなどのデータソースにも対応しており、変換されたMarkdownデータは検索、ブログ記事作成、プレゼンテーションなど幅広い用途に活用できます。

zenn.dev

アクセンチュアによるゆめみ買収とその影響

ゆめみからアクセンチュア(Song部署)への転職を検討されている方に向けて、配属後の実情について解説しています。顧客対応や要件定義が中心で、システム開発スキルは必須ではないものの、週5日出社、席不足による会議室や電話ブースの利用、USキーボードのWindows環境、開発環境の整備不足、OSSツールの遅延、AI活用制限、Java開発中心、git利用の未熟な技術者が多いといった現状が報告されています。また、昇給・昇進の困難さと現状維持またはレイオフの可能性についても触れられています。

web.archive.org

Azureサポートの現状と課題

Qiitaの記事「Azureはやめとけ ~Azureサポート編~」では、Azureサポートの低レベルさを指摘しています。具体的には、問い合わせの困難さ、サポート担当者の対応の遅さや積極性の欠如(公開情報しか参照せず、積極的な調査をしない)、そして上位プランの費用対効果の低さなどが挙げられています。記事では、Azureサポートの現状を踏まえ、Azure利用の再考を促しています。Developerプランで十分な機能が提供されるとも述べられています。

qiita.com

アクセンチュアによるゆめみ買収に関する考察

アクセンチュアがデザインとエンジニアリング企業のゆめみを約37億円で買収しました。ゆめみは売上高48億円のCeresの子会社で、モバイルアプリ開発などに強みを持ちます。この買収により、アクセンチュアはゆめみの高い技術力と人材を比較的安価に獲得できると考えられます。しかし、ゆめみのティール組織や独自の文化が買収後も維持されるかは不明です。この買収は、IT業界における企業再編の加速を示唆しています。

note.com

Gemini Canvasによるアイデア実現

GoogleのAI「Gemini」アプリに、アイデアを元に文章作成やプログラミングコード生成を支援する新機能「Canvas」が登場しました。AIとの対話を通してコンテンツ作成をスムーズに進めることができ、企画書作成、Webサイト制作、ゲーム開発など幅広い用途に対応します。コードのリアルタイムプレビューや修正も可能で、初心者にも使いやすい設計となっています。

note.com

営業と技術職のコミュニケーション課題

プラントエンジニアでWebライターやアプリ開発も手がけるエコおじい氏が、営業と技術職の間に発生する摩擦について論じています。顧客対応における営業の苦労、特に技術職からの「仕様だから」「それは無理」といった発言に頭を悩ませている現状を指摘し、営業が顧客とのクッション材として日々負担を抱えている実態を浮き彫りにしています。その上で、営業が技術的な内容を十分に理解せずに無理な約束をしてしまったり、技術職が顧客の要望を理解せずに一方的に「無理」と断ってしまうケースの問題点を提示し、営業と技術職の連携強化、顧客の期待値管理、技術知識の共有といった解決策を提案しています。

posfie.com

Windows 7の単色背景による起動遅延問題

Windows 7において、単色背景を設定するとログイン時間が遅くなるという不具合が存在していました。これは、Windows 7のログインシステムの設計に起因するもので、壁紙読み込み処理の待機に30秒のタイムアウトが設定されていたため、単色背景の場合でもこのタイムアウトまで待機してしまうことが原因です。Microsoftは4ヶ月かけてこの問題を修正し、長年Windows開発に携わってきたレイモンド・チェン氏がその詳細を解説しています。

gigazine.net

新教皇レオ14世の名前の由来とAI社会への対応

新教皇レオ14世の命名理由として、AIによる新たな産業革命への対応が挙げられています。記事では、AI生成コンテンツへの透かし技術開発の現状を紹介しており、AIによる虚偽情報の拡散対策として、人間の目には見えないがAIで検知可能な透かしを画像、動画、テキストなどに埋め込むことで、虚偽情報の特定や発信元の特定に役立つと期待されています。この技術はSNSなどにおける虚偽情報拡散防止に貢献すると考えられています。

www.itmedia.co.jp

バックエンドエンジニアのためのインフラ・クラウド解説書

翔泳社から出版された「バックエンドエンジニアのためのインフラ・クラウド大全」は、バックエンドエンジニアに必要なインフラとクラウドに関する知識を網羅した書籍で、情報システム基礎から負荷対策、パフォーマンスチューニング、コンプライアンスまで幅広く解説しています。図解を豊富に使用し、視覚的に理解しやすい構成となっており、現役エンジニアによる解説で実践的な知識習得が可能です。さらに、関連領域の知識も深められるよう、章の構成が工夫されています。

www.shoeisha.co.jp

AI PMツールaipm_v0を用いたプロジェクト管理

みやっち氏作成のAI PMツール「aipm_v0」を用いたプロジェクト管理手法と、オンライン定性調査プラットフォーム構築への適用事例を紹介。LLMを活用したプロジェクト計画の自動生成・最適化やタスク管理、ファイルベース管理とLLMの組み合わせによる効率化、そして「Vibe PM」スタイルの提案など、具体的な活用方法が解説されています。さらに、今後のツール発展やLLM進化による機能向上、社会への影響についても考察しています。

zenn.dev

おすすめのAIツールの紹介

AIツール利用状況を月額約200~300ドルでまとめた記事で、ChatGPT(Plusプラン)、Claude、OpenAI APIといった有料ツールに加え、CodeRabbitやDeepWikiといった無料ツールも活用例を交え紹介しています。具体的には、AI搭載エディタCursorとCline、AI開発ツールDevinの使用感や、各ツールの具体的な使い方、費用についても個人の主観に基づいて解説されています。

note.com

LLMとAdobe Illustrator連携によるDTP作業効率化

Adobe Illustratorの作業効率化を目指し、大規模言語モデル(LLM)と連携するMCPサーバーを実装した試みが紹介されています。自然言語でIllustratorを操作することで、オブジェクト配置や組版といった作業の自動化を試みており、テキスト・画像の流し込み、請求書修正、カレンダー生成などの具体的な事例が示されています。現状では完全自動化には至っておらず、プロンプトの工夫や手動調整が必要ですが、将来的にはAdobe製品への統合やLLMとの連携強化が期待されています。

zenn.dev

iPhoneとPixel 2台持ちによる業務効率化

iPhoneユーザーがGoogle Pixel 9 Proを仕事用として3ヶ月間使用した結果、業務効率の向上、公私混同の防止によるストレス軽減、Googleサービスとの高い親和性による作業効率化、高いカスタマイズ性による仕事特化環境構築、Gemini AIによる情報収集効率化などのメリットが得られたことを報告しています。

www.gizmodo.jp

NHK技研による高機能4Kカメラ開発

NHK技研が、画面内の領域ごとに撮影モードを自動調整できる4Kカメラを開発しました。このカメラは、シーンに応じてフレームレートや露光時間などを最適化することで、動きの速い被写体や明るい被写体など、様々な撮影条件に対応します。4K相当の解像度、最大240fps、ダイナミックレンジ18dB拡大を実現しており、5月29日~6月1日に開催される「技研公開2025」で展示予定です。

av.watch.impress.co.jp

ObsidianとCursorを用いた知的生産性向上

ObsidianとCursorを連携させた知的生産性向上術を紹介する記事です。Obsidianの知識ネットワーク構築機能とCursorのAIによる文章生成機能を組み合わせることで、Markdown対応によるスムーズな連携とZettelkasten法との高い親和性を実現し、効率的な情報管理とアウトプットを可能にします。Obsidianには自身の思考や洞察を蓄積することが重要だと解説しています。

note.com

AIによるDeep Research機能の比較

多くのAIチャットボットが、Web検索を行いレポートを作成する「Deep Research」機能を提供開始しており、本記事ではChatGPT、Gemini、Perplexity AI、Grokといった主要なAIの機能を比較しています。「タイムトラベルの映画・テレビ描写と価値観」というテーマで調査を実施し、ChatGPTの「フルバージョン」「軽量バージョン」、Geminiの有料・無料ユーザー向け機能、それぞれの生成レポートの精度や処理時間、特徴を詳細に解説しています。

japan.zdnet.com

Lenovo ThinkPad X9 14 Gen 1 Aura Editionレビュー

レノボが、TrackPointを廃止した革新的な14インチThinkPad X9 14 Gen 1 Aura Editionを発表しました。約1.21kgの超軽量ボディに、Intel Core Ultra 5 226VプロセッサーとAIを搭載し、高性能と携帯性を両立しています。TrackPointの廃止はThinkPadシリーズにとって大きな変化であり、今後のThinkPadの方向性を示唆するモデルと言えるでしょう。

www.itmedia.co.jp

仕事における成長の壁と克服方法

Tbpgr Blogの記事「仕事の成長に詰まったときに知っておきたい5つの壁」では、エンジニアのキャリアにおける成長の壁として、目標設定、必要なスキル・経験の把握、習得方法、実践機会、客観的フィードバックの不足といった5つの点を挙げ、それぞれ克服するための具体的な方法を解説しています。目標設定の明確化と必要な要素の洗い出しの重要性、他者からのフィードバックによるスキル習得の効率化、実践機会の不足への対応策、自己評価の適切な方法などが提示され、5月21日にはITエンジニア育成に関するオンライン勉強会も開催される予定です。

tbpgr.hatenablog.com

AIエディタCursor v0.50アップデート情報

AIエディタCursorのv0.50アップデートで、並列処理可能なバックグラウンドエージェントの追加による複数タスク同時実行、Multi-root Workspaces対応によるモノレポ化不要、Tabキーによるコードサジェストのファイル境界超え機能拡張、全リポジトリをチャットコンテキストに追加できる「@codebase」機能復活、ファイル全体編集高速化を含む「Edit Code」機能アップデートの5つの改善が発表されました。

zenn.dev

Cloudflare上でのMCPサーバー構築

Cloudflare上でModel Context Protocol (MCP)サーバーを構築する方法を解説した記事です。Streamable HTTP対応によりWebアプリからのリモートアクセスが可能になり、TypeScript SDKとCloudflare Workersを用いた簡潔な構築手順が示されています。サイコロ振りを例にしたツール実装とデプロイ手順、MCP Inspectorツールを使った動作確認とデバッグ方法も説明されています。

azukiazusa.dev

DuckDB Local UIのInstant SQL機能レビュー

DuckDB Local UIのInstant SQL機能を試したレポート記事です。SQL文の一部を選択すると、その部分のクエリ結果を即座にプレビューできる新機能について解説しており、集計関数(AVG、MAXなど)、不等号、LIKE句、JOIN句などに対応している一方、CTE(共通テーブル式)は一部サポート、集合演算は未対応であることを報告しています。デバッグ効率の大幅な向上に繋がりそうである一方、データ量によっては影響がある可能性も示唆しています。

dev.classmethod.jp

Slackに代わるMatrix入門

Slackの代替として注目される分散型チャットシステムMatrixを解説した記事です。複数のワークスペースを容易に管理でき、研究者間の共同作業に最適な機能が充実しており、異なるサーバのユーザー間でもシームレスなコミュニケーションが可能です。チャット履歴は基本的に削除されないため、長期的な記録保存に便利で、ファイル共有やエンドツーエンド暗号化にも対応しています。

zenn.dev

コマンドライン操作可能なLLM(Ollama API)活用

コマンドラインから生成AIを操作できるツール「LLM」を、Ollamaの無料APIとllama3.2モデルを使って試した体験レポートです。LLMは様々なAPIに対応し、豊富な無料プラグインが簡単にインストールできます。パイプ処理により、AIの出力結果を翻訳したり、コマンドを生成するなど、様々な用途に活用可能で、Linuxコマンドの実行結果を日本語で解説するといった応用例や、創作的な利用も紹介されています。さらに、ChatGPTとの連携による独自のシェルスクリプトアプリ作成についても触れられています。

posfie.com

SVG画像のアクセシビリティ向上のための代替テキスト記述

SVG画像の代替テキスト記述について解説しており、title属性が代替テキストとして使用できること、マウスホバー時にツールチップを表示する機能を持つこと、ツールチップ表示が不要な場合はWAI-ARIA属性を用いるべきこと、そしてアクセシビリティ向上のため適切な方法を選択する重要性を説明しています。特に、alt属性が使用できないSVG画像における代替テキスト記述の適切な方法に焦点を当てています

momdo.hatenablog.jp