- MCPサーバー構築と活用事例
- 決済基盤アーキテクチャ比較
- 分割キーボードと肩こり改善
- Cloudflareを用いたMCPサーバー構築
- Rustプログラミングの苦労と課題
- 野村証券の日本株買い注文停止
- Cloudflare Agentsの紹介
- Git誕生20周年記念
- ITエンジニアの生涯学習戦略
- UI状態設計の整理法
- GitHub Actionsセキュリティ強化
- GPU価格高騰の現状と課題
- Thunderbirdの有料クラウドサービス開始
- Googleのオープンソース脆弱性スキャンツール
- Arm版Windowsの実用性チェック
- TechFeedの紹介
- SAFeの採用見送りに関する考察
- NEXCO中日本のETCシステム障害
- DMM GAMESのページ表示速度高速化
- AIコーディングエージェントの自律化
- LayerXのバクラクAIエージェント事業
- ChatGPTと外部サービスの連携
- MSI Claw 8 AI+レビュー
- MCPのセキュリティに関する注意喚起
- MCPサーバー自作における問題点
- Cursorエディタを用いたE2Eテスト自動化
- Googleの新たな短縮URL
- 技術評論社とエンジニアの交流イベント
- 任意のサイトをMCPサーバー化するツール
- 生成AI時代のシェルコマンド活用
MCPサーバー構築と活用事例
AIとアプリケーション間の情報交換を効率化するMCPプロトコルと、Node.jsとTypeScriptを用いてMCPサーバーを構築する手順、VSCodeとGitHub Copilot連携による活用例について解説しており、MCPサーバーがデータ提供、関数呼び出し、タスク実行テンプレートを提供する仕組みや、MCPクライアントとして既存アプリが利用されるケースも紹介しています。
決済基盤アーキテクチャ比較
本特集では、DMM.com、GMOペイメントゲートウェイ、メルペイ、ネットプロテクションズ、スマートバンクの5社が採用する決済基盤のアーキテクチャを解説しています。DMM.comはマイクロサービスアーキテクチャを採用し、購入システムと決済システムを分離、GMOペイメントゲートウェイのfincodeはAWS基盤でPCI DSS準拠、高スケーラビリティを実現したスタートアップ向けモダンな決済インフラ、メルペイはドメイン境界を重視した4領域に分割されたマイクロサービスアーキテクチャで分散型トランザクション管理により整合性を確保、ネットプロテクションズのatoneはモジュラモノリスアーキテクチャで機能分割とバッチ処理による効率化、ECS on Fargateによるスケーラビリティ確保を図り、将来のマイクロサービス化を検討、スマートバンクのワンバンクはAWS、Fargate、AutoScale、Google SSOなどを用いたPCI DSS準拠の決済システムで高可用性とセキュリティを実現しています。
分割キーボードと肩こり改善
レバテックラボの記事では、分割キーボードによる肩こり改善効果について、医学的な観点から検証しています。肩や首の不調を抱えるデスクワーカーが増加する中、分割キーボードが注目されているものの、その効果には科学的根拠が不足している点を指摘。肩こりの原因を筋肉の滑走不全と捉え、分割キーボードによる姿勢変化がそれを軽減する可能性を示唆しています。一方で、厚生労働省のガイドラインに基づいた、アームレストや昇降デスクといった周辺機器の活用や、定期的な休憩、ストレッチの重要性も強調しており、分割キーボードの効果を過信することなく、多角的な対策を検討する必要があることを伝えています。
Cloudflareを用いたMCPサーバー構築
Cloudflareを活用したリモートMCPサーバーの構築方法と、GitHub OAuth 2.0認証を用いた具体的な手順、MCP Inspectorによる動作確認、そしてセキュリティ強化と運用効率化によるAI連携の利便性向上策について解説しています。ローカル認証情報の保存が不要になるため、セキュリティ向上と管理の容易化を実現できます。
Rustプログラミングの苦労と課題
Rustを用いたリモートデスクトッププロジェクトの開発経験に基づき、所有権、ライフタイム、マルチプラットフォーム対応の複雑さ、長いビルド時間、依存関係管理の煩雑さ、分かりにくいエラーメッセージなど、Rust開発における多くの苦労が記述されています。GoやTypeScript/Pythonとの比較を通して開発効率やメンタルヘルスへの影響も分析し、Rustのメモリ安全性のメリットを認めつつも、開発者の負担が大きすぎる可能性を結論付けています。
野村証券の日本株買い注文停止
野村証券が、顧客の口座乗っ取りによる不正売買を阻止するため、一部の日本株のインターネット経由での買い注文を一時停止しました。犯罪集団が偽サイトを用いて顧客情報を窃取し、株価操作による不正利益を得ていると疑われています。攻撃対象は流動性の低い銘柄の可能性が高く、買い注文停止の具体的な銘柄などは非公開です。この情報は日本経済新聞の有料会員向け記事からの抜粋です。
Cloudflare Agentsの紹介
Cloudflareが、自律性と目標指向の推論を用いて複雑な課題を解決するエージェント構築プラットフォーム「Cloudflare Agents」を発表しました。これは、ユーザー入力の取得、大規模言語モデル(LLM)との接続、実行の保証、そして実際の行動の実行という4つの段階で構成されており、Cloudflare Workers AI上で動作し、使用量に応じた課金体系によりコスト削減を実現します。具体的な例として、ランチの選択を自動化するエージェントのコード例も紹介されています。
Git誕生20周年記念
Linuxカーネル開発で用いられていたBitKeeperの代替として、リーナス・トーバルズ氏が4ヶ月間の構想期間を経て10日間で開発した分散型バージョン管理システム「Git」の誕生から20周年を記念し、開発初期の裏事情や主要コマンド(git merge、git blame、git log、git commit、git pullなど)について、開発者自身が解説しています。BitKeeperのリバースエンジニアリング問題を背景に開発されたGitの開発経緯や、ユーザー空間でのプログラミングの容易さ、そして現在における大規模プロジェクト開発への展望についても触れられています。
ITエンジニアの生涯学習戦略
ITエンジニア向け書籍「技術の波に乗り遅れない!すべてのITエンジニアのための「一生モノの学び方」」の読書メモで、技術学習の効率化を「普及率」と「基礎・応用」の2軸で分類し、ガートナーのハイプサイクルを参照しながら体系的な学習方法を紹介しています。基礎技術の理解と目的志向の応用技術学習による知識体系の構築、システムをデータ加工と捉え入出力に着目した全体像把握、設計・開発・運用の役割と連携理解によるスキルアップ方法などが解説されています。
UI状態設計の整理法
Figmaを用いたUIデザインにおいて、UIの状態(state:ホバー時、フォーカス時など)を整理・管理する方法を解説した記事です。複数の状態を一つのプロパティで管理すると混乱を招くため、インタラクティブな状態、boolean値、列挙型といった分類方法が提案されており、disabledとreadonlyの状態は同時に成立しないため別々に管理する方が良いとされています。状態の適切な分類により、コードとの整合性と保守性を向上できる点が強調されています。
GitHub Actionsセキュリティ強化
GitHub Actionsのセキュリティインシデント(CVE-2025-30066)を受け、OSS開発者向けにGitHubのセキュリティ強化策を解説しています。具体的には、GitHub Actionsトークン設定、リポジトリ整理、サードパーティアプリ整理、secret管理、Rulesets設定、不要なforkやリポジトリの削除、PAT/GitHub Appの最小限利用、autofix.ci活用、tag作成・更新・削除の禁止、commit署名必須化といった対策と、GitHub CLIのOAuth App権限や異常アクティビティ検知に関する課題が提示されています。
GPU価格高騰の現状と課題
2025年4月8日より、台湾製のAMDとNVIDIA製GPUがアメリカへ輸入される際に32%の関税が課されるようになり、価格高騰が懸念されています。関税分を価格に反映すると利益が圧迫されるため価格据え置きとなり、中国への輸出も安全保障上の理由で禁止されていることから、アメリカ以外の市場開拓も困難な状況です。このため、国産GPU開発への期待が高まっています。
Thunderbirdの有料クラウドサービス開始
オープンソースのメールクライアントとして知られるThunderbirdが、メールやストレージなどを含む有料クラウドサービス「Thunderbird Pro」を発表しました。Thunderbird Proは、メールサービス「Thundermail」、ファイル共有「Thunderbird Send」、スケジュールツール「Thunderbird Appointment」、AIアシスト「Thunderbird Assist」といった機能を提供し、GmailやMicrosoft 365といった既存サービスに対抗します。現時点では有料サブスクリプションモデルですが、無料プランの提供も検討されているとのことです。プライバシー保護を重視しており、AI処理はローカル実行または安全なリモート処理で行われます。価格やサービス開始時期などの詳細はまだ発表されていません。
Googleのオープンソース脆弱性スキャンツール
Googleが、オープンソースソフトウェアの脆弱性を検出するための無料ツール「OSV-Scanner V2.0.0」を公開しました。このツールは、OSVデータベースと連携し、.NET、Python、JavaScript、Haskellなど様々な言語の依存関係ファイルを解析することで、脆弱性を検出します。Node modulesやPython wheelsなど幅広いパッケージ形式、Debian、Ubuntu、Alpineなど複数のLinuxディストリビューションに対応しており、コンテナ環境でのスキャンにも対応しました。検出結果をHTMLレポートとして出力する機能も備えています。
Arm版Windowsの実用性チェック
ASUS Zenbook SORA(UX3407RA)を用いたArm版Windows(WoA)の実用性検証結果が報告されています。多くの主要アプリ(Adobe Photoshop、ChatGPT、Visual Studio Codeなど)が動作し、一部アプリ(FileZillaなど)はx64エミュレータで問題なく動作することを確認しています。一方で、i1 ProfilerやSoftEther VPN Clientなど、Arm版ドライバが必要なアプリは動作しないことも報告されています。さらに、NPUを活用したLLMの高速動作や、CPUのみでも実用レベルの速度での動作が確認されています。
TechFeedの紹介
海外記事を元に、Next.jsから離れる企業が増加している背景を解説した記事です。エンジニア向け技術情報プラットフォーム「TechFeed」を紹介しており、180以上の専門チャンネル、自動翻訳、記事の面白さを数値化する「TechFeedスコア」、ブックマーク・シェア・コメント機能、モバイルアプリ対応などを備え、世界中の技術情報を網羅的に提供する無料サービスであると説明されています。
SAFeの採用見送りに関する考察
Thoughtworksが、大企業向けアジャイル開発フレームワークであるSAFe(Scaled Agile Framework)について、部門間の壁の強化やチームの自律性・創造性の阻害といった問題点を指摘し、2度に渡り採用見送りを推奨する評価を発表しました。4年間の導入支援実績にも関わらず、効果がないと結論付けた同社は、よりリーンで価値主導型の「バリュースライス」アプローチを代替案として提案しています。SAFeは導入の容易さから人気がありますが、必ずしも成果を保証するものではない点を改めて示唆しています。
NEXCO中日本のETCシステム障害
NEXCO中日本のETCシステムで約38時間にわたる大規模障害が発生し、原因は深夜割引システム導入準備中の追加システムにおけるデータ不整合と判明しました。プログラム更新とは無関係で、人手による応急措置で料金収受は再開されましたが、原因究明は継続中です。障害の背景には、深夜割引拡大に伴う走行情報収集システムの刷新があると考えられています。
DMM GAMESのページ表示速度高速化
DMM GAMESは、ページ表示速度が3~4秒と遅かったため、UX向上を目指し高速化プロジェクトを実施しました。CatchpointとChrome開発者ツールを用いてボトルネックを特定し、CSS、JavaScriptの外部ファイル化、EmotionからCSS Modulesへの移行、スクリプトの遅延読み込みなどの改善を行いました。その結果、表示完了時間は平均0.8秒に短縮され、75パーセンタイルでも4秒から2秒以下に改善されました。プロジェクト成功の要因は、チーム全員がオーナーシップを持ち、情報共有を徹底することで円滑な連携を実現したこと、そして部署間の目標の違いを顧客体験向上という共通認識で克服したことだと分析されています。
AIコーディングエージェントの自律化
AIコーディングエージェントの自律化に向けた取り組みが紹介されており、人間による介入を最小限にするための手法として、静的解析や自動テストといった古典的な手法に加え、デザインシステムの情報提供などのコンテキスト注入を組み合わせ、LLMの特性を活かしたゼロベース設計によるソリューション開発について解説しています。最終的には、コーディングだけでなくDevOps全体を担うエージェントの開発を目指しています。
LayerXのバクラクAIエージェント事業
LayerXが2025年4月からAIエージェント事業に参入し、AIを活用したBPOサービス「AI BPO」を提供開始します。まずは請求書受領代行から始め、将来的には給与計算やコスト削減などへの展開を予定しており、AIの専門知識がなくても利用できる点が特徴です。少子高齢化による人手不足と生産性向上という課題解決を目指した取り組みとして注目されます。
ChatGPTと外部サービスの連携
ChatGPTの機能拡張であるGPT Actionsを利用して、外部サービスと連携したカスタムGPTを作成する方法を解説した開発ガイドです。Web APIサーバーとOpenAPI定義を用意することで、簡単にChatGPTと既存システムやデータベースを連携でき、PythonやNode.jsなど複数の言語での実装例も提供されています。Basic認証、APIキー、OAuthなど、様々な認証機能にも対応しています。
MSI Claw 8 AI+レビュー
MSIのポータブルゲーミングPC「Claw 8 AI+ A2VM」のレビュー記事です。Intel Core Ultra 7 258VとIntel Arc 140V、32GBメモリ、1TB SSDを搭載し、8型ネイティブランドスケープ液晶により高性能ゲームを快適にプレイできます。効率的な冷却システムと静音性にも優れ、15万9,800円という価格でAMD Ryzen搭載機に匹敵する性能を誇ります。
MCPのセキュリティに関する注意喚起
海外メディアで、AIエージェント向けのUSB-CデバイスであるMCPが、デフォルト設定では安全ではないという懸念を示す記事が話題になっています。記事では、MCPのセキュリティ上の脆弱性について詳細に解説しており、エンジニアはデフォルト設定のまま使用せず、適切なセキュリティ対策を講じる必要があると警告しています。
MCPサーバー自作における問題点
MCPサーバー自作において、ツールの提供数が多すぎてMCPクライアントが認識できなくなる問題と、返却データ量が多すぎてLLMのコンテキストウインドウ制限に抵触する問題が発生し、それぞれ必要なツールへの絞り込みと、ページネーションやデータ量の削減によって解決した事例を紹介しています。MCPクライアントの制限や利用モデルの制約を考慮したデータ量最適化の重要性が示唆されています。
Cursorエディタを用いたE2Eテスト自動化
QAエンジニアがAIコードエディタ「Cursor」を使ってE2Eテストの自動化における課題を解決した事例を紹介しており、コード生成、編集、理解といった機能により、テスト実行時間の短縮、Slack通知の実装、Playwrightの導入などを実現し、既存スキルでは困難だった課題を効率的に解決、生産性向上とスキル向上に繋がったと報告しています。
Googleの新たな短縮URL
Googleは2018年に終了したgoo.glに代わる新たな短縮URLシステムを構築中で、現在一部サービスで「search.app」という短縮URLを使用開始しており、Google Discoverのコンテンツ共有で利用されています。将来的には他のサービスへの展開も予想されますが、現時点では限定的な運用にとどまっており、「share.google」という短縮URLドメインも確認されています。goo.glの終了期限は2025年と発表されています。
技術評論社とエンジニアの交流イベント
LINEヤフー社員が主催したイベントで、技術評論社の編集者を招き、「本を出すきっかけ」の作り方について、社内エンジニアと意見交換を行いました。オンラインセッションとオフライン交流会を通して、書籍執筆に関わる疑問を解消する場を提供し、参加者からは高い満足度を得ており、多くの書籍執筆につながることが期待されています。
任意のサイトをMCPサーバー化するツール
sitemcp
ツールは、任意のウェブサイトをModel Context Protocol(MCP)サーバーとして機能させることで、AIがそのウェブサイトのコンテンツにアクセスし、利用できるようにするツールです。これにより、AIがウェブサイトの情報を読み込むためのトークン数を削減し、マイナーなライブラリ情報なども活用できるため、AIの回答精度向上に繋がります。 自身のウェブサイトをMCPサーバー化することで、AIに自身の情報を参照させることも可能になります。
生成AI時代のシェルコマンド活用
生成AIがシェルコマンドを提案するようになり、その安全な活用が重要になっていることから、シェルの基本知識とシェル芸の入門を解説しています。シェルはOSと対話するインターフェースであり、その基本機能を理解することは不可欠です。AIは複雑なワンライナーコマンドを提案することが多いため、それらを解読・分解する能力が必要になります。さらに、危険なコマンドを見分け、安全な実行環境を構築するための知識も重要です。AIとシェルを安全かつ効果的に活用するには、コマンドの理解と実行結果の検証が鍵となります。