- MCPプロトコルの解説と応用事例
- AI開発効率化のための30個のTips
- ChatGPTの画像生成機能
- 余剰液晶ディスプレイとRaspberry Piを用いたパーソナルサイネージ作成
- Yahoo! JAPAN IDの利用停止問題
- AIエージェント自作入門
- Googleマップの位置情報ゲームの不正行為問題
- 日清食品グループにおけるChatGPT導入事例
- MarkdownとGoogle Slidesを用いたスライド作成方法
- LLAMA4の進化と性能
- 情報セキュリティ対策としてのソルト&ペッパー
- Llama 4シリーズの発表
- Go言語コードの現代化
- Meta社によるLlama 2の発表
- AppleのDarwin OSとXNUカーネル
- DataOps Night勉強会
- MicrosoftのCopilotと歴代CEO
- プログラマの苦悩と生き様
- React Router v7とLLMの連携
- 高速なmemcached互換KVS開発
- Neovim 0.11におけるLSP機能強化
- Apple Intelligenceの機能紹介
- AIソフトウェアエンジニアDevin 2.0
MCPプロトコルの解説と応用事例
Model Context Protocol (MCP)の概要、入門方法、具体的な活用事例、AWSやVS Codeとの連携方法、さらには人間をMCPサーバーとして利用するユニークな試みまで、幅広く解説した記事群です。MCPはLLMと外部サービスの連携を容易にするオープンなプロトコルで、JSON-RPC 2.0を採用し、OAuthによる認証もサポートしています。Anthropic社が開発し、多くのクライアントが対応済みで、OpenAIも標準化に採用を検討しています。記事では、MCPサーバーの構築方法、クライアントからの利用方法、具体的なツール(fastmcpなど)の使用方法、AWS公式ドキュメントや社内ドキュメントとの連携事例、そして人間をツールとして活用する例まで、様々な視点からMCPの利便性や可能性を示しています。
AI開発効率化のための30個のTips
AIを用いた開発における効率化のための30個のTipsが紹介されており、要件定義・設計書の作成と継続的更新、タスクの細分化と綿密な計画、GeminiやSonnetといった様々なモデルの使い分けとコンテキスト管理の徹底、こまめなセッションの切り替えとGitを用いた安全な開発といった実践的な内容が網羅されています。
ChatGPTの画像生成機能
ChatGPTの画像生成機能がGPT-4oモデルに統合され、対話形式で高品質な画像生成・編集が可能になっています。従来のAIより指示理解力と描画精度が向上し、複雑な指示にも対応できるようになり、1週間で1億3千万ユーザーが7億枚もの画像を生成するなど、大きな注目を集めています。無料プランでも利用できますが、有料プランでは利用制限が緩和されます。商用利用も可能ですが、OpenAIの利用規約を遵守する必要があります。
余剰液晶ディスプレイとRaspberry Piを用いたパーソナルサイネージ作成
余剰液晶ディスプレイとRaspberry Pi 4を用いて、パーソナルサイネージを作成する方法が解説されています。Raspberry Pi OSのインストールからMagicMirror2の導入、設定ファイルの編集、天気やニュース、カレンダーといったモジュールの追加・カスタマイズ、表示位置や文字色などの細かい調整方法まで網羅し、YouTube動画やGoogleフォトの表示といった拡張機能についても触れられています。
Yahoo! JAPAN IDの利用停止問題
長年利用しているYahoo! JAPAN IDが突如利用停止(エラー番号F001)になり、メールや電子書籍データの消失、PayPayなど連携サービスへの影響、復旧困難といった問題が発生しており、20年以上の利用歴を持つユーザーからの報告も多数寄せられています。Twitterなど他サービスへのYahoo!メール登録ユーザーは、早急な乗り換えが推奨され、消費者センターへの相談も検討すべき状況です。
AIエージェント自作入門
AIによるコーディング支援ツールの台頭によりソフトウェア開発のパラダイムシフトが起きており、自律的にコードを生成するAIエージェントの自作方法を解説しています。ファイル入出力やシェルコマンド実行などの機能実装方法、Vercel AI SDKを用いた様々なAIモデルへの対応や容易な実装方法を示し、コード記述量の削減とアーキテクチャ設計やコードレビューへのシフトを促します。
Googleマップの位置情報ゲームの不正行為問題
Googleが、Googleマップと連携したイースターエッグとして、ポケモン151匹を捕獲できるゲームを公開しました。位置情報ゲームにおける不正行為、具体的にはランキング操作やアイテム不正入手といった問題が深刻化しており、Googleはアカウント停止などの対策を実施しています。開発元も不正行為対策強化に注力しており、今後の対策の動向が注目されています。
日清食品グループにおけるChatGPT導入事例
日清食品グループは、社員向けにセキュアなChatGPTベースの「NISSIN AI-chat」を導入し、営業部門を中心に活用事例を社内展開することで利用率向上を図っています。社員の利用を促進するため150種類以上のプロンプトテンプレートを用意し、情報漏洩リスク対策としてAzure OpenAI Serviceを採用、AIモデルはGPT-4oに継続的にアップデートすることで、導入の結果、1人あたり年間79時間以上の業務時間削減と年間18万円のコスト削減を実現しました。
MarkdownとGoogle Slidesを用いたスライド作成方法
Markdownで記述したコンテンツとGoogle Slidesのデザインを組み合わせ、スライドを作成できるツール「deck」を紹介する記事です。前身となる「md2googleslides」の後継ツールで、ページ更新機能が追加され、Markdownによるコンテンツ作成とGoogle Slidesによるデザイン設計を効率的に行うことができます。スライドレイアウトの指定や特定ページの更新など便利な機能も備えており、Google Slides APIとOAuth認証を利用します。
LLAMA4の進化と性能
Metaが開発したオープンソースの大規模言語モデルLlama 2の後継モデルとして、Llama 4が登場し、Scoutモデルでは1000万トークン、Maverickモデルでは100万トークンのコンテキストウィンドウを持つことで、人間の一生分の情報に相当する文章を処理できるようになりました。170億パラメータと少ないアクティブパラメータ数でシングルGPU動作を実現し、メモリ効率も高く、画像認識などのマルチモーダル機能や高いコーディング能力も期待されています。既にMac対応版も公開されており、急速な普及が期待されます。
情報セキュリティ対策としてのソルト&ペッパー
生成AIの発展による情報漏洩リスクの高まりを受けて、従来の暗号化やハッシュ化だけでは不十分になりつつある現状と、より安全なセキュリティ対策としてソルトとペッパーを用いたハッシュ化、そしてAWS Secrets Managerなどの活用による更なる強化について解説しています。レインボーテーブル攻撃への対策として、ハッシュ関数にシステム固有の値であるソルトを追加し、さらにペッパーを併用することで、より強固なセキュリティを実現する方法が説明されています。
Llama 4シリーズの発表
Meta社がLlama 4シリーズの大規模言語モデルを発表しました。Llama 4 ScoutとLlama 4 Maverickはマルチモーダルに対応し、高性能ながら低コストを実現しており、llama.comとHugging Faceで公開されています。さらに、2880億パラメータの教師モデルLlama 4 Behemothも開発中で、Llama 3と比べてバイアス軽減にも取り組まれています。
Go言語コードの現代化
Go言語のコードを現代化するためのツール「modernize」パッケージについて解説します。goplsに統合され、go run golang.org/x/tools/cmd/go-main
コマンドで利用でき、Go 1.18以降のany
型やGo 1.21以降のslices
パッケージの活用など、コードを最新機能に自動更新する機能を提供します。min
、max
関数やslices.Sort
といった関数を使用することで、より簡潔で効率的なコードへの書き換えを支援し、保守性と可読性の向上に役立ちます。
Meta社によるLlama 2の発表
Meta社が、ネイティブマルチモーダルAI「Llama 4」ではなく、「Llama 2」の3つのバリアント、「Scout」「Maverick」「Behemoth」を発表しました。これらのバリアントは、それぞれ異なる規模のモデルとデータセットで学習されており、性能が異なります。Llama 2はLlama 3と比較して性能と安全性が向上しており、最小モデルはH100 GPU 1枚で利用可能です。
AppleのDarwin OSとXNUカーネル
AppleのmacOSやiOSなどのOSの中核であるXNUカーネルは、MachマイクロカーネルとBSD Unixを融合したハイブリッドカーネルで、Machがメモリ管理やCPUスケジューリングといった低レベル機能、BSDがUnix APIや各種サービスを提供しています。NeXTSTEPのOSに起源を持ち、Appleによる買収を経てmacOSへと進化し、IntelとARM両アーキテクチャへの対応も実現しました。近年は、Secure Enclaveに加え、macOSとiOSにexclavesという新たなセキュリティ機構が導入され、長年に渡り拡張と改良が重ねられ、現代のOS要件に対応し続けています。
DataOps Night勉強会
5月27日(火)19時〜21時30分に、データ品質向上とDataOpsに関する3社の事例発表、セキュリティとアジリティを両立するプラクティスの紹介を行うDataOps Night #7勉強会が開催されます。データプロダクト開発に携わるエンジニアを対象とし、ナウキャストでのオフラインとYouTube Liveでのオンラインのハイブリッド開催です。
https://finatext.connpass.com/event/350823/finatext.connpass.com
MicrosoftのCopilotと歴代CEO
マイクロソフト50周年を記念し、同社がAIアシスタント「Copilot」をテーマにした動画を公開しました。この動画では、歴代CEO3人がCopilotによってユーモラスに描写されており、マイクロソフトがCopilotの開発に力を入れていることが示されています。Copilotは、コード生成や文章作成などを支援するAIツールであり、マイクロソフトはAI戦略の中核としてCopilotの普及拡大に積極的に投資し開発を進めています。
プログラマの苦悩と生き様
プログラマが仕事と貯金を失い、プログラマ以外の仕事に就けない状況に陥った実体験に基づいたノンフィクション。著者の苦悩や生き様を通して、プログラマのキャリアや生き方について考えさせられる内容となっています。成功指南ではなく、現実的な視点からの考察が特徴です。
React Router v7とLLMの連携
React Router v7を用いたコード解説記事「React Router v7でコードを書いてくれSonnet」では、大規模言語モデル(LLM)の知識更新の遅れという問題と、それを解決するためのCursor、Upstash、Mastraといったツールの存在を紹介しており、さらに、GitHub上のドキュメントを検索できるMCPサーバーを自作した経験と、そのサーバーの課題、改善点についても述べられています。
高速なmemcached互換KVS開発
FlashKVは、evioライブラリを用いたmemcached互換の高速なキーバリューストアで、memcachedやDragonFlyを上回るベンチマーク結果を実現しています。速度優先のためロギング機能は最低限ですが、ISUCON対策としてデータ永続化機能の開発も積極的に行われています。独自コマンド発行に対応しており、専用のmemcachedクライアントライブラリも作成されています。
Neovim 0.11におけるLSP機能強化
Neovim 0.11ではLSP(Language Server Protocol)機能が大幅に強化され、language serverの設定、自動起動、自動補完といった主要機能がネイティブAPIで提供されるようになりました。これにより、これまで必須だったnvim-lspconfigやmason-lspconfigといったプラグインの多くが不要になり、LSPの利用が容易になります。language serverのインストールにはmasonは引き続き必要ですが、設定はネイティブAPIで行うため、プラグインの設定ファイルは簡素化されます。また、自動補完機能も強化され、従来必要だった補完プラグインも不要になる可能性があります。
Apple Intelligenceの機能紹介
iOS 18.4リリースに伴い、iPhone 15 Pro/16シリーズで日本語対応となったAI「Apple Intelligence」は、デバイス内でのAI処理により写真検索などの高速化を実現し、写真アプリでは自然言語検索による画像検索、メールアプリでは重要なメールの優先表示といった機能強化が図られています。個人データの整理・活用に特化しており、今後の発展が期待されます。
AIソフトウェアエンジニアDevin 2.0
20ドルで利用できるAIソフトウェアエンジニア「Devin 2.0」の試用レビュー記事です。VS Code拡張機能として利用でき、既存ツールへの機能追加、CI環境構築、ドキュメント生成といった開発工程をDevinと連携して効率化できる様子が紹介されています。プルリクエストの差分確認、チャット機能、知識ベースへの登録といった機能も備え、Copilotなどの他のAIツールとの併用も可能です。ローカル環境での開発、コードレビュー、修正が容易になり、開発効率が向上したと結論付けています。