- Amazon Alexa+発表
- SuperWhisperによる音声入力効率化
- Clineによるコード開発効率化
- JINS ASSISTによるメガネ型マウス
- 2025年版データ分析関連書籍推薦
- iPhoneのLightning端子廃止
- CURSORによる文章作成効率化
- Web3開発者へのハッキング事例
- ミドルエンジニア向け基礎体力研修
- ビデオテープデジタル化
- ソフトウェア業界の倒産増加
- EDRの検知と回避
- robots.txtとX-Robots-Tagによるクロール制御
- CSSカスタム関数の登場
- 高校生によるWebアプリ開発の失敗事例
- エンジニアリングマネージャーの役割とロードマップ
- AIエンジニアDevinを用いたデータ分析
- DuckDBのデータエンジニアリング領域での活用
- みずほ銀行の勘定系システムAWS移行
- Framework Laptop 13など新型PC発表
- Slack接続障害発生
- AI突破困難なCAPTCHA
- Deep Researchの活用方法
- EMの最初の100日
- エンジニアリングマネージャーの仕事レベルアップ
- VTuber向けMRライブシステム開発
- AIプログラミング支援ツールの活用
- S3へのランサムウェア攻撃とGuardDuty
- Web会議画面共有ツール
Amazon Alexa+発表
Amazonは、生成AIを搭載した音声アシスタント「Alexa+」を発表しました。既存のEchoデバイスやWebブラウザで利用可能で、月額19.99ドル(Amazon Prime会員は無料)のサブスクリプションサービスです。高度な会話能力により、タスク実行、情報検索、エンターテインメント提供などを音声で操作でき、スマートホーム機器の制御やサービス予約、オンラインショッピングにも対応します。プライバシーとセキュリティにも配慮した設計となっており、Amazon CEOはAI技術の進化と普及に自信を示しています。Alexa+は、大規模言語モデル(LLM)の活用や様々なサービスとの連携など、多様な機能を備えています。
SuperWhisperによる音声入力効率化
WhisperをベースにしたMac/iOS対応のリアルタイム音声入力アプリ「SuperWhisper」を紹介し、その高速性(キーボード入力の3倍)、固有名詞や言い間違いへの強さ、文章作成、ターミナル操作(ShellGPT連携)、ChatUIへの音声入力といった活用事例、音声入力とLLMによる文章修正の組み合わせによる効率化、そしてSuperWhisperの速度と精度に関する客観的な測定結果を示しています。
Clineによるコード開発効率化
零細企業経営者であるErlang/OTP開発者が、Claude 3.7 Sonnetを利用したClineを試用し、C++ SDKのSDL2からSDL3への移行を指示したところ、Clineがコードの読み込みと編集を自動化し、高い効率性を実現した事例を紹介しています。ビルドやテスト実行といった作業においては、指示の明確さが重要であることが示されており、わずか450円程度の費用で利用できたことも報告されています。
JINS ASSISTによるメガネ型マウス
JINSが、頭部動作でPCマウス操作を可能にするメガネ型デバイス「JINS ASSIST」を発表しました。JINS MEMEのセンサー技術を活用し、軽量で有線接続を採用しており、手の不自由な方でもわずかな頭の動きでカーソル操作が可能です。最大6つのショートカットを設定でき、直感的な操作を実現します。価格は税込15,000円で、JINSオンラインショップなどで販売されます。
2025年版データ分析関連書籍推薦
渋谷駅前で働くデータサイエンティストが、データ分析職向け定番書籍リストの2025年版を発表しました。12年続く同リストを、生成AI普及を踏まえ、理論・アルゴリズム重視で選定し直しました。生成AIによるコード生成の容易化を考慮し、ホットトピックス枠を廃止、初級・中級・テーマ別(回帰モデル、PRMLなど)の3段階で、統計学、機械学習関連書籍を中心に、コード実装解説より理論解説を重視した書籍を紹介しています。
iPhoneのLightning端子廃止
アップルがiPhone 5から採用し、長年親しまれてきたLightning端子が、EUの充電ポート統一法の影響もありUSB-Cへの移行に伴い終焉を迎えることになります。Lightning端子はmicroUSBより便利で耐久性にも優れていましたが、近年では耐久性の課題も指摘されており、iPhone 15シリーズではUSB-Cへの完全移行が発表されました。既存のLightning機器は多数存在するため、すぐに消滅するわけではありませんが、一つの時代の終わりと言えるでしょう。
CURSORによる文章作成効率化
コードエディタ「CURSOR」は、生成AIを活用し、文章作成の効率化を図るツールです。古代メソポタミアの粘土板から続く「言葉」の記録の歴史を踏まえ、LLMを搭載することで、文章の自動補完、読みやすさ調整、校正といった機能を提供します。さらに、複数ファイル検索やAIとの対話機能(メンション機能)も備えており、高度な機能によって専門家の文章作成を支援します。
Web3開発者へのハッキング事例
Web3開発者を標的とした巧妙なハッキング事例が報告されています。LinkedIn経由でブロックチェーン関連プロジェクトへの協力を依頼された開発者が、Githubのリポジトリ共有、ローカル環境でのコード実行、Google MeetでのMetaMaskパスワード詐取などを通じて、EthereumとPolygonのウォレットから資産を不正送金される被害を受けました。具体的な手口や被害状況、AIによるコード解析、公式ウォレットや専用ブラウザの使用といった対策が解説されています。
ミドルエンジニア向け基礎体力研修
リクルートグループのニジボックスが、ミドルエンジニアの基礎体力向上のための研修プログラムを開発しました。ジュニアエンジニアとは異なり、ミドルエンジニアには高度な判断力と説明力が求められるため、幅広い知識を網羅したカリキュラムと、深い理解と応用力を育成するための論述式問題を取り入れています。シニアエンジニアが数ヶ月かけて作成した質の高い教材を使用し、高得点ではなく基礎の徹底理解と自走力の育成を目指しています。
ビデオテープデジタル化
2025年問題と呼ばれるアナログビデオテープの劣化による視聴不能化の危機を解説し、早急なデジタル化の必要性を訴える記事です。PC不要で手軽にデジタル化できるアイ・オー・データ機器の「GV-HDREC」を紹介し、その長時間録画や編集機能といった作業効率の高さ、そして4:3映像を16:9で出力する際の注意点などを具体的に説明しています。
ソフトウェア業界の倒産増加
2024年のソフトウェア業界における倒産件数は過去10年間で最多を記録し、特に中小企業が大きな影響を受けています。その約8割を占める受託開発ソフトウェア業の倒産件数は前年比約20%増加しており、主な原因として企業によるシステム開発の内製化の進展とソフトウェアエンジニアの人件費高騰が挙げられます。ローコード/ノーコードツールの普及による中小企業の受注難や、大手企業との取引解消も倒産増加に繋がっている現状が示されています。
EDRの検知と回避
EDR(エンドポイント検知・対応)製品の仕組みと、それを回避する様々な手法について解説されており、リアルタイム検知と事後分析という2種類の検知ロジック、APIフックやカーネルコールバックといった監視技術、そしてDirect SyscallsやBYOVD(脆弱なドライバの悪用)といった回避技術、EDR無効化ツールやLOTL(既存ツールの悪用)といった高度な回避手法などが具体的に紹介されています。
robots.txtとX-Robots-Tagによるクロール制御
ウェブページの検索エンジンクローラーへのアクセス制御について解説しており、robots.txtによるクロール制御と、X-Robots-Tagによるインデックス制御の両方を組み合わせる重要性、およびそれぞれの特性と限界について説明しています。robots.txtはクローラーへのアクセスを制限できますが、インデックス化そのものを制御できないため、インデックス化の制御にはX-Robots-Tagを併用する必要があること、また、全ての検索エンジンがX-Robots-Tagに対応しているわけではない点も解説されています。
CSSカスタム関数の登場
CSSで独自関数を定義できる「カスタム関数」が開発中で、2025年頃にはChromeブラウザでの実装を目指している。これにより、レスポンシブデザインやテーマ切り替えなどをより柔軟に制御できるようになり、既存のCSS関数では実現できなかった高度なカスタマイズが可能になる。現在はまだプロトタイプ段階であり、将来的な仕様変更の可能性もある。
高校生によるWebアプリ開発の失敗事例
高校生がDjango、Bootstrap5、Sqlite3を用いて、会員登録、授業予定、進捗管理機能を持つ学習Webアプリ開発に挑戦しましたが、時間不足、環境制約、チーム連携不足、見通しの甘さ、先生方の理解不足などにより失敗した経験について記述されています。
エンジニアリングマネージャーの役割とロードマップ
エンジニアリングマネージャー(EM)の役割と重要性、特に生成AI時代における変化について解説しており、人材育成、技術戦略、プロジェクト管理、プロダクト連携といったEMの主要業務を「People、Platform、Project、Product」の4つのPで構成し、不確実性への対応と早期リスク発見を重視する「フェイルファスト」の原理に基づいたマネジメント手法や、生成AI普及による組織設計や人材育成への影響についても詳述しています。
AIエンジニアDevinを用いたデータ分析
Findy Tech Blogの記事では、AIエンジニア「Devin」を用いてワイン品質データセットに対する探索的データ分析(EDA)を行い、その過程でDevinがコード自動生成、PR作成、修正提案を自律的に実施した様子が報告されています。Findy開発チームでは既にフロントエンド開発支援にもDevinを活用し、効率化に成功しているものの、日本語フォント設定や結果出力といった課題も同時に示されており、今後の改善によってデータ分析におけるAI活用の更なる可能性が期待できることを示唆しています。
DuckDBのデータエンジニアリング領域での活用
タイミー社データエンジニアの中村氏が、高速OLAPデータベースDuckDBの活用事例を紹介しています。DuckDBはシングルバイナリで容易にセットアップでき、S3やBigQueryなど様々なデータソースにクエリを実行可能です。高いパフォーマンスと幅広いデータ形式への対応が強みですが、アクセス制御や監査ログ機能は弱い点が挙げられます。同社では、BigQueryへのデータロード前後のデータ検証にDuckDBを活用し、データ検証、前処理、小規模分析環境など、永続性を求めない用途に最適と結論づけています。
みずほ銀行の勘定系システムAWS移行
みずほ銀行が勘定系システム「MINORI」の計表、日計、データマートの3機能と開発環境をAWSに移行する計画を発表しました。2026年度中の完了を目指しており、システム障害からの早期復旧によるレジリエンス向上、プライベートクラウドの持続性への懸念、IT人材不足への対策が背景にあります。AWSへの移行によって、エンジニア確保の容易化も期待されています。
Framework Laptop 13など新型PC発表
モジュラー式PCで知られるFrameworkが、13インチノートPC「Framework Laptop 13」にAMD Ryzen AI 300シリーズCPUに対応したモデルを追加し、同社初の小型デスクトップPC「Framework Desktop」、そして12.2インチノートPC「Framework Laptop 12」(2025年中頃発売予定)を発表しました。いずれもユーザーがパーツを選んで自由にカスタマイズできるモジュラー設計が特徴です。
Slack接続障害発生
2月26日深夜からSlackにおいて、メッセージ送信、ログイン、アプリ連携などに影響する接続障害が発生しており、Downdetectorにも多数の障害報告が寄せられています。Slack側は原因究明と復旧作業にあたり、デスクトップアプリやモバイルアプリは一部正常に動作している状況です。
AI突破困難なCAPTCHA
最新のAI技術を用いて開発されたCAPTCHA「IllusionCAPTCHA」は、視覚的錯覚を利用することで、従来のCAPTCHAを突破できた高度なAI(LLM)による自動化を困難にする新技術です。複数のLLMを用いたテストにおいて、IllusionCAPTCHAは従来のCAPTCHAより高い精度でAIによる突破を防ぎ、Webサイトへの不正アクセスやスパム対策に有効であると期待されています。この研究は、視覚的錯覚に基づくCAPTCHAの有効性を示す画期的な成果です。
Deep Researchの活用方法
弁護士ドットコム株式会社のCreators’ blogの記事では、ChatGPTのDeep Research機能がPlusプランなどに拡大されたことに伴い、エンジニアがDeep Researchをどのように活用できるかを解説しています。この機能はWeb上のテキスト、画像、PDFを分析し包括的なレポートを作成することで、技術調査やカンファレンスへの提案作成などに役立ち、従来の検索機能よりも正確で質の高い回答を得られる一方、回答に5~15分程度と時間がかかる点が課題として挙げられています。
EMの最初の100日
はてなのEMが最初の100日間、入社前にCTOや人事部長と期待値調整を行い、全社員との1on1を通して現状把握と関係構築に注力し、所信表明はせずに現状理解を優先、徐々に課題解決に取り組んだ経験を報告しており、100日後の社員アンケートで一定の成果を確認しましたが、全体への影響は限定的と分析しています。
エンジニアリングマネージャーの仕事レベルアップ
エンジニアリングマネージャー(EM)の経験と、多くのEMとの出会いを基に、EMの仕事のレベルアップについて解説しています。EMの仕事の難しさや課題を体系的な知識と経験の共有を通して克服し、「こなす」のではなく「主体的に進める」ための方法を、オレオレフレームワーク、頻発する障害対応、作られたものが使われないといった3つの事例を通して紹介。価値を捉え、理想を描いてチームを導き、体系的な知識を学ぶことの重要性を強調し、実践と知識・理論の融合によるレベルアップ、そして学びの循環による継続的な成長を提唱しています。
VTuber向けMRライブシステム開発
ANYCOLORと株式会社stuが共同開発したVTuber向けMRライブシステムの実証実験で、Meta Quest 3とスマホで視聴可能なMRライブが開催され、にじさんじの加賀美ハヤトが出演しました。低遅延データ伝送技術により、VTuberと視聴者間のリアルタイムな双方向コミュニケーションを実現し、VTuberライブ特化の伝送システムとMR合成システムで臨場感を向上させています。今後はライブ以外にもゲームや展示会などへの応用を目指しています。
AIプログラミング支援ツールの活用
AIプログラミング支援ツールの種類(コード補完、チャットアシスタント、コーディングエージェントなど)とLLM API(Claude、Gemini、GPT-4など)の比較、コーディングエージェントの機能(自律作業、エラー修正、人間との協調など)とModel Context Protocol(MCP)の役割・利点、精度向上のためのテクニック(明確な指示、構造化出力、設計ドキュメント駆動など)と実践的な活用シーン・注意点、様々なAIプログラミングツールの現状と効果的な活用方法、プロジェクトルール設定の重要性、最新情報と参考リンクを提供し、変化する状況への対応を促します。
S3へのランサムウェア攻撃とGuardDuty
近年、Amazon S3に対するランサムウェア攻撃が増加しており、攻撃者はS3のサーバーサイド暗号化機能SSE-Cを利用してデータを暗号化し、身代金を要求しています。AWS GuardDutyはこれらの攻撃を検知し、通知を送信するため、GuardDutyの有効化が強く推奨されています。具体的な対策として、IAMアクセスキーの適切な管理、IAMロールの利用、リソースコントロールポリシーによるSSE-Cの無効化などが挙げられ、多層防御の観点から根本対策と検知・対応策の両面からのアプローチが重要です。さらに、バックアップやオブジェクトロックなどの対策も有効であり、GuardDutyの通知設定を有効化することで早期対応体制を構築する必要があります。
Web会議画面共有ツール
タイ在住の著者が、Web会議での画面共有時に便利なMicrosoft製のツール「ZoomIt」と「PowerToys」を紹介しています。ZoomItは画面の拡大表示、書き込み機能、タイマー表示機能などを備え、プレゼンテーションを効果的に行うための補助ツールとして利用できます。PowerToysはマウスの強調表示やウィンドウ管理機能などを提供し、会議の効率化に役立ちます。著者はこれらのツールの主要機能のみを使用することで、誤作動を防ぎ、Web会議のファシリテーション効率を高めています。