- AIの恐怖とシリコンバレーの責任
- AIによる技術記事の自動生成
- Google Chromeのプライバシー問題
- DockerイメージのGitHub Container Registryへの配置
- DenoとAIを活用したプロジェクトのベストプラクティス
- マイクロソフトのAIデータセンターリース解約
- 音声入力と生成AIによる効率的な文章作成
- AIエージェント「Devin」の代替OSS「OpenHands」
- A4サイズフルカラー電子ペーパーポスター自作
- AIエディタ「Cursor」v0.46アップデート
- 米国のオープンソースAIとDeepSeek
- AIによるスパイクアクセスへの対策
- GitHub Actionsの可視化ツール
- Macエンジニアの初期設定
- 高性能単一マシンデータベースDuckDB
- AppleのOSアップデートとApple Intelligence日本語化
- Cloudflare R2とNextCloudを使った低コストクラウドストレージ
- UNIXファイルシステムの概要
- 家庭用人型ロボット制御AI言語モデル「Helix」
- AITuberの作り方
- AIを使った副業アイデア
- JavaScriptの関数オブジェクト
- 仕様変更に強いDRY原則
- PythonとRaspberry Pi入門
- ガバメントクラウドとAWSのハイブリッド構成におけるRoute53エンドポイント
- LinuxカーネルへのRust導入
- AI生成3Dデータの実用化
- WebKit Reviewer就任
- macOS Sonomaの初期設定
- 中国のハッカー集団「Salt Typhoon」によるCiscoデバイス攻撃
AIの恐怖とシリコンバレーの責任
この記事は、シリコンバレーのAI開発における危険性を、「メッセージ」の原作者の視点から分析したものです。AIが人間並みの知能を持つ場合、企業が資本主義の論理でAIの「洞察力」を阻害し、危険な状況を招く可能性を指摘しており、破壊的なイノベーション重視の姿勢や巨大企業による市場独占がAI開発のリスクを高めていると懸念しています。企業が自らの行動の帰結を理解する「洞察力」を持つ必要性と、AI開発における規制の重要性を訴えています。
AIによる技術記事の自動生成
ブログ記事作成効率化のため、AI(Cline)に自身の執筆スタイルを学習させ、Puppeteerの使い方を解説する技術記事の自動生成を試みた結果、著者の文体と構成に近く、高品質な記事が生成されたため、AIによる技術記事作成支援の可能性を示唆する事例が紹介されています。
Google Chromeのプライバシー問題
Google ChromeのCookie廃止に向けた動きの中で、Googleがデバイス情報を組み合わせた「デジタルフィンガープリント」によるユーザー追跡を開始したと報じられています。これはユーザーが追跡を許可するかどうかを選択できるようになる予定ですが、時期は未定であり、プライバシー団体からは批判の声が上がっています。Googleはスマートデバイスの普及を理由にこの技術の導入を正当化していますが、フランスなどの規制当局はユーザーが追跡を拒否しやすくするよう求めており、今後規制当局との対立が激化する可能性も示唆されています。
DockerイメージのGitHub Container Registryへの配置
業務用Jaeger HotRODデモのDockerイメージをDocker HubからGitHub Container Registry(ghcr.io)にも配置した事例が紹介されています。Docker Hubの利用回数制限による配布不安を解消するため、GitHub ActionsではなくPersonal Access Tokenを用いたオンデマンドでのイメージプッシュを行い、Tokenの有効期限を短く設定することでセキュリティを高めています。ただし、OpenTelemetry CollectorのパスがDocker Hubとghcr.ioで異なる点には注意が必要であると指摘されています。
DenoとAIを活用したプロジェクトのベストプラクティス
mizchi氏によるGitHubリポジトリ「deno-ai-bestpractice」は、DenoとAIを活用したプロジェクト開発におけるベストプラクティス集で、mod.ts
(公開インターフェース)とdeps.ts
(依存関係)によるモジュール設計ガイドライン(.clinerules
ファイル)と実装例を提供しており、依存関係の可視化、変更の影響範囲予測の容易化、リファクタリングの容易化を実現し、自身のプロジェクトへの適用・カスタマイズが可能です。
マイクロソフトのAIデータセンターリース解約
マイクロソフトが米国において、複数の大規模データセンターのリース契約を数百メガワット規模で解除したと報じられています。これはAIコンピューティング需要の過剰投資懸念が背景にあるとされ、海外投資の縮小傾向も示唆しています。一方で、マイクロソフトは年間800億ドルのAIデータセンター投資計画を維持しており、需要見通しに対する慎重な姿勢がうかがえます。
音声入力と生成AIによる効率的な文章作成
音声入力と生成AIを組み合わせることで、文章作成の効率化を実現する手法が紹介されています。具体的には、音声入力でAIに直接指示することでキーボード入力の手間を省き、AIによる文章の整理、誤字脱字修正、フォーマット調整といった作業を自動化し、スマホとPCを連携させることで音声入力と資料参照を効率的に行う方法が解説されています。さらに、iOSのショートカット機能などを活用した自動化についても触れられています。
AIエージェント「Devin」の代替OSS「OpenHands」
IORIの記事では、高価なAIエージェントであるDevinの代替として、オープンソースソフトウェアであるOpenHandsを試用した体験が紹介されています。OpenHandsはDockerコンテナ上で動作するセルフホスト型のツールで、WebUIを介してローカル環境から利用でき、LLMプロバイダやGitHubとの連携が可能です。記事ではDeepSeekなどのLLMプロバイダとの相性に課題があったことや、GitHub Actionsに対応しているため手軽に利用できる点などが解説されています。
A4サイズフルカラー電子ペーパーポスター自作
A4サイズのフルカラー電子ペーパーを用いた電子ペーパーポスターの自作事例が紹介されています。Raspberry Pi 3B+とWebサーバーを活用し、遠隔地から画像を表示する仕組みを構築しており、GitHubで公開されているソフトウェアを利用しています。総費用は約5.2万円で、発色改善や額縁の見直しといった今後の改良点も示唆されています。ESP32へのマイコン変更も計画されているとのことです。
AIエディタ「Cursor」v0.46アップデート
AIエディタCursorがv0.46にアップデートし、チャットセッション統合、Project Rulesの可視化とグローバル指定、Web検索機能搭載、ターミナル情報参照機能追加といった5つの機能強化が行われました。これにより、使い勝手、プロジェクト管理、情報収集、開発効率が向上しています。
米国のオープンソースAIとDeepSeek
中国のAI企業DeepSeekが開発した大規模言語モデルが、オープンソース化による低コスト開発と高性能を特徴として注目を集めており、その技術的優位性から米国製AIのオープンソース化の流れを加速させています。特にDeepSeekの「蒸留」技術は、大規模言語モデルの軽量化と低コスト化に大きく貢献し、生成AI業界に大きな影響を与える可能性があります。
AIによるスパイクアクセスへの対策
DevelopersIOの記事では、AI(Anthropic社のClaudeBot)によるスパイクアクセス(1時間5万件、1秒間に最大32個の同時アクセス)を受け、AWS WAFを用いた対策を試みた事例が紹介されています。アクセスログ解析により、約1900個のIPアドレスからのアクセスが特定され、robots.txtへのクロール遅延設定追加や不要なドメインのリダイレクトを実施。さらに、LLMs.txt作成、バックエンドシステム最適化、CloudFrontのVPCサポートなどの今後の対策も検討されています。
GitHub Actionsの可視化ツール
GitHub Actions OpenTelemetryは、GitHub Actionsのワークフロー実行状況を可視化・分析するツールで、各ステップの実行時間やエラーを詳細に可視化し、OpenTelemetryを用いてメトリクスとトレースを収集・分析することで、ワークフローのボトルネック特定や改善効果の測定を容易にし、開発効率の向上に貢献します。既存ワークフローへの変更も少ないため、導入しやすい点が特徴です。
Macエンジニアの初期設定
macOS Ventura環境のM4 MacBook Proを開発環境として利用するエンジニア向けに、初期設定から開発環境構築、便利なアプリ紹介までを網羅した記事です。画面設定、Dock、Finder、キーボード、トラックパッドのカスタマイズ方法に加え、Homebrew、Git、Python、Ruby、Node.jsなどの開発ツールのインストール手順を具体的に解説しています。さらに、Visual Studio Codeの設定方法やAutomatorを使ったクイックアクションの作成方法、Clibor、CleanMyMac X、Yoink、BitdefenderといったMacユーザーに便利なアプリも紹介しています。
高性能単一マシンデータベースDuckDB
Qiitaの記事「スケールアウトはもう要らない?DuckDBが描くシステム設計の新時代 🦆」では、高性能な単一マシン列指向データベースDuckDBが、従来のスケールアウト型データベース(BigQueryなど)に比べて複雑さが少なくコストも低いことを説明しています。ムーアの法則と仮想化技術の進歩によりスケールアップモデルが再注目されている現状を踏まえ、数百GB規模のデータでも高速処理を実現し、運用コスト削減に貢献するDuckDBの利点を解説。ETLパイプライン、ログ解析、データ比較など、幅広い用途での活用可能性を示しています。
AppleのOSアップデートとApple Intelligence日本語化
4月のアップルOSアップデートでは、iOS、iPadOS、macOS、visionOSがバージョンアップし、生成AI「Apple Intelligence」が日本語に対応、Siriや作文ツール、写真検索機能などが強化されます。Vision ProではApple Intelligence(英語先行)と空間ギャラリーアプリが追加され、ゲストモードも改良されます。
Cloudflare R2とNextCloudを使った低コストクラウドストレージ
Cloudflareが提供するオブジェクトストレージ「Cloudflare R2」と、セルフホスト型ストレージソフト「NextCloud」を用いた、低コスト・容量無制限の個人向けクラウドストレージ構築方法が解説されています。Cloudflare R2はAmazon S3互換でデータ転送量が無料、10GBまではストレージも無料という特徴があり、NextCloudは外部ストレージとしてAmazon S3に対応しているため連携可能です。Raspberry Piなどを使った具体的な構築手順も掲載されており、既存サービスよりコストを抑えられる反面、551.67GBを超える利用では割高になる可能性も示唆されています。
UNIXファイルシステムの概要
UNIXファイルシステムにおけるファイルデータとメタデータの分離、iノードによるメタデータの保存とファイル識別、ファイルアクセス権(読み取り、書き込み、実行)とその設定方法、SUID/SGIDビットによる実行時のユーザー/グループID変更、Stickyビットによるディレクトリ内ファイル削除制限、iノードやファイルディスクリプタといったデータ構造を用いたファイル管理について解説しています。
https://qiita.com/comchiki66/items/3c19d8cbe06bf7952021qiita.com
家庭用人型ロボット制御AI言語モデル「Helix」
Figureが、家庭用人型ロボットの上半身を精密に制御できるAI言語モデル「Helix」を発表しました。500時間という比較的少ない学習時間で、自然言語による指示で未学習の物体操作も可能となり、高速な反応を担うSystem 1と汎用性の高いSystem 2の2システム構成により、家庭環境でのロボット実用化を大きく前進させる成果です。
AITuberの作り方
AIとYouTubeを組み合わせたバーチャルYouTuber「AITuber」の作成方法を解説した記事で、OpenAI API、VOICEVOX、VTubeStudioなどを用いて、YouTubeライブチャットにAIが反応しキャラクターが応答するシステムの構築手順をPythonやJavaScriptなどのプログラミング知識を前提に初心者にも分かりやすく説明しています。完成すれば、ライブ配信で視聴者とリアルタイムに会話するAITuberを作成できます。
AIを使った副業アイデア
2025年におけるAIを活用した副業として、AI関連技術スキル習得による仕事獲得、AIツール開発やAIを活用したサービス提供、AIによるデータ分析や自動化ツールの販売の3つの方法が紹介されており、それぞれ具体的な方法と将来性について解説されています。月15万円の追加収入の可能性についても触れられています。
JavaScriptの関数オブジェクト
JavaScriptにおける関数が、単なるコードの塊ではなく、プロパティを持つ呼び出し可能なオブジェクトであることを解説しています。内部スロット[[Call]]
と[[Construct]]
による関数呼び出しとインスタンス生成、call
, apply
, bind
メソッドによる柔軟な呼び出し方法、length
, name
, prototype
といったプロパティ、そしてアロー関数、ジェネレーター関数、非同期関数といった様々な関数タイプについて説明します。
仕様変更に強いDRY原則
複数の配信サービスのデータ削除機能を持つシステムにおいて、外部サービスの仕様変更によってコードが影響を受け、同じメソッド内でフラグを使い分けた処理が互いに干渉するという問題が発生しました。この経験から、DRY原則(Don't repeat yourself)を見直し、コードの重複ではなく「知識」の重複を避けるべきだと結論づけ、変更に強い設計を重視すべきだと主張しています。具体的には、変わる部分と変わらない部分を明確化し、責務が異なる場合はメソッドを分割することで変更への対応を容易にする方法が解説されています。また、将来的な仕様変更に備え、共通化の判断を遅らせることを推奨しています。
PythonとRaspberry Pi入門
本書「Pythonで学ぶRaspberry Pi入門」は、Raspberry Piを用いたプログラミング入門書で、Pythonプログラミング、リモート操作、Lチカ、画像加工、LCD表示といった実践的なプロジェクトを通してRaspberry Piの使い方を学習できます。さらに、AIを用いたリアルタイム映像解析やQRコードスキャナの作成、環境計測データの取得とGoogleスプレッドシートへのアップロード方法なども解説されており、Raspberry Piの可能性を幅広く学ぶことができます。
ガバメントクラウドとAWSのハイブリッド構成におけるRoute53エンドポイント
官公庁のAWS環境とオンプレミス環境をRoute53のインバウンド・アウトバウンドエンドポイントを用いて連携するハイブリッド構成における名前解決方法を検証した記事です。マルチアカウント構成のAWS環境とオンプレミスDNSサーバーをVPN接続で結び、Route53エンドポイント経由での名前解決を実現しています。具体的には、ネットワークアカウントへのインバウンドエンドポイントの集約と共有による効率化、オンプレミスDNSサーバーの条件付きフォワーダ設定、Route53アウトバウンドエンドポイントとResource Access Managerを使ったAWS環境からのオンプレミスへの名前解決方法などが解説されています。
LinuxカーネルへのRust導入
Linuxカーネル開発において、Rust言語の導入に関する議論が活発化しており、Linus Torvalds氏がメンテナの反対にも関わらずRustコードのマージを承認しました。これは、カーネルメンテナが自身のコードを使うRustコードの採用を拒否できないことを意味し、主にドライバなどの周辺コードへのRust導入が進むことを示唆しています。カーネルの中核部分への導入は今後の課題となりますが、Linus氏の決定により、LinuxカーネルへのRust導入が加速することが予想されます。
AI生成3Dデータの実用化
AIによる3Dモデル生成技術の進歩により、中国Tripoの「Tripo 3D」や米Meshyといったツールが進化し、生成される3Dデータが実用レベルに近づいています。高品質な3Dモデルを用いたCG動画制作も可能になりつつあり、特に小物の3Dモデル作成においては既に実用レベルに達しており、映像制作分野でのAI生成3Dデータの利用が増加傾向にあります。
WebKit Reviewer就任
WebKitのコードレビュー担当者であるReviewerに就任した著者は、JavaScriptCoreを担当し、世界で114人しかいないReviewerの一員となりました。これは、Apple、Igalia、Sonyといった企業に所属する開発者が多い中で、著者の高い技術力と貢献を証明するものです。今後はWebKitへの更なる貢献と、ブログを通してその活動を発信していく予定です。
macOS Sonomaの初期設定
5年半使用したMacBook ProからAir 15インチへの機種変更に伴い、macOS High SierraからSonomaへのクリーンインストールを実施し、Time Machineを使用せずにデータを手動で移行、トラックパッド、キーボード、ディスプレイ解像度などの設定調整、アプリインストール、メニューバーのカスタマイズといったmacOS Sonomaの初期設定手順を詳細に解説しています。
中国のハッカー集団「Salt Typhoon」によるCiscoデバイス攻撃
中国のハッカー集団「Salt Typhoon」が、Cisco IOS XEの脆弱性(CVE-2023-20198、CVE-2023-20273など)を利用し、世界中の通信事業者を中心に数千台のCiscoエッジデバイスへの攻撃を実施しました。Insikt GroupやRecorded Futureなどのセキュリティ企業が攻撃を報告しており、Ciscoは既にパッチをリリースし、被害を受けた通信事業者も対策を進めています。