- フラッシュメモリを用いたAI演算の省電力化技術
- Google Maps Platform料金体系変更
- TVerのデータ基盤アーキテクチャ
- AIによる業務システムの未来
- USB Type-C - LAN変換ケーブル新製品
- GoogleのAI倫理規範改定
- 一流エンジニアになるための方法
- Dockerfileのベストプラクティス
- DeepSeek LLMのセキュリティリスク
- AppleとEUのデジタル政策に関する論争
- DeNAのAI投資戦略
- GoogleのAI兵器開発に関する方針転換
- IoT編み針によるドット絵編み
- NHKと日本IBMのシステム開発契約に関する訴訟
- NHKと日本IBMのシステム開発契約解除に関する訴訟
- Windows 11のシステム要件回避方法に関するマイクロソフトの対応
- Lightningアダプタを用いたDOOMプレイ
- 日本の企業へのDDoS攻撃と対策
- Wi-Fi規格の脆弱性「BREAK」
- 2025年大学入試「情報I」の問題に関する考察
- インフラエンジニアの仕事のやりがい
- AIによる自動テストツール「Spark」
- 山梨県におけるローコード開発の導入
- ChatGPTの調査レポート作成機能「deep research」
- 関数型プログラミングにおけるfor文とletの使用
- ByteDanceのリアルなディープフェイク動画生成AI「OmniHuman-1」
- Firefox 135の新機能とセキュリティ修正
- React19を用いた書籍管理アプリ開発チュートリアル
- Microsoft Copilotの「Think Deeper」機能
- USBケーブル検査器「USBCableChecker3」
フラッシュメモリを用いたAI演算の省電力化技術
Sonos社が開発した新しいチップは、フラッシュメモリを用いたCiM(Computing in Memory)技術により、AI演算をGPUと比べて消費電力を1000分の1に削減することに成功しました。20年以上にわたるチップ開発経験を活かし、ResNet-18などのAIモデルを効率的に処理できるようになり、省電力化に大きく貢献する可能性を示しています。
Google Maps Platform料金体系変更
Google Maps Platform(GMP)の料金体系が2025年3月1日より大幅改定され、従来の月200ドルの無料利用枠が廃止されます。新たな料金体系では、SKU(サービスの種類)ごとに無料利用回数が設定され、Essentials、Pro、Enterpriseといったカテゴリーによってその回数が異なります。料金はリクエスト回数に応じて従量課金制となり、ボリュームディスカウントも変更されます。さらに、新しいAPIへの移行が推奨されており、機能強化も図られる予定です。
TVerのデータ基盤アーキテクチャ
TVerが、月間再生数4.9億回、月間ユーザー数4100万人を抱えるサービスにおいて、BigQueryを中核としたデータ基盤アーキテクチャを構築し、Webと地上波の視聴データを統合的に分析していることを紹介しています。日次11億レコードもの膨大なユーザー行動ログ、地上波視聴ログ、会員情報を効率的に処理し、Redashを用いたダッシュボード作成やデータ分析を実施、今後のデータガバナンス強化やデータマート構築によるデータ活用拡大も目指しています。
AIによる業務システムの未来
AIがプログラム作成からデータベース構築、例外処理まで自律的に行い、人間による確認を不要にする可能性が出てきました。これは、従来の業務システム開発におけるプログラミングや保守といった工程をAIが代替し、小規模な業務を大規模化できることを意味します。AIは人間の記憶力のように業務を処理できるため、既存の業務システムとは異なるアプローチによる新たなシステム構築が可能となり、社会構造の変化も予測されます。
USB Type-C - LAN変換ケーブル新製品
サンワサプライが、USB Type-Cポートを介して直接ギガビットLAN接続を実現する変換ケーブルを2種類発売しました。ケーブル長は3m(型番:500-LAN6KC03)と5m(型番:500-LAN6KC05)の2種類が用意されており、最大1Gbpsの高速ネットワーク接続に対応しています。変換アダプタは不要で、MACアドレスパススルー機能も搭載されているため、スムーズなネットワーク接続が可能です。WindowsとmacOS両方に対応し、ドライバーのインストールも不要なため、手軽に利用できます。
GoogleのAI倫理規範改定
米グーグルがAI倫理規範を改定し、AI兵器や監視システムへの利用を禁じる条項を削除しました。これは、AI開発競争の激化と各国における法規制の遅れを背景に、自己規制を緩和した措置です。改定後も、民主主義的価値観に基づいたAI開発を重視する姿勢は示されていますが、国家安全保障へのAI活用も検討する可能性を示唆しており、2018年の原則発表時とは大きく異なる状況にあることをグーグルは説明しています。
一流エンジニアになるための方法
マイクロソフトのパフォーマンスベースのレイオフをきっかけに、著者の牛尾剛氏が自身の能力向上を目指し、記憶力と深い理解の向上に繋がる戦略を立て、コグニティブロードを高める訓練やマインドマップ活用などを実践し、一流エンジニアの行動分析を通して自己改革に励んだ過程と、その成果として自身の書籍『世界一流エンジニアの思考法』が10万部突破したことを記した内容です。
Dockerfileのベストプラクティス
Dockerfileは、アプリケーションとその依存関係を定義するテキストファイルで、コンテナイメージを自動的に構築するのに使われます。コンテナは軽量な仮想化技術を用いて、アプリケーションとその実行環境をパッケージ化し、異なる環境間での移植性を高めます。本記事では、Dockerfileの記述方法、ビルド効率化のためのレイヤーキャッシュとキャッシュマウントの使い分け、マルチステージビルドによる最終イメージサイズの削減など、Dockerfileを活用した効率的なコンテナイメージ構築手法を解説します。決定論的で再現性の高いビルドプロセスを構築することで、開発効率の向上と、セキュリティ・パフォーマンスの高いコンテナイメージの作成を目指します。
DeepSeek LLMのセキュリティリスク
中国のAI企業DeepSeekが開発した大規模言語モデル(LLM)が、セキュリティ企業のパロアルトネットワークスとシスコによるテストで容易に「脱獄」可能であることが判明しました。「脱獄」とは、LLMの安全対策を回避し、悪意のあるコンテンツ(マルウェアコードなど)を生成させることを指し、DeepSeekの脱獄成功率は非常に高かったことから、キーロガーやデータ盗難ツールなどの作成が容易になり、サイバー攻撃のリスクが深刻に高まっていると指摘されています。そのため、企業は未承認のオープンソースLLM利用のリスクを認識し、適切なセキュリティ対策を強化する必要があります。
AppleとEUのデジタル政策に関する論争
欧州連合(EU)のデジタル市場法に基づき、iPhoneで初めて外部アプリストアからのアプリ配信が可能となったことを受け、サードパーティー製アプリストア「AltStore」がアダルトコンテンツを含むアプリの配信を開始しました。これに対し、Appleは利用者の安全性を理由に懸念を表明し、EUの政策を批判しています。この出来事は、AppleとEUのデジタル市場における規制をめぐる対立を改めて浮き彫りにするものです。
DeNAのAI投資戦略
DeNAが3000億円規模のAI投資を発表し、現在の事業と人員を半減させ、そのリソースをAI関連の新規事業に振り向けることを明らかにしました。B2BとB2Cの両面でAI活用を推進し、技術革新と新規事業創出を目指しており、投資対象の選定にはAI技術の将来性を見据えています。さらに、DeNA独自のAI Dayイベントも開催予定です。
GoogleのAI兵器開発に関する方針転換
米グーグルが、AIを兵器開発に使用しないという従来の誓約を削除しました。これは、国家安全保障上の理由からAI技術を政府機関と協力して開発する必要性が増したためで、AI技術の進化と商業利用の拡大も背景にあります。グーグルは、民主主義国家がAI開発を主導していくべきだと主張しており、倫理的なAI開発と利用を目指すと表明していますが、過去には社内からこの方針に反対する声も上がっていました。
IoT編み針によるドット絵編み
この記事は、編み図を読むのが苦手な著者が、かぎ針にLEDとマイコンを組み込み、編み図の色をLEDの点灯で指示するIoT編み針を開発した事例を紹介しています。Googleスプレッドシートの編み図データと連動し、ボタン操作で次の色のLEDが点灯する仕組みで、編み目のカウント機能や現在の段数・目数の表示機能も備えています。3DプリンターとChatGPTを活用して回路基板とプログラムを自作し、編み図を見ないで編む「ミステリー編み」ゲームにも挑戦し成功しています。
NHKと日本IBMのシステム開発契約に関する訴訟
NHKが日本IBMを54億7000万円で提訴、2025年度導入予定のAIを活用した番組制作システム開発における契約トラブルに関する訴訟で、NHKはIBMとの協議が不調に終わったとして、損害賠償を求めています。
NHKと日本IBMのシステム開発契約解除に関する訴訟
NHKが受信料関係業務システム刷新のため日本IBMに開発を委託したシステム開発において、IBMによる開発方式の見直しと大幅な納期遅延を受け、NHKが事業継続に支障があると判断し契約を解除、約55億円の損害賠償を求める訴訟を起こしました。IBMは返金に応じず、NHKの主張に対し裁判で争う構えです。
Windows 11のシステム要件回避方法に関するマイクロソフトの対応
マイクロソフトが、システム要件を満たさないPCでもWindows 11にアップグレードする方法を公式ウェブサイトから削除しました。削除されたのはレジストリを編集することで要件を回避する方法に関する説明でしたが、レジストリ編集によるアップグレード自体は依然として可能です。マイクロソフトはWindows 10のサポートを10月に終了予定であるため、Windows 10ユーザーはWindows 11へのアップグレードまたはPCの買い替えを検討する必要があります。
Lightningアダプタを用いたDOOMプレイ
1993年発売の古典的FPSゲーム「DOOM」が、Apple純正のLightning - Digital AVアダプタを用いてプレイ可能になったことが、Twitterユーザーの@nyan_satanさんによって実証されました。このアダプタはLightningポートからのHDMI出力を行う際に使用しますが、その内部に搭載されているSoCとiOSの簡略版を利用することで、DOOMの動作を実現しています。様々なハードウェアに移植されてきたDOOMが、まさかこの方法でプレイできるとは驚きです。
日本の企業へのDDoS攻撃と対策
年末年始に日本航空など大手企業がDDoS攻撃を受け、内閣サイバーセキュリティセンターが企業への注意喚起を行いました。大規模攻撃の可能性を警告しており、企業には脆弱性対策や攻撃対応マニュアルの作成、機器・システム設定の見直しなどが推奨されています。特に重要インフラ事業者への対策強化が求められています。
Wi-Fi規格の脆弱性「BREAK」
イタリアと米国の研究者らが、Wi-Fi 5以降の規格に影響する新たな脆弱性「BREAK」を発見しました。この脆弱性を悪用すると、ビームフォーミング技術の暗号化されていないフィードバック情報を利用して、最大65%の通信速度低下を引き起こすことが可能です。世界中で200億台以上のWi-Fi機器が影響を受ける可能性があり、現在、有効な対策は存在しません。
2025年大学入試「情報I」の問題に関する考察
2025年大学入試「情報I」におけるマウスカーソル移動に関する問題をLINEとYahoo!が考察した記事と、シームレスなWeb体験を提供する革新的な技術「shiropen2」の開発、LINE連携によるユーザーエクスペリエンス向上、4種類の機能追加、既存機能の改良とバグ修正、そして今後の機能拡張計画に関する情報が掲載されています。
インフラエンジニアの仕事のやりがい
新米インフラエンジニアの仕事のやりがいに関する質問に対し、ベテランエンジニアがシステムの安定稼働や顧客からの感謝、スキル向上などを挙げ、特に自ら設計・構築したシステムの正常動作や顧客からの感謝、自身の知識の増加にやりがいを感じていると回答しています。一方で、目に見える成果や感謝が得にくい、孤独な仕事であるという意見もあり、経験や規模、ポジションによってやりがいは異なることが示唆されています。
AIによる自動テストツール「Spark」
ドイツのCode Intelligence社が、生成AIを活用したAIテストエージェント「Spark」を正式リリースしました。Sparkは、ソースコードを解析して脆弱性リスクの高い箇所を特定し、ホワイトボックスファズテスト用のテストケースを自動生成・実行します。これにより、バグや脆弱性を効率的に検出し、発生箇所や原因の詳細をレポートすることで、開発者は迅速な修正が可能になります。カバレッジ設定などの柔軟なテスト実行にも対応しています。
山梨県におけるローコード開発の導入
山梨県は全庁でローコード開発ツール「Microsoft Power Platform」を導入し、職員による業務アプリの内製化を推進しています。職員向けの研修により、物品棚卸しアプリなどの業務効率化アプリが既に稼働しており、RPAとの併用で多くの業務を自動化しています。研修受講者は全職員の1割以上、開発に取り組む職員も増加傾向にあり、目標人数やアプリ数は設定せず、職員や各部門の自主的な取り組みを支援する体制を取っています。
ChatGPTの調査レポート作成機能「deep research」
OpenAIがChatGPTの新機能「deep research」を発表しました。これは、Web情報を分析し、1万字以上の調査レポートを約10分で作成できる機能で、金融、科学、政策など専門分野をカバーします。月額約3.4万円のChatGPT Proプラン限定で利用可能で、オンラインソース数百件を分析・統合し、出典元URLも提示しますが、レポートの正確性確認はユーザー自身で行う必要があります。調査方針を確認する機能も備え、精度の高いレポート作成を支援します。今後はChatGPT Plusプランへの展開やモバイルアプリ対応も予定されています。
関数型プログラミングにおけるfor
文とlet
の使用
関数型プログラミングの観点から、for
文を避けるべき理由について解説しています。for
文を用いた変数の書き換えはバグの温床となるため、const
を用いた不変の変数と、map
やfilter
といった関数型プログラミングの関数を使うことでバグを削減できると主張しており、本来の繰り返し処理にはfor
文も問題ないと補足しています。
ByteDanceのリアルなディープフェイク動画生成AI「OmniHuman-1」
ByteDanceが開発したAI「OmniHuman-1」は、一枚の写真から高精細でリアルなディープフェイク動画を生成できる技術で、音声や動画を組み合わせることで人物が話す、歌うといった動画の作成も可能です。従来技術よりも高品質で全身の動きまで再現できる点が特徴ですが、エンターテインメントや教育分野での活用が期待される一方、ディープフェイクによる悪用リスク、例えば台湾の選挙でのAI生成コンテンツ悪用事例なども報告されており、その倫理的な課題も浮き彫りになっています。
Firefox 135の新機能とセキュリティ修正
Firefox 135がリリースされ、内蔵の翻訳機能「Firefox Translations」が日本語、簡体字中国語、韓国語からの翻訳に対応しました。ローカルでの翻訳処理によりプライバシー保護が強化されていますが、日本語への翻訳はまだ未対応です。 その他、クレジットカード自動入力やAIチャットボットといった新機能が追加され(順次展開)、セキュリティ関連の修正が11件(深刻な脆弱性を含む)実施されているため、早めのアップデートが推奨されます。Windows、Mac、Linuxに対応し、窓の杜からもダウンロード可能です。
React19を用いた書籍管理アプリ開発チュートリアル
React19の新機能(アクション、Suspenseなど)を活用した書籍管理アプリ開発チュートリアルで、HonoによるAPI開発とフロントエンドでのReact19機能実装をハンズオン形式で解説しており、useTransition、useActionState、useOptimisticなどの新機能説明、Suspenseによるローディング表示や楽観的更新によるUX向上、Tailwind CSSとframer-motionを使ったデザイン適用も含まれています。
Microsoft Copilotの「Think Deeper」機能
マイクロソフトのAIアシスタントCopilotに、OpenAIの高性能推論モデル「o1」を搭載した「Think Deeper」機能が追加され、Copilotユーザーは従来有料だった「o1」を無料で利用できるようになりました。「Think Deeper」は複雑な質問への段階的な回答を可能にし、Copilotの性能向上に貢献します。ただし、利用できる情報は2023年10月時点までであり、リアルタイム検索には対応していません。マイクロソフトは今後、さらなる機能追加を予定しています。
USBケーブル検査器「USBCableChecker3」
ビット・トレード・ワンがUSBケーブル検査器「USBCableChecker3」のクラウドファンディングを開始しました。前機種より小型化・高機能化され、ケーブルの抵抗値、ワイヤー情報、規格、E-Markerの確認に加え、USBポートの充電機能や規格対応状況の検査も可能になりました。エンジニアのあろえ氏設計で、6月出荷予定です。