- 迷惑メール対策
- 個人的技術書大賞2024
- AI搭載ロボット除雪機
- 日本の決済システム解説
- 2024年ICS MEDIAフロントエンド記事まとめ
- OpenAIの営利企業転換
- RTA in Japanとゲームのバグ
- GitHub CopilotによるTypeScriptコード生成
- ネットワークデータ可視化
- 年末年始の無料学習教材まとめ
- エンジニアの評論家化
- ChatGPT PlusからGeminiへの移行
- AWSリソースの命名規則
- NHKスペシャル:量子もつれ
- GitHub Sub-issuesの使い方
- AIスクレイピングエージェント構築
- McAfeeドメイン乗っ取り事件
- VSCodeとLLMを使った論文執筆
- M4 Mac miniゲーミングPC運用
- 2024年のLinuxカーネル開発
- 業務におけるRust開発Tips
- Devin.aiによるコード修正自動化
- フロントエンドにおけるPython活用
- スターレンタルサーバー
- 2025年のPC市場予測
- AIディープフェイクポルノ対策
- Passkeyのフォールバック戦略
- 実家Wi-Fiルーターのリモート再起動
- Ghosttyターミナルエミュレータ
- NanoKVMと自宅サーバー
迷惑メール対策
Impress Watch傘下の複数のIT系メディアサイトで紹介された人気記事で、PC、デジカメ、家電、スマホ、eスポーツ、ドローン、中古PC、ASUS、GALLERIA、Samsungなどのメーカー情報、IIJmioやpovo2.0などのモバイル通信サービスといった幅広い分野の情報を網羅し、「meiwaku@dekyo.or.jp」への迷惑メール転送方法も解説しています。
個人的技術書大賞2024
O'Reillyによる「個人的技術書大賞2024」では、ソフトウェア設計、コードレビュー、アーキテクチャ設計、継続的デプロイ、技術的負債、チーム開発といったテーマを網羅した複数の書籍が紹介されており、特に「Balancing Coupling in Software Design」はソフトウェア結合に関する現代的な基準を提案し、「Looks Good To Me」は効果的なプルリクエストレビューの方法論を、「Continuous Deployment」は継続的デプロイメントのメリット・デメリットと実現方法を解説しています。
AI搭載ロボット除雪機
AIとRaspberry Piを搭載した自作のロボット除雪機が開発され、パイロン設置後のスイッチ操作で自動除雪を実現、作業時間を従来の1/3に短縮しました。約15cm程度の積雪に対応し、ロータリー除雪機との併用で効率的な除雪が可能です。高齢化が進む雪国での活用が期待され、雨や寒さの影響を受けずに除雪できる点がメリットです。
日本の決済システム解説
東京大学の服部孝洋氏が、日本銀行の2024年9月レポートを基に、日本の決済システムを3段階(取引・指図・照合、清算、決済)に分類した図解をツイートし、その分かりやすさが多くのユーザーから評価されています。図解は、複雑な日本の決済システムにおいて、資金決済が日銀ネット当預系を経由することを明確に示しており、決済システムの全体像を理解する上で非常に役立ちます。
2024年ICS MEDIAフロントエンド記事まとめ
ウェブ制作会社ICS MEDIAの技術情報サイトにおける2024年の報告記事で、年間184万PVを記録し、HTML/CSS、Figmaプラグイン、VS Code拡張機能活用術といったフロントエンド関連の記事が特に人気を集めたことを伝えています。具体的にはPV数トップ10記事や、Chromeデバッグ、font-family設定といった過去記事の高PVも紹介しており、Xやはてなブックマークからの参照も多いようです。今後の課題としては、検索順位対策と読者属性分析の精度向上を挙げています。
OpenAIの営利企業転換
OpenAIが非営利団体から営利企業への転換を発表しました。高度なAI開発に必要な巨額資金の確保が目的で、既にベンチャーキャピタルなどから多額の投資を受けており、今後は営利法人が中心となってAI事業を展開します。
RTA in Japanとゲームのバグ
ホラーゲーム『アクアリウムは踊らない』がRTA in Japan Winter 2024に採用されましたが、RTA本番でゲームのバグが発見され、公開デバッグ状態となりました。ソロ開発で完成させた作品であり、作者はコミケ出展中でリアルタイムでの対応に苦戦しながら、多くの視聴者に見守られる中でバグ修正を試みました。バグを利用した"Glitched"と呼ばれるRTA手法が採用されたことが、作者を恐怖のどん底に突き落とす結果となりました。
GitHub CopilotによるTypeScriptコード生成
GitHub Copilotのカスタムインストラクション機能を用いて、TypeScriptコード生成を効率化する方法について解説しています。具体的には、.github/copilot-instructions.md
ファイルに自然言語で記述したガイドラインを、不要な記述を省き、簡潔で階層構造が明確なMarkdown形式に整形し、曖昧な表現を避けCopilotが理解しやすい言葉を選ぶことで、より正確なコード生成を実現する方法、そしてチームのコーディング規約に基づき試行錯誤しながら最適な設定に調整していく過程を紹介しています。
ネットワークデータ可視化
日本大学文理学部教授の尾上洋介氏が、ネットワークデータの可視化手法について解説しており、ネットワーク構造の全体像と詳細を把握するためのノードリンク表現や行列表現といった様々な可視化アプローチとツール、Force-directedやSpringモデルといったグラフ描画アルゴリズムの違いによる可視化結果の差異、そして目的に最適な可視化を行うためのアルゴリズムとツールの活用方法が説明されています。
年末年始の無料学習教材まとめ
2024年のAI技術革新の加速を見据え、ITmedia NEWSとITmedia AIが、生成AI、Web技術、JavaScriptといった主要技術トレンドや、倫理的問題・セキュリティリスクといったAI開発における課題、Linux FoundationによるLinux開発へのAI活用などを含む、6つの視点から2024年のAI動向を分析した記事と、年末年始に企業などが無料公開したIT・AI関連の研修・教材資料をまとめた記事です。
エンジニアの評論家化
ベテランエンジニアが建設的な議論ではなく批判に終始する傾向、特に改善案を示さずにSNSやブログなどで批判を行う事例が増加しており、その背景には創造意欲の喪失や承認欲求があると考えられています。このような状況は、若手エンジニアの成長を阻害し、開発コミュニティの分断を招くため、エンジニアは創造性を活かして価値を生み出し、成長していくことの重要性が改めて問われています。
ChatGPT PlusからGeminiへの移行
ChatGPT Plusを解約し、GoogleのGeminiに移行した経験に基づき、Gemini無料枠でChatGPT Plusと同等のテキスト生成、コード生成、画像生成機能が利用可能であること、ChatGPT Plusの月額費用と機能制限の多さを考慮するとGeminiの方が費用対効果が高いこと、Geminiがコードレビュー機能やマルチモーダル対応などの高度な機能を提供し、Googleサービスとの親和性が高くGoogleドキュメントやColabとの連携がスムーズであること、Google AI Studioの使いやすさからトークン数管理、コスト見積もり、APIキー管理などが容易であることを解説しています。
AWSリソースの命名規則
AWSリソースの命名規則の重要性と、大規模化に伴う運用ミスや把握困難さを防ぐための具体的な方法について解説しており、英小文字、数字、ハイフンまたはアンダースコアの使用、マルチバイト文字や大文字の使用制限、タグを活用した運用効率化と自動化といった内容を扱っています。
NHKスペシャル:量子もつれ
NHKスペシャルにて今夜22時に放送される「量子もつれ」では、アインシュタインも否定した離れた量子同士が同時に同じ状態になるという不思議な現象「量子もつれ」を、科学者たちのドラマと共に解説します。量子もつれの存在証明への挑戦や、量子暗号、量子コンピューターといった未来技術への応用、そして最新CGと分かりやすい比喩による視覚的な表現を通して、難解な量子もつれの仕組みを深く理解できる内容となっています。
GitHub Sub-issuesの使い方
GitHubの新しい機能「Sub-issues」は、issueに親子関係を持たせることで、複雑なタスクを階層的に管理できるようになります。親issueに最大100個、最大8レベルまで子issueを作成でき、GitHub Projectsと連携することで進捗状況を視覚的に把握しやすくなります。親issueからの検索も可能になり、プロジェクト管理の効率化に貢献します。将来的には自動化機能の追加なども期待されており、発展途上の機能です。
AIスクレイピングエージェント構築
LangGraphとFirecrawlを用いて、企業サイトから社長名などの抽象的な情報を抽出するAIスクレイピングエージェントの構築方法が解説されています。LangGraphは全体の流れを制御し、Firecrawlは情報を収集する役割を担い、OpenAI APIを活用してサイトマップから優先的にアクセスすべきURLを選定、社長名などを抽出し、CSVファイルに保存するまでの具体的な手順が紹介されています。
McAfeeドメイン乗っ取り事件
セキュリティ企業McAfeeの技術ブログのドメインが乗っ取られ、アダルトサイトに変更された事例が報告されました。ドメイン期限切れや放棄が原因と見られ、セキュリティ企業であるMcAfeeのドメイン管理のずさんさが批判されています。この事件は、ドメインの適切な管理と、ドロップキャッチ対策の重要性を改めて示しており、企業におけるドメイン管理の重要性と具体的な対策について議論されています。
VSCodeとLLMを使った論文執筆
CyberAgent AI Lab Advent Calendar 2024の記事では、Visual Studio Code (VSCode)と大規模言語モデル(LLM)を用いた英語論文執筆方法について解説しています。Overleaf Workshop拡張機能とVSCodeを連携させることで、OverleafプロジェクトをVSCode上で編集し、GitHub Copilotなどの拡張機能によるコード補完や英文校正、英訳、箇条書きからの文章生成などを活用できます。また、ローカル環境にプロジェクトを同期することでGitによるバージョン管理も容易になります。ただし、ローカル同期は必須ではありません。
M4 Mac miniゲーミングPC運用
Apple Silicon M4チップ搭載のMac miniとMacBookの発売を受け、M4 Mac miniの高性能と低価格を活かしたゲーミングPCとしての運用方法について解説しています。具体的には、ネイティブアプリ、PlayCoverによるiOSアプリ実行、Rosetta 2によるIntel Macアプリ実行、WineによるWindowsアプリ実行、Parallels DesktopによるWindowsアプリ実行の5つの方法を紹介し、それぞれの快適性や原神などのスマホゲーム、オンライン対戦ゲームにおける動作状況、アンチチートシステムへの対応状況などを詳細に説明しています。
2024年のLinuxカーネル開発
2024年はLinuxカーネル6.7から6.12まで6つのメジャーバージョンがリリースされ、Bcachefsのサポートが開発者の問題行動により不透明になった一方、長年メインラインに存在したReiserFSが完全に削除されました。また、リアルタイムLinuxサポート(PREEMPT_RT)が実現した一方で、ロシア人開発者12名がメンテナーリストから削除されるという出来事も発生しました。
業務におけるRust開発Tips
Rustを用いた業務開発における実践的なTips集で、Docker環境のみならずaarch64環境など様々な環境への対応方法、cargo fmtやclippyといったツールの活用とCI連携、効果的なエラー処理、デバッグ手法、panic処理、ログ出力、エラーハンドリング、バックトレース取得のベストプラクティス、モジュール名、マクロ、traitの利用指針、Builderパターン、ログ出力に関する議論、パス表記、エラー処理ライブラリ、ログライブラリの選定基準などが具体例と共に解説されています。
Devin.aiによるコード修正自動化
西尾泰和氏がDevin.aiというAIアシスタントを用いてGitHubリポジトリのコード修正やテスト自動化を試みた体験記です。Devin.aiはコード修正提案、Pull Request作成、環境構築自動化まで行いましたが、生成コードのテスト不足により人間によるレビューと修正が必要でした。AIの有効活用にはテスト環境整備と明確な指示が重要で、今後の課題はAIと人間の協調作業の効率化とAI生成コードの品質向上です。
フロントエンドにおけるPython活用
PyScriptはAnaconda社が開発した、HTML内でPythonコードを実行できるフレームワークで、ブラウザ上でのPythonとHTMLを組み合わせたWebアプリケーション開発を可能にします。データ可視化や簡単なバックエンド処理をPythonだけで完結でき、オンライン環境での無料利用が可能で環境構築も容易なため、Python初心者でもWebアプリ開発に挑戦しやすくなっています。
スターレンタルサーバー
スターレンタルサーバーは、無料プランでWordPressを利用できるレンタルサーバーで、容量3GB、月額0円、複数サイト構築と無料独自SSLに対応しています。3ヶ月毎の契約更新が必要ですが、WordPressのインストールやSSL化も容易で、初心者でも手軽に複数WordPressサイトを構築可能です。
2025年のPC市場予測
2024年はAI関連のPC市場が大きく変動し、Intel、AMD、Qualcommの3社がPC用プロセッサ市場で競争を繰り広げ、MicrosoftはAI処理に特化した「Copilot+ PC」構想を発表、QualcommのSnapdragonはそのNPUで中心的な役割を果たしました。消費電力とAI処理能力のバランスが、今後のPC選びにおける重要な要素となると予想されています。
AIディープフェイクポルノ対策
AIを活用したSNS炎上対策システムが開発され、炎上リスクのある投稿を事前に検知する機能が搭載されています。このシステムは投稿の感情分析やリスクスコア算出を行い、2023年の実証実験では高い精度を示しました。今後はシステムの精度向上と実用化を目指しています。一方で、AIを使ったディープフェイクポルノの拡散が問題となっており、卒業アルバムの写真が狙われるケースも増えているため、卒業アルバムに写真を掲載しない学校が増える可能性も懸念されています。
Passkeyのフォールバック戦略
パスキー導入済みサービスにおいて、パスキーが利用できない場合の代替ログイン・復旧方法として、フィッシング対策の観点からパスワードやOTPは不適切であり、Email Magic linkやDevice flow/CIBA with user_codeといったフィッシング耐性が高い方法が検討されています。複数手法の組み合わせが重要ですが、アタックサーフェースの拡大には注意が必要です。デジタル認証アプリやDigital Identity Walletも有効な手段ですが、普及状況が課題となっています。
実家Wi-Fiルーターのリモート再起動
年末年始の実家への帰省時におけるWi-Fiルーターの遠隔再起動方法を、IoT機器を用いて検証した記事です。Gosundスマートプラグによるタイマー機能を利用した方法と、Wi-Fi接続が途絶えてもBluetoothで操作可能なSwitchBotスマートプラグとリモートボタン、そしてSwitchBotボットによる電源タップの自動操作という3つの手法を試行し、それぞれのメリット・デメリット、特にWi-Fi完全切断時の対応や適切な電源タップの選定における課題などを詳細に解説しています。最終的には、状況に応じてSwitchBotプラグミニとリモートボタン、またはボットを使い分けることが最適解として提案されています。
Ghosttyターミナルエミュレータ
HashiCorp創設者がZig言語で開発したターミナルエミュレータGhosttyを試用した記事です。設定不要で多くの機能がデフォルトで使用でき、WezTermと比較して設定ファイルの行数が大幅に削減されている点が特徴です。macOSに最適化され、洗練されたUIとWezTermと同等の速度、日本語入力への対応も確認されています。
NanoKVMと自宅サーバー
NanoKVMは、自宅サーバーを遠隔地から管理するための小型リモートKVMで、SSH接続が不可能な場合でもコンソール操作や電源制御を遠隔で行えます。価格は送料込み約1万円と安価で、PiKVMと比較して約1/5の価格を実現しています。省電力設計でセットアップも容易な上、Tailscaleに対応しているためVPNは不要です。ただし、セキュリティ設定の甘さや、競合製品の登場が今後の課題として挙げられます。