- Microsoft Windows 365の新発表
- REALFORCE RC1キーボードレビュー
- Microsoft 365 Copilotの新機能
- 外部モニター配置によるレイアウト問題
- iOS 18.1の新機能
- React Native開発の現状
- Microsoft Flight Simulator 2024
- 非同期タスクのメトリクス収集
- dbtを用いたデータパイプライン構築
- エンジニアリングマネージャーのキャリアパス
- SLO導入事例
Microsoft Windows 365の新発表
マイクロソフトはクラウドPC専用シンクライアント「Windows 365 Link」を発表し、2025年4月より一般販売予定です。これはWindows環境をクラウドから配信する「Windows 365」を利用するためのコンパクトでセキュアなデバイスで、複数のモニターやWi-Fi接続に対応します。また、Windowsの再起動頻度を削減する「Windows Hotpatch」も発表しており、重要セキュリティ更新を再起動不要で適用可能になり、Windows 11 Enterprise 24H2やWindows 365でプレビュー提供中です。Windows 365 LinkはMac Miniに似たデザインで349ドルで販売され、4K解像度、4ポートUSB、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3などの機能、Microsoft TeamsやCisco Webexなどのビデオ会議ツール、Microsoft 365 Copilotへの対応も特徴です。Windows Server 2025にも同様のホットパッチ機能が搭載されています。
REALFORCE RC1キーボードレビュー
東プレが発売した小型キーボード「REALFORCE RC1」(3万5,860円)は、REALFORCEシリーズの特徴である静電容量無接点方式のキースイッチを採用し、フルサイズキーボードよりも小型ながら主要キーの配置やサイズは維持されています。キーボードソフトウェアによるアクチュエーションポイントやキーマップのカスタマイズにも対応しており、HHKBとの比較ではF1~F12キーとDelキーが物理的に配置されている点が挙げられます。
Microsoft 365 Copilotの新機能
マイクロソフトはMicrosoft 365 Copilotの新機能として、Teams上で利用可能な音声同時通訳機能を発表しました。9言語に対応し、話者の発言内容をリアルタイムで翻訳、音声として出力するもので、翻訳された言語で話しているように聞こえるよう音声をシミュレートする機能も備えています。2025年初頭からのプレビュー提供を予定しています。
外部モニター配置によるレイアウト問題
外部モニターをメインモニターの上部と左側に配置した場合にのみ、BBCナビゲーションバーが破損するバグが発生しました。原因は、モニターの解像度とスケーリングの違いにより、CSSカスタムプロパティの計算が正しく行われず、レイアウトが破綻したことです。カスタムプロパティをCSS変数に変更することで問題は解決しました。
iOS 18.1の新機能
iOS 18.1では、iPhoneの通話機能が強化され、通話録音機能とライブ留守番電話機能が追加されました。通話録音は画面左上にアイコンが表示され、相手への通知が行われた上で録音され、メモアプリに保存されます。ライブ留守番電話は、留守電メッセージをテキスト化して表示する機能です。これらの機能は、通話内容の記録や確認を容易にし、利便性を向上させるものです。
React Native開発の現状
React Nativeの進化とExpoの普及により、ネイティブ開発知識不要で、サードパーティライブラリの利用、パフォーマンス向上とスムーズなアニメーション処理、容易なOTA更新による迅速なアプリアップデート、Webアプリ構築も可能になったことを解説しています。
Microsoft Flight Simulator 2024
11月19日に発売された「Microsoft Flight Simulator 2024」は、1982年発売の同シリーズ最新作で、船舶や動物など世界中のデータを網羅し、地球全体をリアルに再現しています。800名に増強された開発チームは専門家やコミュニティと協力し、初心者にも分かりやすいプレイガイドも追加しました。Microsoft CEOのサティア・ナデラ氏も、最新技術を体感できる点を高く評価しています。
非同期タスクのメトリクス収集
非同期タスク処理におけるメトリクス収集方法について解説しており、キューの滞留タスク数、滞留時間、処理件数、処理時間を収集し、CeleryのFlowerではなくカスタム実装でDatadogに送信、可視化することで、キュー詰まりやボトルネックを特定する手法を紹介しています。
dbtを用いたデータパイプライン構築
IVRyという対話型音声AI SaaSにおいて、プロダクトへのデータ転送パイプラインにdbtを導入した事例を紹介しています。dbt導入前は集計クエリの開発・検証が困難でしたが、dbt導入により集計処理の検証が容易になり、データモデルの管理、データ転送時のエラー検査も強化され、誤ったデータ転送の防止に繋がりました。今後の課題として複数のdbtプロジェクトの管理方法が挙げられています。
エンジニアリングマネージャーのキャリアパス
エンジニアリングマネージャーへのキャリアパスは、技術畑からの昇進とマネジメント畑からの昇進の2種類があり、前者であればマネジメントスキル、後者であればエンジニアリングスキルの習得が求められます。マネジメントスキルは研修や書籍で、エンジニアリングスキルは研修や独学で向上させることができ、チーム活動や勉強会への参加もエンジニアの視点理解に役立ちます。
SLO導入事例
ZOZOテクノロジーズのブログ記事では、同社ファッションECサイト「ZOZOTOWN」の決済システムであるFAANSへのサービスレベル目標(SLO)導入事例を紹介しており、ユーザー重視の達成基準設定、レイテンシーと可用性に重点を置いたSLI/SLO選定、定期的なSLO定例会議やSLO-DR(ADR形式によるSLO定義変更記録)といった運用プロセス、そして意思決定の明確化、信頼性向上、他チームとの連携円滑化などの効果について詳細に解説しています。特に、SLOの早期導入によるSLO文化の浸透やソフトウェア設計への貢献、事業初期段階からの信頼性重視といったメリットを強調しており、SLO導入を検討するエンジニアにとって貴重な事例となっています。