- 光量子コンピューター開発
- TSMC AIチップ供給停止
- Mac mini 2024年モデルレビュー
- Intel Coreプロセッサ不具合
- 撮り鉄迷惑行為
- テレビ朝日障害の原因
- ゲーミングミニPC
- AI開発企業Anthropic
- ペイントとメモ帳AI機能
- ゲーム市場参入
- JavaScript関数命名
- 若手エンジニア
- アンチチートツール
- MySQLデッドロック
- プロキシとVPN
- 利きプロセススケジューラ
- Rails 8.0.0リリース
- AIフェスティバル2024
- Rust言語最新情報
光量子コンピューター開発
理化学研究所などが光を利用した新しい方式の量子コンピューターを開発しました。このコンピューターは、離れた物質間で情報を瞬時に移動させる量子テレポーテーションを利用し、従来のコンピューターよりも大規模な計算を可能にすることが期待されています。現状では実用レベルには達していませんが、将来的には神経回路のモデル計算などへの応用が期待されています。開発チームは研究者との共同研究で改良を進め、研究開発を加速させていく予定です。また、AI分野の研究者などとの連携も予定しており、今後の発展が注目されます。一方、NTTはNFTマーケットプレイスを開設し、プロ野球チームの限定グッズや体験などが当たるNFTを発行しています。NFTの発行にはFixstars Amplifyのプラットフォームが使用されています。
TSMC AIチップ供給停止
台湾のTSMCが、アメリカ政府による中国への先端技術輸出規制に従い、中国企業への7nm以下のAIチップ供給を停止したことが明らかになりました。対象は携帯電話など一般向けの製品を除く、回路線幅7ナノメートル以下の先端技術を使ったAI半導体です。TSMCは、米国の輸出規制を順守するため、中国顧客への供給を停止し、中国企業は代替供給元を探す可能性があります。
Mac mini 2024年モデルレビュー
2024年モデルのMac miniは、SSDがモジュール式で交換可能であることが明らかになりました。Appleは修理ガイドの提供を予定しており、ユーザー自身でSSDを交換できる可能性があります。iFixitが実施した分解では、256GB SSDから512GB SSDへの交換が問題なく動作することが確認されています。また、M4チップ搭載のMac miniでは、SSDのアクセス速度が向上しているとの報告もあります。M4 Pro/Max搭載のMac mini/MacBook Proには「高出力モード」が追加され、電力消費とファン回転数を上げることでパフォーマンスが向上します。Mac mini (2024)の電力消費は、待機中は4Wと低消費電力ですが、CPU最大稼働時はM4が64W、M4 Proが140WとM2チップより高いことが判明しています。ベンチマークテストでは、CPU性能はWindows搭載ミニPCと比較して拮抗または優位で、特にシングルコア性能が優秀であることがわかりました。
Intel Coreプロセッサ不具合
Intelの第13・14世代Coreプロセッサに、アプリやゲームがクラッシュする不具合が発生し、ユーザー集団がIntelを相手取り、集団訴訟を提起しました。ユーザー集団はIntelが欠陥を知りながら隠蔽し、欠陥のあるプロセッサを販売したと主張し、差止命令と最大数億ドルの損害賠償を求めています。一方、Intelはすべての製品に欠陥があったわけではないと主張しています。
撮り鉄迷惑行為
相鉄とアドビが、画像生成AIを活用した「撮り鉄」の迷惑行為防止に向けた取り組みとして、写真加工技術の講習会を開催しました。この取り組みは、線路脇の樹木伐採に代わる方法として、AIを用いた写真加工技術によって、撮影者が安全に配慮した美しい写真撮影を実現することを目指しています。
テレビ朝日障害の原因
テレビ朝日が7月に発生した放送障害の原因が、中性子線の衝突による半導体のソフトエラーであることが判明しました。半導体の進化に伴い、ソフトエラーの発生率は上昇しており、今回の障害はその影響と考えられています。
ゲーミングミニPC
サブウーファのような形状のゲーミングミニPC「Falco Prime A2」は、GeForce RTX 40シリーズを搭載し、高いゲーム性能を実現するだけでなく、前面フタ内に8基のM.2スロットを搭載することで最大64TBのSSDを搭載可能、Wi-Fi 7や10Gigabit Ethernetにも対応するなど、拡張性と性能を両立した製品です。クラウドファンディングでは799ドルから出資可能で、出荷は2025年3月を予定しています。
AI開発企業Anthropic
AI開発企業Anthropicが、データ分析会社PalantirとAWSと提携し、米諜報・防衛機関にAI「Claude」を提供することを発表しました。各機関はAWSのホスティングとPalantirの最高セキュリティ環境「IL6」を利用してClaudeを運用することが可能になります。Claudeは偽情報や兵器開発などに利用することはできず、政府機関の任務に合わせた制限付きの使用となります。Anthropicは、Amazonから数億ドルの投資を受ける見込みで、この提携により、防衛機関のAI活用が加速すると予想されます。
ペイントとメモ帳AI機能
マイクロソフトはWindowsの「ペイント」と「メモ帳」にAI機能を追加しました。「ペイント」では、画像内のオブジェクトを追加・消去したり、文章を言い換えたり、文章の長さを変更したりすることが可能になりました。「メモ帳」では、文章の言い換えやトーンの調整などができます。「ペイント」のAI機能は有料の「Copilot+」で先行リリースされ、新機能はWindows Insider Program加入者向けに先行公開されます。
ゲーム市場参入
Appleがゲーム専用アプリストアを立ち上げる可能性、Game Center機能とApp Storeが統合された「App Store型アプリ」、Windows PCよりタイトル数は少ないものの『Frostpunk 2』など新作も登場、開発者がmacOSゲームをiOSに移植可能になったこと、Appleがゲーム内通信に「FaceTime」や「iMessage」の活用を目指していることなどが紹介されています。
JavaScript関数命名
JavaScriptでモーダルコンポーネントを閉じる関数名をclose()
にした場合、JavaScriptの組み込み関数と名前が衝突し、誤った動作を引き起こす可能性があることを解説しています。JavaScriptの組み込み関数はオブジェクトに生えるため、単体でも実行されるため、1単語の関数命名を避け、ESLintでグローバル変数の利用を制限することで衝突を防ぐ方法が紹介されています。
若手エンジニア
この記事は、若手エンジニアが「毎回自分の意見が通ってしまう不安」にどのように向き合うべきかについて解説しており、自信がなくても能力をフル活用して意見を発信し、間違えたら糧にすること、偉い人の発言には重みがあるのは当然で、合理性が同じならより偉い人の意見が採用されること、偉い人が手を抜かず、引っ張っていく姿にモチベーションを感じるなど、若手エンジニアが抱えやすい不安に対する具体的な対処法が示されています。
アンチチートツール
Activisionのチート対策「RICOCHET Anti-Cheat」に欠陥が発見され、ハッカーがこれを悪用して多数の一般ユーザーをCall of Dutyゲームから追放した事件が発生しました。ハッカーは特定の文字列を含むメッセージを送信することで、チート検知システムを欺き、ユーザーを誤って追放していたことが明らかになっています。Activisionは欠陥を修正し、影響を受けたアカウントを復元しましたが、この事件はチート対策ツールの脆弱性と改善の必要性を浮き彫りにしています。
MySQLデッドロック
MySQLでデッドロックが発生した際の挙動を確認するために、わざとデッドロックを発生させて実験した結果について解説した記事です。複数の処理が同じデータにアクセスした場合に発生するデッドロックの原因や、デッドロックによってデータベースのパフォーマンスが低下したり、操作が失敗したりする様子が詳しく説明されており、デッドロックの発生メカニズムや対策方法について理解することができます。
プロキシとVPN
プロキシサーバーとVPNはどちらもオンライン上のプライバシーを保護しますが、プロキシは特定のアプリケーションのみで動作し、VPNはすべてのトラフィックを暗号化します。従来のVPNは中央集権型サーバーを使用しますが、分散型VPN(dVPN)は複数の独立したサーバーを使用してプライバシーを強化し、従来のプロキシやVPNよりも追跡を困難にし、メタデータの収集を制限します。VPNはプロキシよりも包括的なプライバシー機能を提供しますが、無料サービスや単一サーバーVPNはプライバシーを低下させる可能性があります。
利きプロセススケジューラ
カーネルのソースコードを見ずに、プロセスの動作からスケジューラの種類を推測する方法として、「利きプロセススケジューラ」が紹介されています。カーネルのバージョンによって、O(1)、CFS、EEVDFの3種類のスケジューラが存在し、実行するプロセスの数や優先度を変化させて、グラフからスケジューラの種類を判断します。環境AはO(1)、環境BはCFS、環境CはEEVDFであるとされており、プロセススケジューラの種類は実行可能プロセス数や優先度によって決まることがわかります。
Rails 8.0.0リリース
Ruby on Railsの最新バージョン8.0.0がリリースされました。本バージョンでは、キャッシュ機能の強化、SQLiteの本番環境での安定動作、アセットパイプラインの「Propshaft」への置き換え、基本的な認証機能の簡素化、モジュール「Kamal 2」と「Thruster」によるデプロイの容易化など、多くの新機能が追加されています。
AIフェスティバル2024
AIスタートアップのエムニが、製造業向け生成AI活用サービスを提供しており、AIフェスティバル 2024に出展し、ベテランスタッフの暗黙知をAIに変換する「AIインタビュアー」を展示しています。エムニは2023年設立で、東大・京大のAI技術を活用し、24時間AIハッカソンで優勝経験を持つチームです。
Rust言語最新情報
Rust言語のコアコミッターが、Rustの新しいTraitソルバについて解説した記事で、新しいTraitソルバが従来のものよりシンプル、高速、正確になったこと、Canonicalizationと呼ばれる手法により推論が強化されキャッシュが簡略化されたこと、不動点反復を用いることでネストしたゴールの評価が効率化されたこと、エラー機構のパフォーマンスが向上しより良いエラーメッセージが表示できるようになったことなどが説明されています。